ThaiFex2022

今日はマシュマロちゃんとムアントンタニのインパクト・チャレンジャーで開催中の、世界的にも大規模なタイの職品関連国際展示会ThaiFex2022に行ってきた。

これまでも毎年のように行っていて、このブログにも記事があるので、興味がある人はThaiFexで検索してみて下さい。

ただ、コロナのロックダウンの影響で最後に行ったのは2019年だったので、3年ぶりのThaiFexだったわけだが、聞いて見るとThaiFex字体が3年ぶりの開催だったようだ。

ThaaiFexに行った理由は、今期の商材を探すため。

これまでにも、このThaiFexで見つけて実際に売った商材は幾つかある。

例えば、

Cococat Icecream

日本のお酒類

ラオスのオーガニックアラビカコーヒー

エスプレッソマシン

ハチミツ

ハーブウォーター

などなど。

売らないまでも、試しに自分でかったものは、

中国茶

特殊ビール

豚骨ラーメンのスープ

日本の魚類

タイの乾燥ハーブ

手作りチョコレート

など、色々ある。

3年前程ではないが、思ったよりも活気があった。

入場の際、3回のワクチン証明を見せる必要があったのには驚いた。勿論、全員マスク着用。それ以外は普通だった。

中の様子の動画はこちら

日本から新たにタイ市場に参入したい企業は、JETROのバックアップでJapan Vavilinにブースを持つので、僕は特にそこに注力する。

ただ、今年のJapan Vavilinの規模、参加企業数は半分くらいだったような印象だった。

Japan Vavilinの様子のビデオはこちら

(基本、写真や動画は禁止だったと思うので、ここで観るけにしてね。)

ブローシャーや価格リストなどは手当り次第集めたし、幾つかサンプルを貰ったり、送ってもらう約束を貰ったりしたし、既にタイで販売会社がある場合はその連絡先を教えてもらったので、今後の伝手が出来た。

今のところだが、

食品グレードのラベンダーエッセンシャルオイル(ソフトクリーム用)

桜風味のお茶

抹茶(抹茶スムージー用)

等が有力候補だが、まだ先は不明。

会場は広く、5時間ほど歩いたが、多分3分の1も回れてない。

けれども、夢があって楽しかった。

前職時代から展示会に携わっていたが、今でも展示会は大好きだ。

しかし、足が棒になった。

日本の検疫に関するゴタゴタ

スワンナプーム国際空港には、午後2時に着いた。

3時がPCR検査の予約時間だったので、十分時間があると思っていたが、何処を探しても、予約した検査場が見つからない。

インフォメーションのお姉さんに聞いて見ると、「この名前の施設は空港内にありませ。」と仰る。

ちゃんとスワンナプーム空港にあると書いてあったし、予約証も持っていたし、お金も5500バーツも払済だったので、無いとはいったいどういうことか?

「やばい!帰国出来ないかも!」と焦るハムケン。

PCR検査の施設に電話すると、

「空港一階の7番出口と8番出口の外に受付があります。」と教えてくれた。

「なんだ! 空港の中じゃなくて外か」

2時45分にそこに行ってみると、3時まで休憩時間とのことで、施設は閉じられていた。

それならば、トイレにでも行ってこようと思い、トイレを済まし少し休んで、3時に受付に行くと長蛇の列。3時予約なのに自分の受付順番が来たのは3時40分。

そこで受付の人は、驚くことをぬかした。

「貴方の検査場はここではありません。」

「えっっっっ、じゃ何処よ?」

その受付の人が、予約した検査場に電話してくれた。

驚いたことに、検査場はスワンナプーム空港内にはなく、そこからタクシーで約15分の所にあるのだそうだ。

検査場の人から場所をグーグルマップで送って貰って位置を見たら、軽く空港から10kmは離れていて、Wスワンナプーム空港にあるなんて、どうしたらWebの案内に書けるのか呆れた。

