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バンコク病院カオヤイ診療所

11月26日に手術して12月4日に抜糸した右肩の包帯を取りに、近所のバンコク病院カオヤイ診療所に行った。

「きれいに治ってるから、もう包帯は不要。シャワーも浴びて良いよ。」とのこと。

左足の傷も、包帯は交換したが、

「ほぼ治ってるので、3日後にこの包帯を自分で外したら、もう包帯付けなくて良いわ。」

と言われた。

「えっ! じゃあ、もう此処には来なくて良いってこと?」

「肩の手術をしたコラートの病院には、もう一度検査に行かないと駄目よ。リハビリもしないと駄目。」

と看護婦さん。

(じゃあ、若くてきれいで優しくて、えくぼの可愛い貴方にもう会えないってこと?)

とは言わなかったけれど、ちょっと残念な気分。

バンコク病院は高いけど、そこで働いている看護婦やその他の女性は皆綺麗だから好きだ。

働けないダメ親父

事故からひと月半近く経って、ハムケンは仕事が出来ないダメ親父になった。

大体治ったと言っても、左足首は未だに病院通いで、歩くと少し痛い。舗装道路なら真っ直ぐ歩けるが、デコボコ道だと振らついて颯爽と歩けない。

ひと月半もお風呂に入ってないので、足首から臭い皮膚がボロボロ剥けてくる。傷周りの皮膚をきれいに吹いてくれるのは、優しい看護婦さんだけ。

右肩は手術したら余計に痛くなって、未だ当分使えそうにない。

モトサイはハンドルが掴めず運転不可。

自動車は近所の数キロに限って運転出来るが、自分でも危なっかしいと感じる。そもそも、医者からは未だ駄目だと言われている。

重いものは一切持ち上げられない。ほんの2キロ位の物なら運べるが、運ぶと後で肩が痛くなる。

いちごを売っても、片手じゃ売れたいちごパックをビニール袋に上手く詰められないので、ワーカーから「私がやるからあっちで座ってなさい。」と言われてしまう。

車のシートベルトも腕が回らず締められない。

パンツは履けるが、Tシャツは肩が痛くて一人で着られない。

右腕を肩以上の高さに上げられない。上げると痛い。

未だに寝返りが出来ない。

左足首、右肩にはシャワーもかけられないので、一人でお風呂(行水)に入れない。

頭は一見治ったようだが、未だに目眩が酷い。目眩の強さは強烈で、布団から起きたり、布団に寝転んだ時などに5秒ほど目が回ってクラクラする。まるで三半規管が狂って回っているようで、真っ直ぐ座ってもいられない。だけど、5秒過ぎれば目眩は消える。

先日、病院に行ったとき、エスカレーターで上がりながら書類を持ち上げて見たら、目が回って後方に振らついて、後ろの男性に向かって倒れかけてしまった。男性が支えてくれたので良かったが、一人だったら後ろ向きに転げ落ちていたかも。

どうして目が回るのか知らないが、医者が言うには、普通のことで、数ヶ月で消えるから心配ないらしい。

一日働かずにゆっくりしていても、昼過ぎには眠たくなって30分位寝てしまう。

そんな訳で、未だに何にも仕事しないダメ親父になっている。

問題なのは、何も出来ないことの他に、何も身体を動かしたくなくなってしまったこと。

グータラ親父と言われたり、親父のくせに子供と同じと言われたりする。

「もうちょっと待っていたまえ! あとひと月もすれば、以前と同じ元気な親父に戻るから。」

弁護士を使った事故賠償交渉

歩行者である僕と衝突したオートバイを運転していたのは、13歳少年、無免許で、オートバイは登録期限切れ、そして保険無加入だった。

もしもこの事故が日本で起こったとしたら、どんな場合でも運転者が悪いので、

①少年は逮捕または補導、少年院行き。

②加入している筈の保険から、被害者へ治療費の全額支給。通院交通費、無労働期間の補償に加えて、もし何らかの障害が残ったのなら、障害度に応じた多額の保険金が支払われるだろう。仮に、少年が無保険の場合でも親の自腹で払うべきは払われる。

のが普通じゃないだろか。

今回僕の場合、実際に治療に要した経費は合計で約60万バーツ(216万円)を超えた。大金である。それ以外に、僕とマシュマロちゃんがひと月働けなかった損害もかなりのものになる。

幸いにも頭の機能はほぼ回復したが、一歩間違えれば大きな障害が残ったかも知れないことを考えると、安易な補償は容認出来ない。

では、タイでの現実はどうか?

