トヨタ カオヤイの無責任

あんまり腹が立ったから実名を出すが、ナコンラチャシーマのパクチョンにあるトヨタ カオヤイの無責任さと、従業員の有り得ない横領に、僕たちは多くの時間を無駄にした。それだけならいいが、気分を害したなんてもんじゃない。全く持って不愉快な話。

横領した社員は、ほんと酷い野郎(カトゥーイだけど)だが、それよりもトヨタの態度に腹が立つ。

詳しく書くと腹が立つので、粗筋だけ書くと、

①トヨタ カオヤイでヤリス(日本のヴィッツに相当)を買った。

②後日、トヨタ カオヤイの事業所でヤリスのスポーティスカート等を注文し、販売員にお金を支払った。

③4ヶ月経ってもスカートは届かない。この間、アポイントを取って5回位、車をトヨタ カオヤイに持っていったが、行くと明日になったとか、来週になったとか、違う色が届いたので交換しないといけないとか言われ、一向にスカートは付かなかった。どうも怪しいと感じた。

④あまりの異常さにスカートをキャンセルし返金するようにトヨタ カオヤイ言ったら、そのカトゥーイ従業員は首になって会社に居なかった。

⑤トヨタ カオヤイは、会社には注文を受けたと言う証拠がなく、会社が感知してない話だと言う。従業員の横領であって、会社は責任を取らないと主張。しかし、横領した従業員を(会社がじゃなくてお客さんが)警察に訴えるのには協力すると言う。

僕は、「会社の事業所で、会社の製品を、会社の従業員にオーダーしてお金を払ったのだから、これは客と会社間の売買契約であって、従業員が横領したとしても、会社が責任を持つべき」と主張。

こうして意見対立。腹も立つことしきり。被害金額は24800バーツ。8万円余りだが、僕らにとっては安くない。

⑥トヨタ カオヤイと一緒にパクチョンの警察に2~3回通って事情を説明し、証拠の書類を提出する。この時、担当の警察官(パクチョン署内では上級職)は、「会社の事業所内で会社の製品を従業員が売った訳だから、お客さんに対しては会社が責任を持つべきでしょうね。仕事で車を運転して交通事故になったとき、会社が責任を持つのと同じだよ。」

と采配してくれた。

「しかし、こう言う話は民事であって、警察が手を出す話じゃないので、トヨタが責任を取らないと言うなら民事訴訟を起こすしかない。ただ、明らかに横領であるので、その点は刑事事件として警察で対処出来る。」

と言う事になった。まあ、まともな判断だろうと思った。

⑦警察は本人とその親に、「直ちに横領したお金を返さないと逮捕することになる。」と言う趣旨の警告書を郵送した。

⑧しかし、期日までに返金されないので、再度警察に行って状況を説明した。

⑨横領したオカマ野郎は、「返したくても、ない袖は振れない。あと、数日待ってくれれば返す」と主張。あと数日、あと数日で4ヶ月も待たせた奴だから、あと数日で返すわけないが、ここは一つタイ警察に任せることにする。

⑩トヨタ カオヤイから、横領した社員は解雇してもう社員ではないから、会社は関係ないと言わんばかりのレターが届く。

以上。今日現在、お金は帰って来ていない。

おかしいでしょう?

先ず、お客さんから預かったお金を自分の懐に入れて使ってしまうと言う点が、日本では滅多に有り得ない異常行為だが、タイでは普通に起こる。僕の会社でも、すぐにバレるに決まっているのに、現金を持たすと私用で使ってしまう、つまり横領した社員が複数いた。

タイの会社の調達部門の社員は5割が横領していると言う話もあるくらい、タイでは横領は日常茶飯事。先ず、この違いに腹が立つ。

次に、会社の対応。僕の主張や警察の采配をも無視して、会社が責任放棄するのは、実にけしからん。トヨタ カオヤイの中間管理職は、「自分も会社が責任を持つべきと思うが、上(会社)が納得しない」と言う。日本のサラリーマンも良くつかうセリフだが、その種の責任逃れなど聞いても仕方がない。自分だけ良い子になってどうする? 自分自身が会社だと言う気運を持って欲しいものだ

日本だったら、社員の不始末に対して、先ずは社として謝罪し、お金を弁償するのが普通じゃないかな? 弁償で会社から出て行ったお金は、会社が元社員から取り戻せば良い話だ、と思うが?

日本を代表する優良企業なはずのトヨタの看板の下で、こんな酷い目に合わされるなんて、日本人として悲しい。僕は愛知県豊田市出身で、父もトヨタ系の会社で40年も働いてきた。トヨタ カオヤイのマネージャーは多分日本人ではないだろうが、僕は言いたい。

トヨタの社員よ、こんなことで良いのか?