地図上の場所は分かり難く、タクシードライバーはグーグルマップ!い不慣れだったので、検査場の人からタクシー運転手に道を伝えて貰う必要があった。

検査場に到着すると、そこはドライブスルーの検査場だった。

その時既に4時半になっていた。

車を降りずに鼻孔と喉の二箇所から細胞を擦り取って検体採取は直ぐに終わった。

住所指名、電話、LINE情報、パスポートのコピーを取ったら、もう空港に戻っていいと言う。

結果が出次第、報告書と日本政府対応の陰性証明書をPDFで送ってくれるらしい。

RT-PCR迅速検査は3時間の予定だったから、7時半頃には結果が貰えることになるので、9時半の飛行機には何とか間に合いそうだ。

タクシーで空港に戻ったら5時。

タイ・バーツの持ち合わせが全然ないことに気付き、お昼にタニヤで交換した日本円の一部をタイ・バーツに戻すというお馬鹿なことをしていると、丁度6時に結果がLINEで送られてきた。予想よりも早く安心した。

結果はもちろん陰性だった。

早速、MySOSに結果を入力し、送られ来た日本政府書式の陰性証明書をアップすると、約1時間後の7時に承認されて、MySOSが緑色に変わった。

これで日本行きの飛行機に乗れるし、日本入国も出来るはず。

しかし、ANA カウンターに行ってみると、そこだけ長蛇の列。

MySOS申請をしてない人、緑でない人などの対応のせいだと思うが、ちっとも進まない。

僕が手続きを終え紙の搭乗券を受け取ったのは搭乗開始時間の45分前の8時半だった。

カウンターまで来て初めて気付いたが、MySOSが緑でオンラインチェックインが済んでいる人向けの別の列があってガラガラだった。ガラガラ過ぎて長蛇の列の後ろからでは遠過ぎて見えなかったのだ。

ついてないハムケン。

それから忘れちゃならないリエントリーパーミットを1200バーツ払って発効してもらい、長い距離を歩いて搭乗口まで行くと、もう9時になっていた。

結局、夕ご飯を食べる時間も取れないまま搭乗。

飛行機はほぼ定刻に飛び立った。

スワンナプーム空港に着いてから7時間半も掛かった。

まあ、間に合って良かったが、予想以上に時間が掛かった。

陰性証明書とか3回のワクチンとか、もうやめて欲しい。

6月か7月にはなくなりそうな気配だが。

やっぱり当日にPCR検査するのはちょっと危険。タイの安くて早い定性的抗原検査ATKだけで良くなれば良いのだが。

❖ ❖ ❖

定刻の朝5時半に羽田に着くと、書類のチェック等で時間が随分掛かった。1km以上歩かされたのではないか。

乗車前にPCRやってるのに、羽田空港では全員唾液による抗原検査が行われた。どちらかが不要だと思うがどうなんだろう。

唾液検査の結果待ちは30分ほど。

結局、税関を出たのは到着から1時間半後の午前7時だった。

ゴールデンウィーク中は2−4時間だったそうだから、まだマシな方か。

日本一時帰国決定

いろいろと考えて、今この時期に日本に一時帰国することに決めた。

日本には5月11日から24日まで滞在する。今日、飛行機のチケットを購入した。

この時期は外国人の観光ビザ、ノービザ入国は出来ないので、僕一人の帰国となる。

所用がいっぱい溜まっているのだ。

例えば、

① 2年前の事故保険請求

② 期限切れしている運転免許証更新

③ 6年ぶりの人間ドック健康診断(MRI全身がん検査DWIBS(ドゥイブス)+ CT検査[骨盤部] +   腫瘍)

④ 未だ会ったことがない長女の両親との会食

⑤ 数年ぶりの長男の家族との会食

⑥ 1人暮らしの母の家訪問

⑦ 日本の妻との離婚に関する話合い

などなど。

だから、結構忙しい。

けれど2週間あるので⑦以外は出来るだろう。

時間があれば、友人知人とも会いたい。

ただ、昔と違って、コロナ検疫関連でやることが幾つかあるが、どうやれば良いのか良く分からない。

例えば、タイ出国前の

  陰性証明書(PCR)

