気持ち悪い僕の足2
昨夜、恐ろしく気持ちの悪い穴だらけの足の裏について調べたら、
点状角質融解症
だった。
これは不潔で湿った状態が長引いた時などに、常在細菌が異常繁殖して起こる感染症とのこと。穴は、細菌が出す酵素に依って皮膚が溶けるかららしい。
ならば細菌を殺してやろうと、日本から持って来ていた塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)で消毒し、扇風機で足の裏をよく乾かし、これでもう大丈夫だろうとベッドに入った。
ところが、始めはむずむずだけだった足の裏や指の間がだんだん痛くなってきた。そのうち、その痛みは激痛に変わり、痛くて痛くて一晩中眠れなかった。点状角質融解症では通常痛くはならない。常在菌じゃなくて、いちご園の泥の中にいる何か悪い菌が感染したのだろうか?
痛くて眠れないので、途中何回か起きて、シャワーで足を洗い直し、今度はポビドンヨードのうがい薬で消毒し、抗生剤を飲んだ。買い置きしてあったはずの抗生剤の塗り薬や抗炎症剤は、何故か何処にも見つからなかった。
日が変わる頃には、痛みは治まるどころかますます痛くなり、歩けない程になってしまった。こんなに痛いのは滅多に経験したことない。足の指や裏が痺れても来た。足の指の間の皮膚は溶けてなくなり、細菌が奥まで侵入したようで、皮膚ではなくて骨や足の甲まで痛くなってきた。しかも発熱してきた。
これはヤバイことになったと感じた。
眠れないまま朝になったので、足に泥が付かないようにビニール袋を履き、腐れの職人足袋ではなくて普通の長靴を履いて、いちご園に出勤した。
いちご園は水浸しの泥まるけ。
ラムタコーンは再び増水して氾濫寸前。
痛い足を引き摺って、なんとかいちごに肥料液を上げることが出来た。
お昼に薬局でゲンタマイシン軟膏と痛み止めのパラセタモンを買ったら、もう働く意欲は無くなった。痛くて歩けないのに野良仕事は無理。まず、この足を治さないと何にも出来ないと思い、午後の仕事は中止して部屋に戻った。
もう一度患部を綺麗にし、ゲンタマイシン軟膏をしっかり塗ってベッドに横たわった。
災難だ。
もう泥には入りたくなくなった。
追記
抗炎症剤、抗生剤をしっかり飲んで、ゲンタマイシン軟膏を塗ったら、痛みは治まってきた。この分だと、明日は普通に歩ける。
ただ、どの靴もばい菌だらけだし、フィールドは泥だらけなので、再発が恐いです。