これまで警察から聞いた状況を纏めると、

事故を起こした少年は、警察から逮捕も何もされていないだけじゃなく、

①僕が車道を彷徨っていた。

②クラクションを随分鳴らしたが僕が避けなかった。

と言い、僕側に問題があったと主張しているそうである。

僕は衝突前後の記憶がないので、彼の言い分が正しいかどうか分からないが、僕が出血して倒れている写真を見ると、場所は車道どころか、歩道の端の方である。

また、マシュマロちゃんはクラクションの音など聞いていないと言っている。

これらからして、少年の嘘の可能性が高い。

また、少年の親は、既に村の長老や警察に根回していて、

①少年は悪くなかった。

②保険もないし、家にお金もないので、お金は払えないので払わない。

という示談に持っていこうとした。

心優しいハムケンも、

「いくらなんでも、それはないだろう」と思った。

マシュマロちゃんが、いろんな人にこうした状況を説明して相談したところ、概ね下記の様な意見、アドバイスを貰った。

①いくらタイが遅れていると言えども、先方の主張は法律的にもモラル的にも間違った方向なので、毅然として戦うべきだ。

②個人で言い争っても、警察との縁や袖の下の額に結論が影響されそうだし、話し合いに疲れたり感情的になったりするのは馬鹿馬鹿しいので、弁護士を使って裁判に訴えるべきだ。タイでも無免許運転は法律違反であるのかは明らかだし、相手も裁判で高額の支払い判決が出ると怖いので、裁判を避ける為に態度を変えるだろう。

③日本大使館に被害状況を訴えて、タイの行政側に文句をつけるべきだ。タイの警察に頼っては駄目だ。それくらいしないと、悪しき習慣は改善されない。

その通りだと思い、僕らは友人から紹介してもらった弁護士と相談した。

彼の意見は、実際の裁判は時間もお金も労力も掛るので、裁判を興すふりをして、早期に示談にするのが得策とのことだった。

彼は一人で警察署に行き、事故調査の進捗を聞き取り、何故少年が逮捕されないのか聞き出した。

数日後、警察から弁護士に、少年の父親が20万バーツを支払うので示談にして欲しいと言っているとの連絡があった。

20万バーツは掛かった費用の3分の1である。とても十分ではないが、次の理由で合意する事にした。

①タイの東京海上火災の医療保険担当者が便宜を図ってくれて、3分の1位保険金が出た。

②日本で入っている三種類の健康保険からも幾らかお金が降りる可能性がある(まだ未申請なので保険金額は不明)。

③裁判になると、数カ月から年単位の時間が掛かり、裁判費用も嵩む。

④裁判で高額支払いの判決が出ても、長期の分割払いとなる上に、実際に全額が支払われない危険性がある。

⑤揉めて恨みを買うと、裏で恐ろしい報復措置が取られることがある。

⑥20万バーツと言う金額は、彼らが実際に払える限度額に近い。

⑦僕らが選んだ病院は、この辺りでは一番高額なバンコク病院なので、掛かった経費は普通よりもかなり高額。

もう一つ、仏教的な見地から、年配の僕が少年の将来を考慮して許すのが美しいとのこと。

以上から、20万バーツ貰って、さっさと事を済ました方が得策と考えた。

弁護士と警察とマシュマロちゃんと少年の父親の4名で示談合意書にサインすることになる。

近く19万バーツが支払われ、不足分もひと月以内に払われるらしい。

僕が被害者本人だが、事故で頭の働きが悪い上に、タイ語やタイの法律に疎いので、ゴタゴタに巻き込みたくないというマシュマロちゃんの意向で、話し合いには全く参加していない。

