謎の円盤:巨大仏教施設
タラート・タイのすぐ近くに、これまた巨大な建造物がある。
ドンムアンとチェンマイ間の飛行機に乗った時に、眼下にひときわ目立つ円と正方形という幾何学的な形の建造物を観た人は多いのではないだろうか。
グーグル・マップで見ても、その巨大さに改めて驚く。
左の赤い四角がタラート・タイ。右の赤い四角が、その謎の建造物を表す。
タイ国防省の建物か?はたまた謎の円盤宇宙船の基地か?
それは、ワット・プラ・ダーマンカヤという仏教の宗教施設だった。幅1km長さ3-4kmある。
お寺というよりも集団で瞑想するような場所のようだ。
地上から見ると、まさしく円盤が着陸しているように見える。
外からは仏像らしきものは全く見えないので、教えてもらわない限り、すぐさま仏教施設とは思えない整然とした作りだ。
そして、その大きさが凄い。直径100メートル以上ある円盤のような
ドームが全部で3つある。
中央のドームが一番大きくて、その周りに広大なコンクリートの平原があって、その周りを巨大回廊が取り囲んでいる。巨大回廊の一片は約1km弱ある。
こちらが一番大きな円盤。その周りに広大なコンクリート平原。
回廊を外から見たところ。
この巨大が回廊が円盤と広場を取り巻いている。
「ここに10万人以上のお坊さんが来て瞑想したりお祈りしたりするの」と彼女は言った。
駐車場だって巨大な高層駐車場が幾つもある(多分6棟)ので10万人というのも真実味がある。
こちらは隣接の仏教を勉強する学校
このパネルのような全身白装束で来ればドームの中に入れる。
多くの人が白装束で短期出家のためにここにやってくる。
マシュマロちゃんも大学時代、何度が来たそうで、一度僕を案内したいと思っていたらしい。
お金持ちの信者が多いらしいが、一方で巨額のお金を集め、巨大な建造物を作り、真の仏教らしくないという批判も多いらしい。
これもお寺らしい。丸い近代的なドーム。
今日は白装束じゃないので、ドームの中には入れなかった。
中には仏像や偉大な坊さんの像が拓さんおいてあるそうだ。
彼女に写真を見せてもらった。
数えきれないお坊さんが、まるで北朝鮮のマスゲームのようにドームを取り囲んで整然と座っている。
この白い点が全部人。
気持ち悪いほどだ。
何万人がこうして瞑想するという。
このスケールは尋常じゃない。
凄いパワースポットだ。