またもや携帯死す
マシュマロちゃんがパクローン市場で僕の携帯をコンクリートの上に落としたので、保護ケースもスクリーン保護シートもしてなかった無防備な僕の携帯はひどく壊れてしまった。
無防備の理由は、ASUSのケースやシートなんてバンコクのMBKにでも行かない限り手に入らないから。
一時しのぎ的な格安モバイルだったし、スクリーンにヒビが入っても普通に使えたのでそのまま使っていたが、そのうちに割れたガラスが徐々に取れていき、中の基盤が見えるようになってしまった。
これではちょっと濡れただけでも壊れそうだし、それ以前に指が危ないので、修理するか買い換えるしかないなあと思っていた。
そんな時、日本人の美人妻を持つ携帯屋のジョーがお店に顔を出した。
彼は近くの一等地に三店舗目を開店して、そのために僕のいちご園の前を毎日何度も通っていたらしい。
「いつも車がいっぱいで繁盛してますねえ。」
「週末は凄かったけど、平日はガラガラですよ。」
「携帯は問題なく使えてますか?」
僕は壊れた携帯を差し出した。
「うわああゝ」彼の顔が歪んだ。
「すぐ修理の手配します。」
と彼は言ったが、修理には普通3週間かかると言う。3週間も携帯なしでは生きていけないので、
「安くて良い携帯ある? 今度はサムスンでいいんだけど。」
「J7プライムが有りますよ。8990バーツで32GBのSIMとGlassの保護シートが無料で付いてきます。」
彼にとっても僕にとっても有り難き巡り合わせ。
「じゃあ、見てみたいから持ってきて!」
彼が持ってきたのはピンクゴールド。ピンク好きの僕の心にグサッ。
則買してしまった。
夕方には定期市(タラートナット)でショッキングピンクのケースを購入。
やっぱ普及機は楽だわあ! こんな田舎の市でケースが買えるなんて。
彼がお店でセットアップしてきてくれたので、何の苦労もなく乗り換えが済んだ。
ピンクピンクでマシュマロちゃんに取られそうになった。