話し合いの後、弁護士が僕のところに来て、上記の方針で良いか確認に来た。

弁護士の意見では、「落としどころ思う」ということだったので了解した。弁護士への謝礼は、5000バーツとのこと。

その時、初めて聞いて驚いたことは、少年は事故で転んだ時に片方の耳が取れてしまい、今も耳がない状態なのだそうだ。

まだ若い彼の得た痛手の方が重かったのかも知れない。

今度は土地の神様にお礼に行った

事故の傷が治ってきたお礼に、先日はワンナムキアオの有名な御坊様が居るお寺に行ったが、昨日はカオヤイ地域の地の神様の所に行ってきた。

その神様のことをチャオポーと言う。

昔、政府や警察もなかった頃、地域を守った地主のような者らしい。

それが何物であるのかは、今持って分からないが、お寺と言うより神社に近いのかも知れない。しかし、お祈りや飾り付けには、明らかに仏教の血が混じっている。しかし、仏教とは明らかに異なる。そして、タイ人は仏教と喧嘩することなく、皆チャオポーも信仰している。

チャオポーは、御坊様や仏様とは異なる。なにしろ、鶏肉大好き、お酒も大好き。油も大好き。

タバコや怪しい薬草まで好きでお供えしないと言うことを聞いてくれないという神様なので、仏様じゃあないことは確か。

カオヤイで事故を起こしたのでカオヤイのチャオポーに行った訳だが、その社の場所がカオヤイ国立公園内(入り口付近)なので、外国人も良く訪れる。案内人が、「お祈りすると、幸運が与えられますよ。」と説明すると、白人達も嬉しそうにお祈りしていた。

僕らは、本物の鶏の代わりに、鶏を型どった陶製置物を20体と、古い地酒10樽をお供えした。

地の神様は生きている訳じゃないので、陶製人形でも良いのだ。しかし、お酒は本物じゃないと駄目だ。

鶏もお酒も、お祈りが終わったら、さっさと持って帰らないといけない。

鶏人形の再利用方法は思い付かないが、お酒はズバリ飲めるので嬉しい。甘くて香ばしい臭いの原酒だ。

マシュマロちゃんからは、「難しいことは考えないで、兎に角有り難うと言ってお祈りしなさい。」と言われた。

ちゃんとそうしたよ。

だけど、僕が一番有り難うと言いたいのは、事故直後から諸々必死で頑張ってくれたマシュマロちゃん自身なんだけど。

手術終わった

昨日午後1:45に手術室に向かって、手術室で目が覚めたのは、夜の8時だった。

どうしてそんなに時間が掛かったのか知らないが、僕は少しも苦しくなかった。

嫌いだったチンコの管と喉の管は、驚いたことに起きた時にはもう外されていた。

「気管に突っ込む管が覚醒した時に気持ち悪くて死にそうだから何とかしてくれ」

と執刀医と麻酔医に言っておいたので、上手く処置してくれたのでろう。

チンコについては、手術室に行く30分前におしっこを出しておいたことを告げると、

「じゃあ、導尿しなくても大丈夫ね。」と看護婦が言っていたので管を差さなかったんじゃないだろうか。

ともかく、その2つがクリーアーされたので、僕は満足だ。

手術室は広く清潔で、看護婦が7人もいた。それに医師二人と麻酔医一人。そこらの大学病院よりも立派な手術室だった。

その看護婦が、僕がタイ語を少し話せると知って、ケラケラ笑いながら面白がって話か掛けて来た。

お酒、タバコ、血が固まりにくい薬をいつ使ったか、他にアレルギーはないか、手術経験等、煩く聞いてきた。

アレルギーといえばスギ花粉症があるが、これには説明に手こずった。何しろタイにはないので。

最後には理解して貰えたが、スギも花粉もタイ語が出てこなかったし、季節も違うので、面倒くなって、

「とにかく、タイにはないので薬もずっと飲んでないから気にしなくて良い。」と言い張った。

ナコンラチャシマのバンコク病院(私立)は、公営のマハラート病院と比べて遥かに小さい。患者数は100分の1くらいではないか? マハラート病院の患者数は異常に多く、人でごった返していて医師と看護婦は全然足りない。居ても、忙し過ぎて余裕がない。

