ワンナムキアオ↔カオヤイ間の道路拡張

もう何百回も走ったワンナムキアオーカオヤイ間の道路3052号線。

約1時間20分間の75㎞の道。

何時も早朝か夕暮れに走った。

マシュマロちゃんは、僕よりも10倍位多く走って、事故まで起こしている。

その3025線が2年前から拡張工事を行っている。

拡張工事と言っても、片側1車線を2車線にする訳ではなく、1.5車線にする工事だ。

拡張される0.5車線は、車の為ではなくて、自転車とオートバイの為に作られる。行政は、この道路を健康増進に役立てる道路として、快適に使えるようにしたいようだ。

現在までに、カオヤイからワンナムキアオ迄の約80%の拡張工事が完了している。

未だ一部出来てないのは、川や用水路の橋と、家が密集した旧市街、並びに我らがマシュマロいちご園前の国道304号線付近だけになった。

平日は数人しか働いてないので、工場のスピードが異常に遅い。何故か土日には何十台もの工事車両が出てきて、観光客を渋滞に巻き込む。

今月から工事が盛んになり、区間としては最後になったマシュマロいちご園前の道路の拡張工事が始まった。

年末の予算消化か目標達成の為の駆込み工事って感じがする。

向こうの方から工場車両が近付いて来た。

マシュマロいちご園前の道。

工事が始まると、有り難いことに車高の低い車は入り難くなるので、マシュマロいちご園に入るお客さんの数は減ってしまう。

工事は意外と速く進んでいて、既に完成時のイメージが見えるようになって来た。

道端の樹木は全部切り倒された。

樹木や草がなくなって、道路からいちご園への見晴らしが素晴らしく良くなり、いちご園の駐車場に立ち寄り易くなると期待している。

全てが完成するのはいつの事か分からないが、既に3052線は随分走りやすくなった。

オートバイや自転車族に邪魔されることなく、80㎞位の定速で走れるし、遅い車を追い越すのも楽になった。

全線開通すれば、観光客やオートバイ、自転車族が増えて、マシュマロいちご園のお客さんも増えるのじゃないかと期待するが如何に?

まだあるイチゴ でももう直ぐ終了

今日自分で採ったいちご。

カオヤイ農園にはまだこんなきれいで美味しいいちごがある。

第四波

他のいちご園は一ヶ月も前に終了したのに、うちはまだある。

気温34℃。クソ暑いのによくなるものだと感心する。色艶、味よし。

でも?お客さん来ない。

多分あと一週間でうちも終了。

住込み助っ人ウドンに帰る

マシュマロちゃんの大学時代からの友人で、僕らの家に住み込んでいちご園を手伝ってくれた女性が、今朝田舎のウドンタニに帰って行った。

当初の約束を守り、3月末迄しっかり働いてくれた。

ここに来る前は、バンコクの化学肥料会社で検査技師をしていたが、都会生活がほとほと嫌になり、昨年末に辞めて、田舎の家業であるキノコ栽培をお母さんと一緒に営むことに決めた。

しかしその前に、マシュマロちゃんの誘いで、ウドンタニに帰る前に僕らの所で働いてくれることになったのだった。

彼女の給料は月給制。前の化学肥料会社程は出せなかったが、住宅費、食費、電気、水道がただだったので、残るお金は以前並みか、それより多かったかも知れない。

とても良く働いてくれたので、毎月ボーナスを付けた。最期の月は、更に10000バーツ上乗せした。

ここで働く間、彼女としても、農作業や売り子の経験、お客さんとの接し方、外国人とのコミュニケーション、人を使うことの難しさなど、それなりに学んでくれたと思う。

それらはきっとキノコ栽培という事業に活かせられることだらう。

去年の引きこもり女子程ではないが、彼女も部屋で読書や映画を見るのが好きで、休日にも何処にも出掛けないタイプの人間だった。

今まで彼氏がいたこともなく、28歳にして正真正銘の処女(確かめなくても分かる)。タイでは珍しい。文化的許容範囲は広くないが、想像力、理解力は大学出だけのことはある。

本人は男や結婚には興味なしとのこと。しかし、親が「早く結婚しろ」、「結婚が女の幸せ」みたいなことを言うものだから、帰ってからどうなるか分からないが、将来は良妻賢母間違いなしと思う。

