数日前、北海道フラワーパーク用の土地賃貸契約を更新した。
ざっくり言うと、
① 賃貸物件は26ライで、契約期間は今年6月から3年間。
② 賃貸料は年額50万バーツで1年毎に支払う。
③ 土地に対する地税(固定資産税)は僕らが賃貸料とは別に納税する。
というもの。
いずれも今まで交渉してきた通りで変わりはない。
因みに、契約書に僕の名前は何処にもない。
③以外は特に問題はない。賃料が高いのは問題だが、26ライなので1 ライ当たりでは年間2万バーツになるので、べらぼうに高い訳ではないのかもしれない。因みに、僕らのいちご園の賃料は1ライ当たり5万バーツと4万バーツなので、それより安い。
③の地税は、不明瞭且つリーズナブルでない点が多く、今後いくらになるかはっきりしないが、今年分は425000バーツとなって、幾ら交渉しても役所は折れなかったので、諦めて全額支払いを終了した。
去年まではタダだった税金が、どうしてそんなに高くなるのかは、僕らも自治体側も、学習と運用経験の積み重ねが必要そうだ。
地税が高い主な理由は、地価が高いから。地税は、地価x地税率で計算されて、地税率は単なる農地や牧畜場なら安いが、商店、観光業、ホテル、借家は高くなり、無理用地が一番高い。
つまり、これは大半の貧民層が土地も何も持てずに貧乏生活から脱することが出来ないでいるのに対して、一部の金持ちが土地を買占めて、不動産業でボロ儲けしている現状にメスを入れて、所得分配を進めて行こうとする正しい方向だと言える。(タイのジニ係数は43.7と、中国の46.8に迫る酷さなのだ。)
なので、土地持ちは土地を手放すか、何か儲かる事業を始めるしかなくなる。
経営状態の悪い観光業者は軒並み潰れてゆくだろう。
では、僕らはどうなるか?
北海道フラワーパークは、賃料プラス税金だけで年間100万バーツ掛かるので、粗利益が300万バーツ以下なら潰れる。でも、粗利益が1000万バーツなら傭かる。
細々と稼いでやってゆく世界ではもうないということ。
広い土地を全部有効活用して、収入を増やす工夫をするしかない。