一方、ここのバンコク病院は機器類は何でも揃っていて、看護婦も美人揃い。清潔で埃一つ落ちてない。

今居る病室は一泊3000バーツもして上級ホテル並みだが、水は10本あるし、大きめの冷蔵庫も湯沸器もあるし、電子レンジや食器棚や食器洗い場もある。部屋には付き添い者用のベッドやチェンネル数の多いテレビもある。バス、トイレは広く車椅子でも利用しやすい。

値段は公営病院の100倍するが(公立病院はタクシン時代の30バーツ診療が使える)、それでも僕は公立病院は使いたくない。マハラート病院の感染症のICUには50名以上の重症患者が隙間もないほど寝かされていて、実際3人が亡くなりつつあった(B型劇症肝炎でワーカーが亡くなったときに行った)。小児病棟も学生や家族が大勢いて清潔じゃない。胃のない胎児がチュラローン大学病院から移動してきた際には、チュラの医師から、

「あそこでは感染症に注意するように。」と言われたそうだ。

胃のない胎児の隣に寝ていた乳児には、若い女子高生みたいな娘が看病していたが、その人が18歳の母親で、乳児は重いデング熱に罹っていた。

ナコンラチャシマのバンコク病院の一般病室には、約一時間沖に看護婦が入って来て、心拍数、血圧、酸素飽和度などをチェックしたり、薬を持ってきたり、身体を拭いたりしてくれる。

今はまだパンツも履いていない手術着だが、今朝は美人で優しい看護婦さんにチンコまで吹いてもたった。

チンコが大きく立たなかったのが悔やまれる。

ここにも日本人の患者さんが多いらしく、日本語通訳が5名程いて、頼まなくても通訳者が無料で付くので、医師との会話や精算時の質問等に便利だ。(バンコクのバンコク病院には、日本語受付や日本語の問診票もある)

まあ、そんな訳で、お金さえあれば快適な病院なのだった。

この病院は、今回の事故入院以外に、マシュマロちゃんの肺炎の際も利用した。

10年前、タイフレンドリーというチャットで遊んで居た時に、何時もオナニーばかり見せつけてくる娘がいた。その娘がナコンラチャシマのバンコク病院に勤めていたので、タイ数度目の旅行の際に、バンコクからナコンラチャシマまで来て、ナコンラチャシマの街や遺跡を案内して貰ったことがあるが、その時にもこの病院に来たことあった。

公営の安い病院は、お金がない人達には絶対に必要で、公費で多くの人達を助けている。例の胃のない胎児も半年間以上無料のままだし。ある意味、日本以上に庶民に優しい。

けれども、やっぱり日本の医療制度や医療レベルは優秀だと思う。ありがたい国に住んでいたんだなあと痛感するこの頃である。

今日肩鎖関節の手術

昨日、コラートのバンコク病院に行って、右肩の肩鎖関節手術について、三人の医師と相談して、本日の午後2時から手術することに決定した。

手術の方法は予想通りだった。強力な人工繊維を鎖骨と肩甲骨を繋いでいた靭帯部分に通して結ぶのがメイン。

一番心配していた全身麻酔の脳への影響は、脳外科の医師から心配ご無用、手術には脳外科の医師も立ち会うとのことで安心できた。

昨日は、体重、血圧、心電図、血液検査、胸部レントゲンとありきたりの身体検査を一通り行い、内科の医師からは、

「あんた悪い所何処にも無いわ。」

と言われた。

悪い所があるから、高いお金出して手術受けるのだから、おかしな話だ。

そして今日は、今朝から9時前から病院に来ている。

内蔵の手術じゃないし、命に関わる病気の手術でもないのだが、僕は嫌い。特に口から気管支に突っ込まれる管が大嫌いで、麻酔が覚め次第うえっと吐き気に襲われる。

それと、ただでさえ細いちんこの口から長い導尿管を入れられるのも嫌い。抜く時痛いし、血もたいてい出る。

それらがなければ、全身麻酔の手術なんて痛くも痒くもない(麻酔が覚めると痛いが)。

なので怖くはないが、昨夜、悪い夢を見た。麻酔がなかなかかからなくて麻酔を入れすぎて、今度は麻酔から覚めなくなったという夢。その話をしたら、マシュマロちゃんが涙ぐんでしまったので悪いことをした。