来期は彼女のような助っ人がいないので、どうやってゆくかが僕らの課題だ。

彼女が寝泊まりした部屋は、きれいに片付けてあった。

マシュマロいちご園終了の始まり

終了パーティが終わったワンナムキアオのマシュマロいちご園だが、いちご園の営業はまだ終わっていない。

平日はお客さんがもう来なくなって、余りお店を開く意味はないのだが、いちごは沢山なっているので、カオヤイ農園の店頭で売るためのいちごを供給している。

先日、住込み夫婦も田舎に帰っ行った。

その日、僕は後片付けとCCTVのチェックの為、久々にマシュマロいちご園を訪れた。

BGMを鳴らすスピーカーや、噴霧器、まだ使える農薬などを納屋にしまい、ゴミを燃やした。

一つの季節がまた終わった。

あれは三年前、マシュマロいちご園にする為の土地を訪れた時、オレンジ色の甘酸っぱいフルーツが沢山成っていた。

その翌年も良く翌年も三年前程成らなかったが、三年目の今年、また豊作になった。

三年前に比べて、少し老けた気がする。

あの時は、いちご栽培なんてどうやるのか見当も付かなかったが、妹さん夫婦のお陰でマシュマロいちご園は三期を無事終えることが出来た。

今期は生産性倍増を目指したものの、それは果たせず、ほぼ定常状態に終わったが、一つの足場は創れたと思う。

ゴミの片付けの際に、足元でガサガサ音がして、繁殖期でブルーに染まったカメレオンを見つけた。動作が鈍く、触らずにペットボトルの中に捕獲することが出来た。

見ると、尻尾と足が負傷している。体長30センチ位。噛む力は強い。

去年の今頃、カオヤイで真っ青に染まった同じ種類のカメレオンがいた。ネズミ捕り用の籠に入れてみたが、すっかり発情色の青が消えてしまったので、逃してやることにした。指が再生中。

翌朝、少し青色が戻ったのがいちご園を彷徨いていた。

競合が増えてお客さんが取られているマシュマロいちご園を来期どう盛り上げるか、これから1ヶ月ほどかけて考える。分かっているのは、コーヒー、スイーツショップを併設することだが、まだ全体イメージが固まっていない。

生肉とうんち食った:マイウー!

昨夜はマシュマロちゃんの兄貴のいちご園終了パーティーだった。

そこで、例によってブタの生贄が精霊に授げられた。

この辺りの背景、詳細は去年の記事にも書いた。

生贄を捧げるのは、タイの仏教ではなくて、モン民族の精霊信仰による。

こちらが今年の生贄のブタ

去年より大幅に値下がりして、71kgで3500バーツ。安いと思う。昨年は65kgくらいで5000バーツだった。

ブタの飼育環境は農家の庭で衛生状態は余り良くない。

手足口を縛られ、にわか作りの神棚の前に寝かされる。神棚も白い飾り紙も日本のものと似ている。

男たちに押さえられ、首元から心臓にナイフを入れる。

この鮮血が重要。

食用としても後で述べるラープの材料に欠かせない。

心臓を刺して約2~3分で絶命する。

バーナーで体毛を焼き、鍬で焼けた体毛と皮膚を削り取る。

あとに残るブタの身体は、肺以外は余すところなく使われる。

以前も書いたが、こんなふうに生贄を殺した時だけ食べられる絶品料理がある。

ラープ·ムーという生肉料理だ。

生肉と生血を混ぜて、包丁で叩いて細かくする。

これに茹でた肝臓を細かく切って混ぜる。流石に生の肝臓はサルモネラ菌が入る恐れがあるので茹でたものを使う。

いろんな香辛料を混ぜて、ハイ出来上がり。

日本じゃ絶対食えない生肉料理。ここ迄絶命してから一時間強。

生肉の食感がたまらない。ズバリ絶品である。

見た目気持ち悪いが、本当に美味しい。ちょっと辛いが。

肝臓の茹でたものも腰があって美味い。甘いのだ。

肉も最高! こんなに美味しい豚肉は、肉屋じゃ手に入らない。普段よく火を入れて肉を食べるモン族も、この時はメデイアムくらいの焼き加減でも食べる。脂肪の部分も弾力性があって、しつこくなく、普段の豚肉とは別物。

