ポンプ止まる

久々にワンナムキアオのマシュマロいちご園の様子を見に行ったら、ちょうどその朝にポンプのコントローラーが燃えてポンプが止まっていた。

コントローラーは、単相のポンプを一定方向に回転させるためのコンデンサー(キャパシタという)2台と、交流の流れを切り替えるリレー1台で出来ているが、そのスターターキャパシターが爆発していた。

その日の朝まで正常に使えていて、十分水やりしたからポンプを切ろうとしたら爆発したらしい。

多分、何処か配線のシュートだろうと思ったが、4台買ったテスターが何処にも見付からない。ワンナムキアオにテスターを売ってるお店なんてない。

4軒お店を回ったら、運良く壊れたのと同じ容量のコンデンサーを売ってる店があって、それを買って取り付けた。

ワーカーはポンプ迄の配線400メートルを何度も目視チェックして「配線に問題ない」と言うので、ポンプのスイッチを入れてみたら、ポンプは動かないまま。

そのうち、交換したキャパシタがまた爆ぜた。

ちゃんと配線をチェックしないと駄目だと分かったが、テスターがない。

そこで、200メートル先の配線中継地点で、電動ドライバーを直結して動くかどうかで電気が来ているかどうか調べてみた。そしたら、案の定、3本の電線のうちの1本が何処かで断線していることが分かった。

電線の何処が断線又はショートしているか見つけるのは至難の技で、目視でなんとなく怪しそうな場所の塩ビカバーを剥いて調べたら、その作業中に配線が切れてしまった場所があった。アルミニウム電線だが、アルミの表面が白い酸化アルミニウムの粉になっていて酷い状態だった。

その部分を5メートル程切り取って繋ぎ直し、再度購入したキャパシタを取り付け、ついでにリレーも交換してポンプを動かして見たら、案の定ポンプは動いた。

しかし、水流が少ない。まだ何処かおかしいらしい。

そのうち、再度付け替えたキャパシタがまたも爆発した。

「こりゃ、あんたには直せないから技術者を呼ばないと駄目だ。」と皆から言われ、ハムケンのプライドは激しく傷付いた(訳者注:まだプライドが残っているつもりか!?)。

タイの技術者なんて土方と同レベルで、大学も出ていないし、高専等の専門教育も受けてない。下手すると高校も行ってない。ただ、数年間の経験があるのみ。腹立つことに、テスター等の道具すら自分の物は持ってない。そんな約立たずな技術者より「俺の方がましだ!」と思っているわけである。

しかし、僕はどうして良いか分からず、コーヒーを飲んで冷静に状況を分析し直してみた。

一旦ポンプが動き出したのに、水の出が悪く、キャパシタが爆発したとなれば、配線の修繕が部分的に出来たけれども不完全だったのに違いないと考えた。ポンプ自体やコントローラーのせいじゃない。

先程ワーカーに繋ぎ直させた電線の塩ビテープを剥がして接続部分を見直してみると、アルミの表面が酸化していて、アルミニウムを繋げたつもりが、電気抵抗が大きく電流が十分に流れていなそうだった。

そこで、新しい銅線の電線を100メートル買ってきて、コントローラーから100メートル分の古いアルミの電線と交換した。

キャパシタも再度新調して、ポンプを起動すると、今度は定格の水量が出て、キャパシタの温度上昇もなくなった。

やっぱり配線不良だったんだ。

400メートルも森の中を配線させると、数カ月毎に何処かが壊れる。

もうウンザリだが、慌てて高いポンプを買い換えなくて良かった。

こういった補修もちゃんと出来るワーカーが欲しい。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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