新いちご園 賃貸契約
昨日、新しいいちご園の土地を借りる契約をしてきた。
うーん、やっぱりタイ人との交渉は難しい。
先方が自ら自分で言った約束事があまり盛り込まれていない。
念のため、数日前にタイ語でこちらの要望を書いて送っておいた。それに対して、
「全部OK」
と言っておきながら、契約書をみると全然OKじゃない。一部しか盛り込まれてない。
でも、その土地はカオヤイでは唯一借りられそうな場所で、他に選択肢はなかったし、立地条件は抜群に良いので、あまりぐたぐた言わずに手を打ってきた。
細かいことは書けないけれど、総合的には「まあ、こんなところだろう」という条件だったと思う。
そもそも、タイ人との間で、細かいことを詰めて契約書に書いてみたところで無駄なこと。タイは契約社会じゃないし、契約を順守しようとする気構えもあまりない。最初にお互いこう考えていましたよという証拠程度の意味しかない。
それに、土地の賃貸だから、たとえ契約書がどうなっていようが、オーナーの方が圧倒的に強く、オーナーがへそを曲げたら借り手に勝ち目はない。タイの法律は借り手を守ってくれない。
だから、それよりもこれからの友人関係というか、協力関係を育ててゆくほうが現実的だし、効果的。要は、気分50,金銭50の世界だから。
「日本のイチゴ狩りに行ったことはありますか? 今年はもうシーズンが終わってしまったけれど、来年時間があったら、日本のいちご園を案内しましょう。」と言ったら、本人も息子さんもたいそう喜んだ。
「うちの父は、いつも畑が気になって何処にも出掛けないから、是非連れ出してください。」というのが息子さんの言葉。
オーナーから「こんな感じにしてくれたら嬉しい」と言って見せてくれた写真は、大して綺麗じゃなかった。僕らのいちご園の方が綺麗にできるだろう。その点は問題ない。
オーナーは、「じゃ後は息子に契約を任せたから」といって、上機嫌で畑に戻ってしまった。
賃貸料とデポジットは息子さんが数えた。サインも息子さんがした。オーナーはあまりお金や契約書の文言などには関心がなさそうだ。
カオヤイのメインロードに100メートル面していて、借りる広さは5ライ(8,000m2)。
平らでとても畑にし易い土地だ。
ここがどう変わってゆくかは、今後このブログの主要テーマの一つになる。
この土地の奥には豊かな自然がたくさんある。
この道は山の手前のクローンまで続いているが、そこで終わっている。
ともかくも契約が済んだので、次なる課題は
- ワーカーをいかにして見つけるか
- 住む場所をいかにして確保するか
の二つ。
後者は3~4件ほど、賃貸物件を見て回ってきた。2500~10,000と幅がある。
一番良さそうなのは、3ベッドルーム、3シャワールーム、一戸建てが10,000バーツ。ちょっと高いし、広すぎる感があるが、たくさんある僕の家具を入れなきゃならないし、ひょっとして一緒に働く仲間の寝所も必要になるかもしれない。自炊できる台所も必要。駐車場もいるし、木陰で休む場所もあったほうがいい。
となると、これまた他に選択肢がなさそうだ。