  ファストパス登録

  3回ワクチン証明書(日本語)

  MySOS登録

  COCOA登録

日本出国前の

  タイランドパス申請

  ビザ期間のCovid医療保険証明書

などがあるようだ。どんどん情報が更新されているので、注意して調べておくつもりだけれど自信はない。

調べた限り、隔離措置等はなさそう。

マシュマロちゃんなどを連れて、ゆっくり日本の旅をしたかったが、今は無理そうなので、暫く待つしかない。

用事を済ませてタイに戻って来たら、マシュマロちゃんと楽しい海外旅行に出掛けたい。

今季終了

ソンクラーンも明けて、僕らの仕事もこれで今季終了となる。

明日の早朝、ドンムアンからハジャイに飛んで、マレーシアのランカウイ島に近いタイ最南端のリペ島に旅立つ。

去年末までは北海道フラワーパークが大盛況で、収入は一昨年の倍にまで増えたが、今年に入ってからはめっきりお客さんの入りは減ってしまい、年始からの収入は1割増えただけに終わった。

いろいろと改善すべき事柄は多いが、今は頭を休めて、美しい海で身も心もリフレッシュして来たい。

ただ、雨季が近く海が晴れるかどうかは不明(未だ海は荒れて無い模様)。

現在、ドンムアンまでの国道2号線は大渋滞で、明日の早朝(殆ど今夜と言っていい時間帯)、飛行機に間に合うように空港に着けるかどうか不安だ。

金曜日の夜に帰ってくるまでは、このブログの更新はないかもしれない。

マシュマロちゃんコロナ感染

二日前、マシュマロちゃんがコロナ感染してしまった。

幸い喉がいがらっぽいだけで、発熱もなく軽症みたいだ。

少し経緯を振り返って見ると、

先月末、住込みワーカー2名がコロナに感染した。直ぐにワーカーを全員田舎に返し、僕は毎日イベルメクチンとアビガンことファビピラビルを飲みだした。

マシュマロちゃんと新居に一緒に住んでいる女友人のワーカーもイベルメクチンを何日か飲んだ。

(マシュマロちゃんは生理が2週間も遅れていて、シミラン諸島に旅行した際に受胎した可能性があったため、ファビピラビルは飲んでない。)

そのせいかどうかは分からないが、ほぼ毎日のコロナ抗原定性検出キット(タイではATKと呼ばれる)で、僕ら3人はずっとネガティブだった。

僕もマシュマロちゃんも女友達も元気だったが、少しだけ喉がいがらっぽい感じがしたので、コロナ感染を心配して、念入りにATKで検査していた訳だが、常にネガティブだったので、多分普通の風邪菌が喉に着いたんだろうと思って、僕らは安心した。

そして、とても残酷なことに、マシュマロちゃんに遅れていた生理が来た。シミランちゃんは出来てなかった。

4日前の4月4日の誕生日には、近所の遊園地に遊びに行き、夜はベッドでいちゃついた。

しかし、その翌日、マシュマロちゃんは喉がいがらっぽくなって、身体がだるいと言い出した。

そこで、4月6日の朝、念の為に再度ATKでチェックしてみたら、、、

まさかの陽性だった。

ATKにくっきりと二本の線が浮かび上がった。

僕と女友達のワーカーは陰性だった。

それで、マシュマロちゃんを別の部屋に隔離し、当分の間、出勤停止、ご飯もベッドも別となった。

そして、ファビピラビルとイベルメクチンを飲みだした。

一日後、容態は変わらず。喉が少しいがらっぽいだけだったので、再度ATKでチェックしてみたら(その時は鼻咽腔からサンプルを採った。)、なんとネガティブ!