一番怖いのは、今回の手術にかかるお金。多分、90万円。保険はもう限度額いっぱいで効かないし、ぶつかった相手は逃げの一手。

早く良くなって、しっかり働いて稼ぐしかない。

まだ回復せず

脳味噌の回復が早いと思っていたが、そうでもないみたいだ。

未だに日本語とタイ語の単語で、忘れた訳ではないが思い出すのに時間が掛かったり、思い出せない単語がある。

それが減ってない。

タイ語では、食べ物、フルーツ、人名が直ぐに出て来ない。

日本語でも、動植物名が駄目。

先日は家族と洞窟の話をしていて、コウモリが思い出せず、

「あの鳥みたいで、黄金バットの生き物の名前は何だったっけ?」

と聞いたら、妻から

「あんた黄金バットは覚えていてコウモリを忘れたなら重症だわ。」

と笑われた。

だけど、完全に忘れたものは何も無いと思う。

たとえ一時的に思い出せなくても忘れてしまった訳じゃない。脳味噌の働きが悪くて、記憶から引っ張り出すのに時間がかかるだけ。

昨日は、マシュマロちゃんの誕生日だったが、決して忘れてなくて、美味しい料理を二人で食べに行った。

調子に乗ってご法度のビールも少しだけ飲んでみた。

サッポロビールの小瓶を7割位。

美味しかった。脳血流の変化も感情の変化も何もなし。

この程度の量なら全く問題無さそうだった。

だけど、普段はもう飲まない。

まだ、寝起きするとめまいがするし、一日中ぼーっとしてるし、昼寝をしても夜は8時間熟睡出来ちゃう訳で、脳に血がしっかり廻ってない感じがする。

右肩の肩鎖骨関節脱臼は、事故の結果なので早めに治した方が良いということで、早急に手術することに決めた。

僕の場合はIII型。

治療法は一定してなく、医師によって異なる。しかも、中高年の場合は、手術せずに「放置」も多いらしい。

しかし、コラートのバンコク病院の医師は、後々の不便を考えれば早めに手術した方が良いと言う。

当初は、手術料が高過ぎるので、後日日本で手術することを考えていたが、日本での保険申請のことやタイでの賠償請求のこと、早く仕事をしないといけないことを考えて、早めに手術を受けることに変えた。

もう切れた靭帯はくっつかないだろうから、骨に穴を空けて人工の紐を通し引っ張ることになるだろう。入院は3日。

数ヶ月、右腕が固定されるが、その後は元の肩と同じ様に使えるらしい。

多分、来週にも再入院する。

クルマ運転してみた

医師からやってはいけないこととして、

飲酒、喫煙、コーヒー紅茶飲み等の他に、もう一つ

自動車、バイクの運転

というのがあった。

理由は皆同じで、まだ2%位の確率で痙攣発作が起きるかも知れないからだ。つまり、98%起こらないが、2%は起きるかもしれない。

痙攣発作が何故起こるのか分からないが、脳内出血の後遺症で、脳内出血量が多い程起こりやすいらしい。

僕の場合は出血量は多くなく、意識回復も早かった上に、事故後の回復が良好なので、「多分起こらないだろうが、絶対に起こらないとは言えない。」と言うことである。

痙攣発作は1~2分で終わるが、その間意識不明の全身痙攣になるので、クルマを運転していたら他人を巻き込む事故になりかねない。そんなことにはなりたくないので今日までクルマはご法度にしてきたが、この田舎でクルマが乗れないと不便で仕方がない。

自分としては、もう発作は起こらない気がしたので、ちょっと借家迄試しに乗ってみた。借家に置いてあるサンタクロースのビニール袋人形を取ってきたかったから。

結果は、普通に運転出来た。

しかし、危ない行為だったのかも。

いったい何時になれば発作の心配が無くなるんだろう。何時までも待ってられないし、医者には発作がなければもう行かないし、困ったなあ。

素晴らしき回復力!?

