ペッチャブンを行く 1
3ヶ月ぶりにマシュマロちゃんと一泊二日の旅に出た。僕は日本旅行以来の旅。
行き先はペッチャブンのカオ·コーという高原。
ルーイ県、ピサノローク県との県境付近にあるらしく、モン族もたくさん住んでいて、いちご園も多いらしい。
カオヤイも高原だが、高いところは全部国立公園。カオ·コーはもっと標高に所まで人が住んでいて、小規模なリゾートが無数にある。
行き先はマシュマロちゃんが決めた。
名物の雲海が見たかったかららしい。チェンマイの天空の村に住んでいたのに、どうして雲海がみたいのか知らないが、僕にとっては二人でリラックス出来れば何処でも良かった。
カオヤイから北へ北へとタイ中部の農村を抜けて車を飛ばした。
何もないタイの農村の風景が僕は好きだ。
この日は運天で陽射しがなかったが、それでも緑が眩しかった。
何処までも続く広い湿った大地は未だに僕の目には新鮮だ。
約4時間でカオコーに着いた。
ビューポイントとして有名なのが、カオコーの郵便局。
ここで標高が900メートルもある。乾季には気温が下がって、毎日の様に眼下に雲海(地表の濃い霧)が広がる。今日は雨季で雲はあと100メートル高いところにあった。
予約したホテルに昼過ぎにチェックインして、近くのレストランで昼食。気温は22.8℃。風が下から吹いてきて、半袖では寒い位だった。
レストランからみたカオコー。遠くの白い部分は雨。
高原らしい風景。
高原には温帯の美しい花が咲く。
僕らが泊まったホテル。この辺りでは一番モダンな鉄筋コンクリートのホテルを選んだ。
二階のデラックスビュー。この辺りのホテルは何処も少し割高感がある。乾季には、早目に予約しないと取れない程賑わうらしい。この時期の昼で22.8℃だから、乾季の朝夕は避暑を通り越して、寒いくらいになるんじゃないだろうか。
部屋はきれいに掃除されていて、アリ一匹居なかった。タイでは珍しい程清潔な部屋だった。
昼食後は、チュンサレーン国立公園ヘ行ってみた。
何もない国立公園だった。
公園の奥に入れば、野生動物が見られるらしいが、道が険しくヤリスでは無理と言われて止めた。
続いて、風力発電所。山をぐんぐん登るとモン族とリス族が住む村がたくさんあった。どうして彼らは山に住むのか分からない。
この丘には、何時も強い風が吹いている。だから、雲海はない。
風力発電器が20機あった。
その直ぐ麓に大きないちごがあったので行ってみた。
この下の急斜面にいちご園があった。お店もあって何から何までモン族だと思ったら、マシュマロちゃんのモン語の名前を呼ぶ声が。
従兄弟がやっていたいちご園だった。偶然の遭遇に話が弾む。
上手に描けていて感心した。花がケシであるのが笑える。
マシュマロいちご園と同じ帽子も売っていた。
ホテルに戻って、近所のタイ飯屋で調達した夕食をベランダで食べた。
僕は少しウイスキーを飲み過ぎたみたいだ。
広い窓から遠くまで見果たせる部屋だった。
一晩中、強い雨が降っていた。
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