ホワイトアロー号
タイに来てすぐに買ったのはチャリンコ(自転車のこと。愛知の方言かな?)のレッドアロー号(初期のブログだけど読んでないなら見てみてちょ。)
あの時はバンコクで自転車通学なんて貧乏臭いし危険極まりないと言われたが、今では自転車はハイソ生活のシンボル。
バンコク市内にも自転車専用路線が整備されて来たし、観光地の至るところにサイクリングロードが出来てきた。カオヤイやワンナムキアオにももちろんある。
モトサイよりも高いチャリンコでカオヤイ辺りを漕ぎ漕ぎするのがステータスになったのだ。
あの時僕は時代の先端を走っていたんだ(笑)
そのレッドアロー号は、引っ越しの時トラックに載せきれなかったので、ノンタブリのオフィスに置いてきた。
前置きが長くなったが、僕は今日ホワイトアロー号を購入した。
ホンダのモトサイのセカンドハンド。(サードハンドかも知れない)
これがそれ。15000バーツ也!
パクチョン市内のオートバイ屋を数軒廻って見つけた。条件はオートマチック車。何故ならマシュマロちゃんやその他の人にも使ってもらう必要があるから。最安値は13800バーツだったが10年物で6万kmで登録証無し。流石にそれは止めて探したら、これが見つかった。試乗でも十分走れたので良しとした。大きなショップで登録証、保障等もまずまず。
買った理由は、これから2つのいちご園をマネージするため、行ったり来たりが頻繁になるが、車は一台しかない。仕事の効率からマシュマロちゃんはワンナムキアオのマシュマロいちご園で寝泊まりすることが多くなる。そうすると、僕はカオヤイ農場に歩いて行くしかなくなるのだが90分かかる。片道90分は流石ににきつい。
実は数日前、マシュマロちゃんと犬も食わない喧嘩をして、僕はカオヤイ農場に置いてきぼりになり、泥まみれで一人歩いて家まで帰らざるを得なくなった。6kmきっかり1時間半。
翌朝、また一人でカオヤイ農場に歩いて行った。幸いカオヤイパリオの手前で、可愛い色白のお姉さん(25歳くらい)が、
「どこへ行くの? 乗ってく?」
と止まってくれたので、ちょうど半分の45分歩いただけで済んだ。
そういうときのお姉さんは、格別綺麗に見えるものだ。
いちご園の前で降ろしてもらい、
「僕、タイ人じゃなくて日本人。ここでいちご園やってるんだ。」
「へえー。広いのね。いちごがココで出来るのね。」
「あと一ヶ月で沢山成るから遊びに来てね。」
マシュマロちゃん止めて、このお姉さんにしよかと思った。
ちょっと話が逸れたが、マシュマロちゃんの方は、数日間帰って来る気はなかったのだが、妹さんから、
「いくら腹が立ってからと言っても、そういう事をしちゃ駄目‼」
と言われ、自分でもトボトボ歩いて帰る僕を想像したら可哀想になったらしくて(実際、自分でも可哀想だったぞ!)、2日目にカオヤイ農場で一人働く僕を迎えに来たてくれた。
それで、今日やっぱりモトサイ必要だよね、と言うことで、パクチョンまで物色に行ったのだった。
今夜はノーヘルメットで二人で美味しいクイッティオヌアナムトックを食べに行った。ちゃんと時速80kmくらい出た。夜のカオヤイは涼しくて寒いくらいだった。彼女が後ろからキュッと抱きつくのを感じ、あの犬も食わない喧嘩は何だったんだろうと思った。
因みに二人ともオートバイの運転免許証は持っていない。でも大丈夫。ここは小学生がノーヘルメットで普通にモトサイ乗ってるところだから。
レッドアロー号でバンコクにチャリンコ文化を拡めたハムケンが(ウソ)、ハイソじゃなくて貧乏人になったら、やっぱりモトサイの方が便利だったという話。