タイの運転免許証をゲット

やっとのことで、ハムケンはタイの自動車運転免許証をゲットした。

僕の場合、

  • ノンイミグラントビザを持っている
  • 国際免許証を持っている
  • 日本大使館に在留届を出していない

という前提条件だったが、その場合、運転免許を得るにはタイの陸運局に行って次のものを提出すればいい。下記は普通自動車運転免許だけの場合であって、オートバイの免許も取る場合は2部必要。

  1. パスポート(原本とコピー)
  2. ノンイミグラント・ビザ(パスポート内に記載、捺印されている)またはワークパーミット
  3. 国際免許証(原本とコピー。ただし条件等が英語で書かれたページのコピーも必要)
  4. 健康診断書(タイの病院で発行されたもの)
  5. 日本大使館領事部発行の在留届出済証明
  6. 手数料305バーツ(写真含む)

ワーク・パーミットがあれば日本大使館領事部発行の在留届出済証明は不要との説もあるが、現在どうなっているか定かではない。

僕の場合、先週の金曜日の午後1時半過ぎに、日本大使館領事部に行って在留届済証明を取りに行った。

在留届済証明を得るためには、当然在留届が提出済でなければならない。僕の場合は出してなかった。

大使館発表の在タイ日本人数が在留届出数から出しているのだとすると、全く正しい数字じゃないだろうと思う。僕はタイに来て3年になるが、在留届を出したことはないし、出す必要性を感じたこともなかった。

タイに居ても在留届を出していない人が相当割合いると思うが、外国に3ヶ月以上滞在する人は在留届を出すことが、旅券法第16条により義務付けられているそうだ。あはは、知らなかった。

では、在留届を出すと、どんなことに役に立つのかというと、在タイ日本国大使館領事部の説明パンフレットによると、

  • 不慮の事故や事件、災害に遭遇した際の安否の確認、日本国内の連絡先への緊急連絡といった援護活動に役立ちます。
  • 当地での長期的な教育、医療、安全等の対策を政府が検討するための基礎資料となる。
  • 在外選挙人登録をする際の確認資料となる

とある。

正直、在留届だけの目的でわざわざ大使館に行くほどのメリットは感じられない。

しかし、タイで運転免許証を得るには、日本大使館領事部発行の在留届出済証明が必要なので、まず在中届けを出して、同時に在留届出済証明を申請した。

申請料は、590バーツ。これが最も高い経費となった。

在留届を出すためには、現住所を証明するものが必要で、通常次のものを提出する。

  1. 住居の賃貸契約書(英文またはタイ語)
  2. 公共料金の請求書

もちろん上の二つは本人の名前でないといけない。

しかし僕の場合、水道も電気も電話も、オフィスビルの貸主の名前になっていたので、1,2の両方の原本とコピーを用意して大使館領事部に行った。

ところが、行ってみると、ノンイミグラントビザを持っている人は上記の資料の提出は免除とのことで拍子抜けした。ちゃんとそのことを書いておいてくれれば資料を用意する手間が省けたのに。。。

本当を言うと、在タイ期間中に住所自体の再編成(換地)があって、正式な住所は変わっていたのだが、賃貸契約や公共料金の住所までは変更していなかったため(会社住所は変更済み)、いまはないはずの古い住所のまま申請した。住所自体の再編成について説明すると、説明もややこしいし、おそらくそれの証明書を役所から取って来いと言われるだろうから止めた。運転免許の住所なんて書いてあればいいのだ。

在留届出済証明は待ち時間10分ほどで貰えた。思ったより早く進んだので、少し気が緩んだ。4時少し前までに健康診断書を持ってチャトチャックの陸運局に行けばいい。お腹だ空いたので、ひさびさにタニヤのらーめん亭のラーメンが食べたくなってタニヤまで行った。これが失敗だった。ラーメンを食べ終わったのが午後3時。

健康診断書は陸運局の直ぐ側にあって、診察なしで5分でもらえるだろうと思ったが、バンコクの渋滞を甘く見てしまった。セントラルワールド付近で動かなくなり、4時までに陸運局に行ける可能性がなくなってしまった。

「今日一日掛けて在留届出済証明を得ただけか?」

地団駄を踏むほど悔しかったが、バンコクの渋滞には勝てない。このように、バンコクの渋滞がもたらす経済損失は計り知れない。すべての予定、約束が渋滞のために狂ってしまうのだ。

仕方なく、行き先をノンタブリの病院に変えた。病院に着いたのは5時5分前。公立病院なので焦ったが、なんとか間に合った。

何もせずに健康診断書を発行してくれると思ったら、ちゃんと血圧測定と医師の面談があった。

体重、身長は測らずに自己申告だった。医師は80歳以上のおばあちゃんで、昔風に胸や背中を叩いて音を聞くのと、喉とまぶたの腫れをチェックしたのみ。

「何か病気はありますか?」と聞かれ、ないと答えたら、「病気なし」とカルテに書かれた。

健康診断書の発行に30分と150バーツかかった。

そして、今日月曜日、朝の10時。資料を揃えていざモーチット陸運局(Department of Land Transport)へ。場所はMRTチャトチャック駅の対面。ビルディング4の2階に受付がある。受付についたのが11時。

外国人だと17,18番のカウンターに行けと言われる。そこは英語が出来る担当者がいる外国人専用カウンターのようだ。しかし、17番は留守。長いこと待って、書類を提出したら、国際免許証の説明ページのコピーがないから取ってこいと言われて取り直し。

次に4階の身体試験。

はじめに信号機の色を言い当てる。ちなみに、青信号の色は「青」ではなくて「緑(シー・キアオ)」と答えないといけない。

次に深度テスト。二つの棒が動き、棒の深度が重なった時点で赤ボタンを押す。僕はボタン操作が分からず思うように出来なかったが、「OKです」と言うので次に。

次は反射神経テスト。青が付いたらアクセルを踏んで、赤がついたら0.75秒以内にブレーキを踏む。1回目は1秒以上かかって失格。2回目はちょうど0.75秒で合格。なんだか危なっかしいが、実際問題ここで落とされることはない。

次に眼の両脇の電球の色を言い当てる試験。視界を診ているのだと思う。

以上4つの試験の所要時間は、待ち時間30分、試験時間5分。

ここで12時になってしまった。

本日の午前中の仕事は終了。というわけで、また待たされるのかと思ったら、カウンターを閉めた担当者が残った外国人を別のカウンターに案内し、

「この人達、あと写真だけだから面倒見てくれる?」と頼んでくれた。頼まれた担当者は人がいいのか、

「良いわよ。さあ、あなたたち、ここに入って座って待っててね。」

頼まれた担当者はなかなかの美人だった。

お金305バーツを払って、写真を撮って、5分で免許証が出来た。

「はい、これでおしまい。有効期間は2年。もう帰っていいわよ。」

全部終了したのが、12時20分だった。

やれやれ、何かと時間がかかるお役所手続きだこと。

だいぶ慣れて腹は立ちにくくなったが、役所関連の計画は時間に余裕を持って行うことが肝心。

Driver Lisence Bur

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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