もう辞めた。そうだ、タオ島に行こう!
日曜日。午前中に新しいポンプを使って、ラムタコーンから溜池に水を送った。
僅かに溜池の水位が上がったかのように見えるが、大きな変化はなく、使えたとしても一日分あるかどうか。
新ポンプの設置は最後の賭けだったのに、ラムタコーンの上流からの水は来ず、川から水はもう汲めなくなってしまった。
いちごの方は結構な数が成り出したのに、そして日曜日なのに、どう言う訳かお客さんは疎らだった。
『数日前に近所に住む日本人女性がいちご狩りに来て、その様子をブログに書いてくれた。そのブログはここ。』
ソンクラーンが過ぎて、皆の行きたいところは海に代わり、カオヤイに来るのは外国からの観光客だけ。
がっかり。
しかし同時にいちご売りももう飽きた。ブアレーオ。
もう嫌だ。もう辞めたい。
折角、頑張って新ポンプを設置したのに、いちごに水がやれない。やれたとしても今日まで。明日はきっと水が無く、いちごは萎れる。
「ああ、もう飽きた。もういちご園やめて、僕らも海にでも行きたいよ!」そう言うと、
「辞めちゃいましょうか? タオ島に行きたいって言ってたわよね。お店閉めて今からタオ島とサムイ島に行きましょうよ!」
何時も仕事に真面目なマシュマロちゃんが意外な反応。
「でもなあ、いちご勿体無いよなあ。」
「水は無いし、お客さん来ない。どうせ売れないから勿体無くない。もう辞めましょう。」
「そうだよな、もういいよな。今まで休み無しで良く頑張ったよな。ポンプは来期使えるしな。それに、今から行けば、まだ海は荒れてなくて綺麗らしい。来週じゃ、どうなるか分からない。」
昨日から来ていた友人たちが帰った1時間後、僕達は突発的な方針変更を決意し、慌てて店を片付け出した。
お店を閉め終わったところにファランとタイ人妻の家族がいちご狩りがしたいと言って来た。
「はい、どうぞ、どうぞ。今日は沢山いちごありますよ。しかもタダ。もうお店は閉めたので、好きなだけ持って行って下さあい。お金払わくて良いです。」
そう言って、お客さんを残して僕らは家にシャワーを浴びに帰った。
まだホテルも渡船も予約してない。それは、行く途中に車中で計画すれば良い。行き当たりばったりである。
家を出たのは午後一時。
マシュマロちゃんがヤリスを運転し、僕がネットで諸々調べた。
その結果、次の計画となった。
1日目:車を飛ばし、チュンポーン県のLomprayah桟橋付近の宿で一泊。到着予定時刻は午後10:30。
ホテルはアゴダで予約。Starlight beach resort 1300バーツ。
寝るだけなので、どんなホテルでも良かったが、そこがアゴダで一番近い順浜辺にあった。
2日目:翌朝、7:00 ロンパヤーLomprayah桟橋 高速カタマランでタオ島に。片道一人600バーツ。8:30タオ島到着。この行き方だと、スラタニーからフェリーで渡るよりずっと早く行ける。
タオ島のホテルはマシュマロちゃんが気に入ったBeach Club by Haatian。島の南端シャーク湾のティアンビーチに在る。船着場から送迎がある。アゴダで予約。一泊3500バーツ。ここで二泊。
4日目:朝 10:15 高速カタマランでチュンポーンヘ。午後ひたすらカオヤイに向けて走り、夜の9:30に帰宅予定。
翌朝は朝6:00にマシュマロちゃんはチェンマイに向けて出発しないといけないので、このスケジュールとなった。残念ながらサムイ島は次回ということに。
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