入院中はこんなだった。

足も腕も首も固められて、チンコまで導尿管を挿されて、体中が痛く、寝返りも出来ず、散々だった。

これは一般病棟に移ってからの写真で、ICUに居た時は記憶はないのだけれど、人工呼吸器に酸素吸入もされて意識朦朧だったそうだ。

だけど、1時間毎にマシュマロちゃんがICUの僕の耳元に来て、元気付けてくれたことは微かに覚えている。

それが、事故後3週間後には、足首の包帯以外は全部取れて、楽しく食事が出来るまでに回復した。

まだシャカシャカと歩いたり、重い物を持つことは出来ないが、ショップでのお客さん対応は出来るようになった。

これって素晴らしい回復力じゃないか? 良くぞ脳細胞が生き残ってくれた。

ただ、3週間もウデウデしていたので、足や腰の筋肉がかなり落ちた。(体重は落ちてない)

右肩の鎖骨が外れたままなので農作業は出来ないが、これから焦らず少しずつ身体を動かして、筋力を回復せねば。

まだ息子ちゃんは朝になっても起きず、このまま打ち止め予定終了になってしまうかも知れないのがちょっと怖い。

家族が来た

タイに来て、もう直ぐ7年になる今、始めて家族がタイの僕に会いに来た。

入院初期に、マシュマロちゃんが病院から病院の日本語通訳を使って電話したらしい。娘と日本でも会っていた千葉の起業家の女性も娘と連絡を取ってくれた。

死んでしまうかもしれないとか、一時的に良くなったとしても、今後状態が悪化してまた来ないといけなくなるかもしれないということで、まだ離婚してない妻と息子、娘の三人が揃って来た。

彼らは、タイに来るのは始めてだったし、三人で揃って旅行に行くのも初めてだった。三つの職場で休みを揃えるのに手間取り、当初の予定より一週間遅れた。

その間に僕のオツムも少し回復して、LINE等で話が出来て、死ぬようなことは無さそうと分かったが、以前から父親がタイでやってるいちご園を見てみたいと思っていたそうだし、一度も会いに行かないのも変だということで、やって来た。

空港で会った時、僕が一人で歩き、割と普通に話せたので、少しビックリしたようだが、娘はそんな父親を見て嬉しそうだった。

僕としても、日本から見舞いに来てくれた家族に対し親父としての体裁が欲しかったので、全泊全食(ホテルに付いている朝食は除く)こっちで支払った。

涼しくて、花や実がいっぱいのカオヤイ、ワンナムキアオを満喫してもらった。

マシュマロちゃんやその親戚、住込みワーカー等と上手く楽しそうにやってるところも見てもらった。

やったことは、

2つのいちご園見学

ゾウ乗り

タイの美味しい飯巡り

ちょっとリッチでハイソなホテル巡り

妹さん夫婦との会食

カオヤイ国立公園散策

ローカルな市場や、スーパー等の見学

カオヤイ美術館見学

パリオ見物

天然湧水泳ぎ

などなど。

泊まったホテルは、

Thames Valley

The Stay

Junble  house

Isaan Isan

の4泊5日(娘のみ1泊2日)

息子も娘も30超えで、孫までいたりするが、良い家族サービスが出来た。

僕の家族との写真なんか見せても仕方がないが、自分自身の思い出の為に掲載。

コーヒーも作ってご馳走した。

美味いと褒められた。

4人家族が揃うなんて、10年ぶりだった。4人で海外旅行なんて25年ぶりだ。

皆さん、タイが思ったより綺麗でハイソで涼しいことにビックリしていたし(タイじゃなくてカオヤイだけど)、ホテルも優雅でハイグレード、タイ飯も美味いと言うことで、結構気に入ったようで、また来るかも知れない。

子供達はもう大人なので、マシュマロちゃんとのことも応援してくれた。

無いお金がますます無くなったが、

「お金なんかいいの。あなたが思ったより元気で皆が楽しめたのなら。」

とマシュマロちゃん。

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Author:ハムケン
サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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