ただ、ATKの精度は精々4割から6割程度なので、そのまま隔離生活をしてもらって、翌日に今度は喉粘膜からサンプルを採って再検査してみたら、

バッチリ陽性だった。

ATKの偽陰性は良くあるが、偽陽性は稀だろうから、コロナ感染は確実のようだ。

その後のマシュマロちゃんの容態は安定していて、喉のイガイガ以外は何ともなく、一人部屋に居るのがつまらなくて仕方がないらしい。

ファビピラビルとイベルメクチンが効いているのかどうかは不明だが、きっと効いていると思いたい。

濃厚接触者は、今の所僕の知る限り全員感染していないようだが、数日後はどうなるか分からない。

マシュマロちゃんは、僕に伝染るのが一番怖いらしく、近付くことも嫌がる。

もしもコロナに感染したら、一番高齢の僕が一番重症化する率が高いからだが、伝染るならばもうとっくに感染っているだろうから、薬かワクチンの効果でウイルスの増殖が抑えられているのではないだろうか。

因みに、僕と女友だちは、アストラゼネカ、アストラゼネカ、ファイザーの3回接種で、マシュマロちゃんは、シノファーム、シノファーム、ファイザーの3回。妹さん夫婦は、ファイザー、ファイザーの2回接種と言うことである。

効かない中国製ワクチンなんか打ったものだから、感染予防力がゼロなばかりでなく、日本への隔離なし渡航も出来なくなっていて、迷惑な中国製ワクチンである(隔離なしは先進国のワクチンの3回接種が必要。マシュマロちゃんは、あと2回ファイザーを打たないといけないが、それには半年以上掛かる)。

この10日間程で、抗原定性的検出キットのATKを何十個も使った。タイでは、セブンイレブンで1個49バーツ、薬局でも80~120バーツで売っていて、約15分で結果が出るので便利ではある。

現在、売り切れ続出中。

ファビピラビルとイベルメクチンは以前インドから購入してあったのが沢山余っていたので助かった。

タイの田舎で暮らす僕らには、コロナは無縁と思っていたが、こんなにも身近にやって来るなんてちょっと驚いている。

さようならマシュマロいちご園

昨日、雨の中ワンナムキアオのマシュマロいちご園に行って、いちごに水遣りして来た。

既に住込みワーカー家族はここを去っていて、今はカオヤイいちご園の世話に来ている。彼等はひと月後には、僕らのワーカーで無くなり、ワンナムキアオに彼等自身のいちご園を作る。

雨が降ってもいちごの水遣りには足りなくて、いちごは少し萎れていた。

けれども、新たにいちごは成っていて、これからも1~2度いちごを採ってカオヤイで賣りたかったので、水遣りに行った訳だ。

多分、これが最後の水遣りになると思う。

今期だけじゃなくて永遠に。

何故なら世話をするワーカーいないし、僕らも手が足りなくて出来ないので。

マシュマロいちご園は、僕らがいちご園を始めた最初のいちご園なので、いろんな思い出があって感慨深い。

だから、出来ることなら手放したくない。

けれども、売上高はカオヤイいちご園や北海道フラワーパークよりもずっと少なくなっていたので、仮に手放しても経済的には大きな痛手はない。

しかし、如何せん遠い。片道1時間半。以前は、マシュマロちゃんが毎日通っていたが、この頃は週一回行くのが精一杯だった。

この際、マシュマロいちご園は止めて、その分カオヤイいちご園と北海道フラワーパークに労力と時間を集中したほうが良いと思う。

始めてこの土地を見た時に成っていたフルーツが成りだしていた。

思えば、カオヤイ農園や北海道フラワーパークよりも楽しかった。

あのときはお金はなかった。

いちご園なんて、始めての挑戦だった。

ポンプやウォーターシステムのことも何も知らなかった。

花やサンタクロースを飾ってワクワクした。

あの頃の方が楽しかった。

何故だろう?

暑季なのに激寒

数日前迄、暑くて暑くて堪らず、カオヤイ来るお客さんも激減して、もう僕らもビーチリゾートに行くしかないと思っていた。

ところが、数日前からぐんぐん気温が下がり、毎日雨模様。それも冷たい雨。

今朝はの気温は、遂に15℃迄下がった。

12月の乾季の気温と同じか、それより低いくらい。

正午になっても20℃以下。

いったいどうなってるんだ?

