ストックオプションと確定申告(税務署にて)

在職中に貰ったストックオプションのうち、ほんの一部分だけ昨年に実施できたので、確定申告をしてきた。今回得られた所得は100万程度だけど、納税は国民の義務。仕方ないからやってみたが、結構ノウハウや面白い会話を楽しんできたので紹介します。

準備編はこちら。

 

税務署にて

 

月曜なので順番待ち時間は10分程度だった。(無職のメリット)

僕:「一応家で申請書を作って来たたので見てくれますか?」

血だらけの手で書類を出しても、税務署の人は「その手、どうされたんですか?」とも聞かないし、血自体に関心を示さない。あんたら、お金さえ取りゃいいのか? もし、美人タイ人女性だったら、「まあ大変」とか言って、仕事そっちのけで赤チン塗って、包帯巻いてくれてから本題に入るだろうに(と、勝手に想像)。

税務署の担当官(以後、税務署くん)は、ほんの数秒で書類をサッと見て、

「どれどれ、うんうん、これで正しい。これでいいですから納税してください」(おう、やっぱ「確定申告書等作成コーナー」で作った書式でいいじゃんか!)

でも、僕は一応税額を確認したかった。

僕:「ちょっと税金多すぎない? 何か間違ってるんじゃないの? 年末調整の時と比べて税率が高くなっちゃてるよ。」

税務署くん:「この場合、5%だけ引かれるんで、(電卓パチパチやりながら)、この金額だと、う〜ん、大体あってるね。これに加えて、住民税が9万5千円くらいかかります」(ほう!、大体あってりゃ良いんだ。それと、5%って知らなかった。なにそれ?。住民税まで、そんなに上がるのか? 住まないってのに。)

僕:「えー、住民税? それじゃ税金が併せて40万超えちゃうじゃん。100万の40%も持ってくわけ? ちょっと取り過ぎじゃない? こんなに取られるとは思わなかったんで、もう全部お金使っちゃったよ。どうしてくれんだよー!」(実際はもうちょっと大人しく話したが、心の叫びはこのとおり。)

税務署くん:「そう言われてもねえ。そういうものですから。」(この男、もっとマシなこと言えないのか!)

僕:「申告しなきゃよかったかなあ。でも、最近は税務署もストックオプションに対して厳しいみたいだから。」と戯けてみると、税務署さんは

税務署くん:「そうそう、ストックオプションは今年特にちゃんとやってる。申告しないと後で10%の追徴課税と遅延金がかかるから、もっと減っちゃうよ。」

僕:「じゃあ仕方がないから、このまま払うよ。どうせ見つかっちゃうだろうからね。」

税務署くん:「うん、そう。今はもうだめだね。ちゃんと分かっちゃいます。」(数年前まではザルだったのか?)

税務署くん:「受け取った日本円はこれで間違いないですか?」と聞かれたので、銀行から海外送金の送付案内を見せると、あれほど確認したのに、家を出るときに間違えて別の海外送金の書類を持ってきてしまったことに気がついた。

税務署くんは、ステートメントと申告票を見比べて、「ドルではこの金額だから、大体こんな感じの数字になるね。パッと見てすごく変と思えば直してもらうけど、大体こんな感じだろうから、もうこれでいいです。その送金の書類も為替レートも添付しなくていいです。」(おいおい、大体かよ。まあ確かに為替が日々変わるから、大体になるよなあ。為替は権利執行日のものが基本だが、僕の場合は口座情報が間違っていたので、権利執行から入金まで2ヶ月もかかった。日本国内にいつお金が来るのか分からないので、金額が1000万以下で、為替が大きく動いている時なら、所得が少ないほうに多少調整しても大丈夫かも。)

税務署くん:「じゃあ、ここに印鑑押してください。」 確定申告書等作成コーナーで電子的に作った書類に印鑑が要るなんて思わなかったので、印鑑のことなどすっかり忘れていた。

僕:「えー!印鑑なんているの? 今日は印鑑持ってないよう。」 絶体絶命のピンチ。印鑑社会の感覚が薄れてきた証拠。しかし、税部署くんは

税務署くん:「名前が印字されている後に「印」って書いてあるでしょ?ここに、ほら」と言って、小さな印の字を指で指した。

僕:「そんなこと言われても、小さくて気が付かなかったし、このまま電子申請できる書式なんだし、チェックリストに「印鑑押しましたか?」とも書かれてないでしょう。印鑑が要るとは思わかかったから、印鑑なんか持って来なかったよ。 えっ!まさか出直しってことはないよね。いやだよ、勘弁してよ。印のところにサインするからさあ。サインでいいでしょう? サインでダメな理由ある???」とダメ元で開き直って言ってみると、

税務署くん:「うーん、ホントはダメだけど、まあ今回はいいってことにしとくよ」(わーい、ラッキー!。でも、この人、ホントはダメなものを「今回はいいってことにしとく」権限あるのかなあ??)

まあ、いいってことだから、宅急便の受け取りの時のように、ささっと漢字でサインすると、「はいこれでよし!終わり!」

税務署くん:「納税は振込もできるけど、どうします? あ、現金でしますか。じゃあ、あっちでお金払ってきてください。」

てな感じで、申請は終わった。

税務署くんと会話する機会はなかなか無いので、市役所の納税課の仕事と知りつつも、

僕:「あのう、実は僕、来月末で会社クビになって給料ゼロになることが分かっているんだけど、それでもこの所得を元に所得税取るの? 何か減税措置とかあったら教えて。」

税務署くん:「来年の1月以降に確定申告してくれれば、取り過ぎた分はお返しします。それしか方法がないです。だって、4月で収入なくても、12月までには何か収入があるかも知れないでしょう? だから、先には減らせません。」

起業を目指すものとしては、「12月までには収入は絶対ありません」とは言えない私。

僕:「あーそーですか。分かりました。ご苦労様。」としか、言い様がない。

 

皆さん、ストックオプションは4割は税金になるかもしれないから、僕みたいに、いい気になって使っちゃわないように。

 

 

 

 

 

 

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Topic : 税金・確定申告
Genre : Politics/Economics

tag : セカンドライフ 確定申告 税金

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