Related Entries

Comments

No title

Twitterに書けば一瞬で拡散するでしょwww

Re: No title

三菱です🤣

No title

僕もにひタイさんと同意見です。

以前BMWを買い5年乗りその後同デイーラーで新車代替えしましたが、2台目の車が最悪で結局何度も修理しても治らずあげくのはてには修理完治しなと言われました。修理期間出たり入ったり6ヶ月くらいでした。
幸いセールスの方がとても良い方で何処かに転売しかなり損はしました。気持ちはモヤモヤままでしたが事はおさまりました。
販売した代金を頂きその後は、二度とBMWは、買わないと決めました。
ハムケンさんとは、逆でデイーラーの対応が悪くセールスさんが困り果ててました。
きっとセールスさんも会社の上司に言えば自分のポジションも危なくなるのでしょうね!
新車6ヶ月の車が治らないのですよ! どうですか?
不思議な国です。それとも日本人の考えが普通ではないのでしょうか?

ダメ元でも何とか頑張ってお金も取り戻し気分スッキリして下さい。
そう言えば農園の土地のオーナーの仕事用ピックアップトラック トヨタでしたよね!

No title

タイの自動車ディーラーは地元の業者が自動車販売会社と契約しているケースがあり、
日本の直営ディーラーほど自動車メーカーの影響を受けません。
見た目は直営ディーラーですけどね。
ディーラーによって、納車時期が何ヶ月も違ったり、
定期点検時などに車内に置いておいた品を盗まれたり。

そんな私はフォード・チョンブリで痛い目にあいました。
ちなみにフォード・チョンブリの幹部はベンツやミニで堂々と通勤してます。
フォードの場合、ディーラー各社とも対応が悪かったようで、
オーナーが被害者団体をつくってバンコクで抗議集会をしましたね。
ニュースになりました。

トヨタはフォードよりはマシとは思いますが、
契約ディーラーの場合、社長は地元の有力者かと思います。
バンコクのトヨタが苦情を申し入れても無視するような気がします。

地元の警察幹部か実業家など経由の方が効果あるかもしれませんね。
すなわち、彼らに動いてもらうにしても多少の”袖の下”が、、、。

No title

タイトヨタの本部、何処かな?バンコクの何処か?
そこに電話して、日本人と話をさせてもらう。
そこで、今回の件を話してそのディーラーにクレームを入れてもらう。もし、その日本人の動きが悪かったら、タイトヨタの本部に直接乗り込んでもっと上の日本人のお偉い様と応接室で話すか、または日本のトヨタ本社に連絡して対応してもらう。

No title

今回とは違いますが、以前に自分がタイの郵便局でEMSのトラブルがあった時に、タイの郵便局が動いてくれなかったので、日本の郵便局にクレームを入れました。
日本の郵便局も、自分のEMSタイの郵便局から一定の報酬を受け取っているのだから、責任の一端はあるのではないかと。
その後は、日本の郵便局が非常に良い対応をしてくれましたし、タイの郵便局に対してクレームも入れてくれました。

望みは薄いし大変そうですが、日本のトヨタに今回の件を相談してクレームを入れてみたら、どうですかね?トヨタカオヤイは、トヨタのディーラーで、一販売店ですよね(トヨペットのような)
しっかりとした証拠と経緯を説明すれば、トヨタ本体も、海外ディーラーの横暴にはクレームを入れてくれるかと思います。たぶん。。

Re: なんと

横領するような人はこの一件だけなはずがないですね。聞いてみると、会社の同僚からもお金を借りまくって、ドロンしたようです。
きっと、会社からも他の手口でお金を横領していることでしょう。
中間管理職に聞いてみましたが口を割りません。

Re: No title

sampoさんもコラートで苦労されましたね。
どうして人の金で用途が決まっている金を自分の金のように使ってしまうのか、そこが不思議ですね。
殆どの販売店では、従業員がお客から預かったお金を家族の金庫番に渡し、金庫番がお釣りを従業員に渡し、従業員がお客にお釣りを手渡すという方式を取ってますね。
価格が決まっていて一切の割引がないなら出来ますね。機械化してレジスターにやらせても良い。
ただ、値引きはどうしても必要だし、客から預かったお金をそのままポケットに入れて知らん顔されたらおしまいです。
どうしたら良いのか四年経ってもわからない。

異国

ただただ、呆れる対応ですね。
会社で雇った従業員なのに…

Only the administrator may view.

Only the administrator may read this comment.

なんと

タイには、使用者責任というのがないんでしょうかね。

横領の点もお金を返しても日本なら、横領した時点で逮捕、返金すれば執行猶予、少額なら起訴猶予というところで、ただじゃ済まないでしょう。

Only the administrator may view.

Only the administrator may read this comment.
Private comment

訪問カウンター

Online

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

ハムケン

Author:ハムケン
サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

カレンダー
09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
サイト内検索
最新記事
カテゴリ
カテゴリ別記事一覧
月別アーカイブ
最新コメント
RSSリンクの表示
ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
海外情報
1位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
アフリカ
1位
サブジャンルランキングを見る>>
現在閲覧者数
現在の閲覧者数:
閲覧者数
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる