ペップリーの温泉
「そうだ、温泉に行こう!」
ペップリーをドライブ中に温泉の看板を見て思い立った。
ペップリーの温泉と言っても、マッサージパーラーのことではない(愛しのバンコクコージーは潰れちゃったし。。。。)
ペッチャブリー県の天然温泉のことだ。
ノーング・ヤー・プローン温泉という。บ่อน้ำพุร้อนหนองหญ้าปล้อง
地図では下のココマークの辺り。
今日は休日で、さしてやることがないので、家で悶々としているよりも出かけようということになって、未だ行ったことがないペップリーに向けてドライブに出たのだった。
目的は、タイ最大にして最も自然の残るケーン・クラチャーン国立公園に野鳥と蝶々を見に行くためだ。
そこはバンコクからだと車で2時間半くらいのところ。やはり車があると行動範囲が広がっていい。
実は、ペップリーの手前のラッブリー(ラッチャブリー)県(ラブリーな名前の県だなあ)に楽しそうな天然温泉があって、帰りはそこに寄ろうと思って水着も持参して来ていた。しかし、ケーン・クラチャーン国立公園の少し手前で、ノーング・ヤー・プローン温泉の看板を見つけたので寄ってみることにした。
着きました。
場末感もりもり。観光客わずか。
駐車場に車を駐めてもも、何処に温泉があるのか分からない。地元の人らしき人に聞いて、やっと分かった。
はい、ここが温泉です。
湯気も立ってないし、誰も入ってないし、温泉の匂いはしないし、湯船のそこには枯れ葉がいっぱい溜まっているし、深さが2メートルくらいあって入ったら立ち泳ぎしていないといけないような湯船だった。
湯に触れてみると、確かに暖かい。丁度40度位だったように思う。舐めてみると、何の味もしない。
写真では分かりにくいが、ほんとに深そう。多分足が届かない。こんな湯船にどうやって入れというのだ?
ということで、水着持参ではあったが、ここではお湯に浸かるのを止めた。
他に複数の湯屋らしい建物があって、その中には男女別のお風呂があるみたいだったが確かめてない。
地元の人らしき人から、更に400メートル登ると厳然があるというので行ってみた。
途中、リスを猫くらいの大きさにした動物がいた。
鳥達も流石に多い。この辺りからケーンクラチャン国立公園一帯は野鳥観察のメッカらしい。
大きな望遠レンズを持った写真が趣味そうな人達をたくさん見かけた。
居ました、インコくらいの大きさの黄色い鳥。鳴き声も綺麗。
小鳥も蝶も沢山舞っていた。
トカゲちゃんも元気。
とかやってるうちに、源泉に着いた。
誰も入っていない。というか、源泉なので立ち入り禁止になっていた。
やはり湯気は経っていないが、40度位の温度だった。匂いはなし。
お湯が湧いているところは、泡も出てきている。炭酸ガスかメタンか? とにかく正真正銘の天然温泉だった。近くに火山ななんてないのに、どうして温泉が湧くのだろう。
チェンマイ、チェンライにももっと大きな温泉があるという。
水は無色透明。温泉の底は、如何にも温泉らしく藍藻類が繁殖していて、黄緑色をしていた。
源泉からは足湯が続いていた。
気温が高いので、足湯のありがたさは感じられない。子どもたちが、マッサージとか花売りとかでお小遣いを稼いでいた。50バーツあげた。
「ここのお湯で毎日お風呂に入っているの?」と聞いてみたが、田舎の子供は恥ずかしがり屋で、外国人発音のタイ語は聞き取れないのか、何も答えてくれなかった。
「ここのお湯は飲めるの?」という質問には、首を縦に振って、自分の飲みかけのペットボトルの水を捨てて、源泉から新しいお湯を汲んでくれた。
飲んでみた。
何の味もしなかった。ただのお湯という感じ。温泉によくある藍藻類やバクテリアの臭みもない。
車の中で500mlも飲み空けてしまった。日本人としては、きっと身体に良いだろうと思ってみた。
ヤシの砂糖の塊500ml3つで100バーツだったのでお土産に買った。
マムアン(マンゴー)が1kg20バーツと安かったので、20個4kg買った。
これで、毎日マンゴーヨーグルトスムーシーが飲める。
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