明日は僕の63 歳の誕生日。仕事も飽き飽きしてきたし、暑くて仕方がないので、明日からクート島かプーケットに4泊5日の旅に出る予定だったが、天気予報では先週も今週も毎日雨模様みたい。

おまけにこの寒さ。

冷たい雨が降るビーチに行ったって楽しくないから、旅行はキャンセルした。

がっかりだが、大戦争前の不穏な時期なので、天気が良くなるのを待って、文明から遠く離れた島でのんびり過ごしたい。

生贄を精霊に捧げる:再び

カオヤイいちご園では、ここ数年不幸なことが何度があった。

僕の交通事故、住込みワーカーのB型肝炎ウイルスによる死、今年の住込みワーカーの子供の大やけど。

他にも、大やけどの父親も、皆でムーカタを食べてから胃が痛くなって、それが2週間も治らず、しゃっくりが収まらず、今月は全く働けなかった。

働き者だった彼がこんな風になったのは、実は始めてじゃないらしく、2年前もやっぱりムーカタを食べてからおかしくなったらしい。その時は6ヶ月間寝込んだらしい。いろんな病院に行って検査しても原因が見つからなかった。

実は今回、僕は僕の費用でバンコク病院に彼を連れて行ったが、コロナのために医師と話せず、1時間の抗生物質の点滴とプロトンポタシウムATPase阻害剤を投与されただけだった。

患者hはそれで良くなったと言うので、医師は単なる胃炎と判断して診療は終わったが、それから一週間経っても一向に良くならなかった。

そこで、僕らはコラートの大病院マハラートに連れて行ったが、結果は同じ。彼は良くならなかった。

僕は、胆嚢炎だと思ったが、その検査は行われず、彼は更に一週間寝込んだ。

一連の出来事で、彼の家族や周りのモン族が思ったことは、

① 一連の不幸は土地の精霊の仕業である。

② 現代医療では対処出来ず、モン族の占い師のお祓いと、土地の精霊を怒りを鎮める必要がある。

とても僕には理解出来ない事だが、こうした精霊信仰を頭ごなしに否定するのも適切とは思わない。

ともかく、モン族のワーカー達は、カオヤイ農園の土地の精霊を鎮める必要があるという信念で、新しくて豚を買ってきて、皆で精霊に捧げた。

今回はモン族は皆真剣だった。

体重は誰も知らないが、先日生贄にした豚より僅かに小さい程度。

けれども、価格は安くて4万バーツだったそうだ。なんでそんなに安くなったんだろう?

