マーク島には幾つかの行き方があるが、そっち方面に詳しいモンが選んだ行き方に素直に従った。
木曜の夜、僕は和僑会の会合があって、マシュマロちゃんと二人で5時半にオフィスを出た。ロットゥーでモーチッドまで行き、そこからBTSスカイトレインでアソークへ。僕はアソークで下りて、マシュマロちゃんはそのままエカマイまで行ってもらい、TRAD行きのバスのチケットを買ってもらった。
僕は会合まで30分時間があったので、カーボーイで一服。
夜10時に会合が終わり、エカマイに行き、そこで3時間以上待っていたマシュマロちゃんと落ち合った。待ちくたびれた様子だった。
バス代は、トラッドのバスターミナルまで一人260Bだった。
バスは予定通り11:30に出発した。これが最終便である。最終便にしたのは、朝早く着き過ぎないようにするため。しかし、トラッドのバスターミナルには朝の4時に到着してしまった。所要時間4時間半。途中休憩なし。バスにトイレ無し。
モンの話しによれば、以前はトイレがあったそうで、僕たちは運が悪かったのだという。会合でビールをいっぱい飲んでいたので、4時間半のトイレ無しは結構厳しい。このバスを使うときは、水分を摂らないようにしておきたい。
マーク島を朝1番に出るスピードボートは10;30である。したがって、6時間も時間がある。この時間の無駄がこの方法の最大のネックだ。早朝に戦勝記念塔からロットゥーに乗れば、ちょうど10:30頃に着くが、渋滞その他を考えると危険である。なにしろ次のスピードボートは午後2時なのだ。一日2往復しかないので、この時間に合わせることで旅のスケジュールが決まる。
そこで、僕達の計画ではTRADの市場に行って、食料やお酒の買い出しに行く予定だった。(余談だが、地名のトラッドと市場のタラートとは、外国人には非常に区別しにくい発音だ。これが正しく言えたらタイ語レベルは相当高い。僕は聞き分けることすら困難だった。)
しかし、バスターミナルに着くと、ロットゥーの運ちゃんが
「マーク島への船は、5時にあるよ。今これで行けば10分待ちで船に乗れる。」と言うので血迷った。事前の調査では在り得ない話だが、地元の最新情報にはそれなりの重みがある。
「市場でウイスキーを買いたいのだけど、桟橋や島でウイスキーを売ってることろはある?」とマシュマロちゃんは運ちゃんに聞いた。
「あるある。島にはなんでもある。それに、桟橋に行く途中でセブンがある。そこに連れて行くから、さあ乗った乗った。」
ということで、予定を変更して桟橋に向かうことにした。
途中、3箇所のコンビニに寄ってくれたが、「5時前はお酒類は販売できません。」ということで、3軒とも却下。結局、ウイスキーは買えなかった。
(しかし、島にウイスキーを売っているお店は数軒あった。)

ボートの切符売り場には4:30に着いた。ロットゥーの値段は確か一人70Bだった。
切符売のおばちゃんに、「マーク島まで二人」と注文すると、
「はい、10時半ねえ」
「!!」
僕は運ちゃんを指さして、「こいつが5時にあるって行ったから来たんだ。6時間もどうするんだ!」と食って掛かった。
すると、切符売り場のおばちゃん、
「この辺りにもゲストハウスはあるけど高いわね。そこの椅子で寝て待っていればいい。ただで寝てていいよ。」
ここまで来てしまった以上、ジタバタしても仕方がない。おばちゃんの言うことに従った。

その椅子というのがこれ。机に置いてあるのはウイスキーじゃなくて、OTOP(一村一品)のナンプラー。
結局ここでインスタント・ラーメンを食べ、この長椅子で仮眠をした。他に誰もいなかったので、固い椅子の上ながら、彼女の柔らかいおっぱいに抱かれて眠れた。
7時半に起きて、朝の散歩もして、朝食もおばちゃんに作ってもらって食べて、ようやく桟橋まで行く時間になった。親しい友人か彼女と一緒でなければ、この時間は持たないだろう。

これがその桟橋。チャーン島に行くフェリーの桟橋とは別。約500m離れている。

このスピードボードで島に渡る。時速50Km。早くて揺れなくて快適。但し、片道一人450Bと高い。マーク島までは約50分。スピードボードでなければ時間がかかって仕方がない。ちなみにずっと手前のチャーン島行きのフェリーは、遅くて島まで1時間かかる。

島からの帰りは、ほぼこの逆をだどることになる。但しTRADのバスターミナルからは、バスではなくてロットゥーをお勧めする。バスはのろのろと時間がかかる上、バンコクに近づくと必ず渋滞になるので、到着時間が分からない。しかも、トイレは車内になくて、トイレ休憩もなし。途中、ガソリンを補給するために留まったのに、トイレ休憩なしなのである。僕達の場合、3時のバスに乗って、エカマイに着いたのは、午後9時半近かった。6時間半もの間、トイレも食事もなし。マシュマロちゃんは、「おしっこがしたい。うんこもしたい。お腹も減った。」の三重苦でエカマイについた時は最悪のご機嫌だった。バスは満席で、皆さん良く我慢出来たもんだと感心する。バスではなくてロットゥーなら、必ずガソリンスタンド島で休憩するので、トイレや水の補給には困らない。但し、座席は狭い。
以下は、僕達が泊まったホテルの紹介。
名前は、Ao Kao White Sand Beach Resort
Ao Kaoという地区にある。AGODAで予約したのだが、
http://www.agoda.com/ao-kao-white-sand-beach-resort/hotel/koh-mak-trad-th.html?asq=XqlQ7bJ0pUN0G2iz%2fnzAiJhktJwmzdw%2b6xu%2fpWztnAQqXN5512TuxHNiXc93SzOaxOf3T17tcHSdAiZk2EZzH4SO3jd9XSMKxRhUk%2fY8gH23kJAK5hCWNgK54qD1VRg4kVakB7AUwFGWT1gssOTH5rRQ7Wm4PMUVfBprgFoOqw6EUnMsjDFydlPG7gRlUyt52nYzO24GxRJ4MExhNl5cb55DUX9l3Teu%2fouMFkN%2bfNY%3d
ハネムーン・スイート朝食付きで、税抜き3,800Bと高い。

これが僕達が泊まった部屋。このタイプは3−4件だけで大半は三角屋根のコテッジ。

部屋の前の様子。海までは10−15メートル。

屋上にイス等が置いてあって、朝夕はここでくつろげる。

屋上の様子。柵がないので落下に注意。
後方に見えるのが、一般タイプのコテッジ。

屋上から海を見たところ。日中は厚いので洗濯干し場に。夕方は夕日を眺めるのにいい。
砂浜はホテルの両側に広がっていて、ホテル正面は少し岩場がある。
そこにレストランや休憩所がある。

ホテルの中庭。ファランは大抵パゴダの日陰や、ヤシの日陰でゴロゴロしている。

ホテルの中庭。陸方向。

泊まった部屋の中の様子



昼の時間帯は電気の供給が止まる。これは島全体なので仕方がない。

休憩所からの眺め。

休憩所から足元の海を見たところ。ここでビールを飲むべし。

浜辺の作り物。

椰子の木がたくさん生えているので、日陰が多い。日中、気温は32−34度まで上がったが、風が涼しくて、それほど暑くはなかった。
Topic : タイ・バンコク
Genre : ForeignCountries