タイは車を骨の髄まで使う
タイを走っていると、時々物凄く古い車が現役で走っているのを見かける。
田舎では特にそうだ。ダットサンを見て何故か嬉しくなった。
タイで中古車部品を扱っている友人の話では、タイでは基本的に車を棄てることはないそうだ。どんなボロでも必ず使える部分があって、それを使い回す。
エンジンが駄目になっても、オーバーホールして直してしまう技術者は何処にでもいるし、何ならエンジンを交換したっていい。
最近の電子制御系は駄目だが、板金系の仕事なら割と腕も良いし安い。
いろんな物を直しながら長く使うという文化が失われつつあるのが少し哀しい。
初老親父の嘆きか。
まだまだ使えるのに、5年程度で廃棄するのは、やはり勿体無いと思う。