この豚とお祈りの為の備品とビール代は、全部ワーカーの出費で、僕らは一銭も払っていない。

このあと、お祈りと屠殺があったが、今日はその部分はカット。

こちらが、生ラープ。タイ人でも滅多に食べない。

生肉と鮮血とハーブを叩いて混ぜただけの物。

辛いがめちゃめちゃ美味しい。

臓器の部分は煮てから加えている。

こちらは普通の煮物。辛いのと水煮だけのニ種類。

こちらは炒めもの。

これは、生ラープを軽く炒めた物。

これなら皆食べられる。

子供の側でお湯を沸かした母親の不注意が悪いんじゃなくて、精霊の悪戯のせいと思っている。

胃が痛くてしゃっくりが止まらない旦那も、精霊によって苦しめられたと思っている。

そして、今日の生贄で、精霊は鎮まり、もう不幸なことは起こらないと信じている(or 願っている)。

本当なら有り難い話だ。

精霊なんて何の関係もないなら、生活習慣を変えない限り、不幸はきっと繰り返す。

発情したカメレオンがケケケッと笑った。

生贄を精霊に捧げる

昨日、モン族の精霊信仰に基づき、豚の生贄を土地の精霊に捧げた。

これは毎年やっていることである。

これをやらないと精霊は怒り、来期の活動に災いをもたらすと信じられている。

とはいえ、最近では厳かな祈りは簡略化して、専ら豚を解体して皆で食う事に専念している。精霊よりもワーカーに捧げる会みたいだった。

以下、余り残酷な写真は避けて、様子を記録した。

豚は7000バーツで予約していた大きな豚だった。多分70kgはありそう。とすると、1kg当たり100 バーツとなる。

首から心臓まで大きなナイフで一突きして殺す。鮮血を精霊に捧げる。その後、バーナーで体毛と表皮を焼く。

焼いた表皮を削ぎ取ると、あとは全部食べられる。

内蔵で捨てるところはない。消化管は内部を洗って煮て食う。

はじめに食べたのは、心臓と肺を煮た物。次に美味しい肉を焼いた物。豚は若くて、死後1時間程度なので、肉はとても美味しい。

蝿が恐ろしい程寄って来たので、トリモチのハエ取り紙で捕獲したら、あっという間にご覧のように真っ黒に。

僕があげた地鶏は良く懐いて、このように抱いて持ち上げてもじっとしている。

近所の仲間も加わり、ガキンチョも入れて総勢30名ほどの宴が続く。僕はビールを飲みすぎて、夜8時半頃に就寝。

食べ切れない肉は皆で分けて、数日分のおかずにしてもらった。

豚代ビール代等で2万バーツ強掛かったが、この日の収入分で賄えた。

この行事が終わると、今期の終了は近い。

今月末で、9名のワーカーが田舎に帰る(ここも田舎だが)。

5年間務めたワーカー夫婦は、来月からワンナムキアオの別の場所で自分たちのいちご園を始める。

4月からは、マシュマロちゃんと僕とマシュマロちゃんの友人の3名だけになる。

いちご園もフラワーパークも、山々は真夏の様相。

ソンクラーン前にこんなに緑一色の山になるのは異例だ。もう雨季真っ盛りの様で、本当に時間が一月早く回ったみたいだ。

悲劇的な事故

いつか起こるんじゃないかと心配していた事故が現実のものになった。それも悲劇的に。

カオヤイいちご園の住込みワーカー夫妻には、可愛い女の小児が二人いて、いつも元気に跳ね回っていた。

昨夕は暑かったのに、冷たい水での行水は可哀想と思い、子供が遊んでいる近くでお湯を沸かしていた。

10リットルのお湯が沸騰している矢先に、その子供(確か3才)が後ろ向きに進んで、湧いているお湯の中に背中から落ちた。

悪夢のような悲劇。

子供は、背中を中心に皮膚が剥けてぐったりしていた。僕の瞬間的見立てでII度の熱傷が45%くらいか。

その時、僕らは家でお風呂から出たところだったが、現場に駆けつけて、子供の様子を見て直ぐに救急車を呼んだのだった。救急車は隣のテーサヴァン(市役所)に居るのだが、5分しても来ないので、僕はテーサヴァンまで走ったら、途中で救急車とすれ違って、今度は逆に救急車を追い掛けて誘導した。皆は自家用車で病院に連れて行こうとしていたが、それを阻止して救急車にしたのだった。(こういう時は時間との勝負なので)。

僕は病院内の様子は見てないが、治療チームは火傷の部分を水でよく洗い、剥けた皮膚を剥がし、軟膏を塗って、無菌室で生食の点滴を始めた。ネットで見た緊急処置法通りだ。

今朝、様子を見に行ったが、無菌室だし、コロナもあって、病室には入れなかったし、面会謝絶だったので会えなかった。母親のみ、一日3回まで接することが出来るらしいが、その度毎にシャワーで全身を洗わないといけないとのこと。

幸い子供はショック状態にはなってなく、生命に別状はないと思うが、まだ火傷の深さと面積ははっきり分からないので、今後の治癒がどう進むか未知数だ。

不幸中の幸いで、顔、頭部、胸の上部は火傷してない。背中が一番酷く、両足、お股、お尻がやられた。手の指は見てない。

娘の年頃になる頃、綺麗な皮膚になっていれば良いが、傷跡は残るだろうと思う。

あんなところでお湯を沸かした親の不注意がいけないが、不運というか災難としか言いようがない。

可哀想で昨夜は眠れなかった。

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ハムケン

Author:ハムケン
サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

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