それから、もう一つ美味しいのがこれ。

左下のやつ。小腸だが、中には行っているものが美味しい。

そこで聞いてみた。

「この腸の中には何を詰めて焼いているんだい?」

「何にも詰めてないよ。」

「だけど、うんちを良く洗い流してから焼くんでしょう?」

「洗ってないよ。」

「ええっ、じゃ中に入っているのは?」

「うんち」

びっくりした。

小腸の上の方(胃に近い方)で、豚を殺した時だけうんちも食べられる。で、そのうんちが美味い。元はふすまのようなものだが、それが部分的に消化されて実に美味しいのだ。うんち臭さは全くない。

連日の宴会

僕は7時でお先に失礼したが、カラオケ宴は深夜迄続いたそうな。

兄さん夫婦は数日後チェンマイに帰る。あと10日で3人目の子供の出産予定日なのだった。

ファーサイ終了の宴

ワンナムキアオ、カオヤイと、いちご園の終了ラッシュが続いている。

カオヤイはすでに僕らの農園以外は今期終了し、ワンナムキアオの親戚も月末にかけて順次閉め、チェンマイの天空の村に帰ってゆく。

その際、助け合った感謝と、来期の繁栄祈って、みんな揃って宴会を行う。既に2件宴会があって、昨日はマシュマロいちご園ファーサイの宴会を行った。

総勢28名の大宴会になった。

材料をマクロで買い込み、夕方から女たちが調理。お酒はビールと安ウイスキー。だから、お金はそれ程かからない。

連日の宴会で、少々飽き飽きして来たし、さっぱり分からんモン語90%の会話にはついて行けないが、地鶏のスープとマムアンは何時も美味い。

別に、ありがとうとは誰も言わないが、これが彼らの習慣。

今日は、マシュマロちゃんの兄貴の宴会。

豚を解体する。

いちご園続投決定

先週はいちごもお客さんも少なくなり、働く意欲減退。旅行に出て遊んでばかりいたが、今頃になって、いちごの第三波が始まった。

何度か来てくれているこのお客さんは、今日一人でこんなに大粒できれいないちごを1.5kg採った。

糖度も乗って、アロイアロイの連発。

いちご株には第三波の花もたくさん咲いて、これから2週間か3週間はいちご一杯の農園になりそう。

なので、今月末で閉める予定だったカオヤイいちご園は、続投が決定!

と言っても、7日から20日の帰国の予定は変更せず。

不在の間、知り合いにお店と畑を任せることに。

日本から帰って来てから、更に続けるかどうかは、その時のいちごの状況次第。

多分、お客さんは少ないと思うが、他のいちご園は殆ど終了しているので、競合はない状況になる。

この間に、まだ大量に余っているアイスクリーム、いちごワイン、ウォッカなどの在庫をなくしたい。

まだまだあるよ

カオヤイの他のいちご園は、何処もほぼ終了状態だが、うちのいちご園には、まだいちごがたくさんある。

プロが30分も頑張れば、このくらいはすぐ採れる。

このところの気温上昇で、いちごの熟成が速く、大粒は少なくなって来たが、小さいものでも糖度は上がって、とても甘い。

ただ、残念なことに、お客さんが来ない。来ても、暑がって余りいちご狩りをしない。

お客さんが多い時期はいちごが足りなくて、いちごが多い時はお客さんが少ない。

いちごがなる時期をコントロール出来たら、利益倍増間違いないのだけれど。露天じゃそれも簡単じゃない。

最低気温を下げれば良いと言うことは分かった。赤外線を通さないシートは日本にはあるが、それだと最高気温は抑えられても、最低気温は下げられないだろう。ハウス+エアコンでこの問題に挑戦した人がいるが、採算が取れず失敗した。

花芽形成に必要な最低気温が高い、所謂夏いちごなら行けるかもしれない。

日本のいちご

日本から試験的に持ち込んだ20種あまりの日本のいちごのうち、タイの環境と栽培法で唯一残ったのが、この品種。

樹勢が強く、病気にもならずに盛んにランナーを伸ばし、花も実も良くつける。

気温が高くなると、急速に熟し、急速に傷んでしまうので、日本のように美しいピンクの大きな実にはならないが、香りだけは日本と同じように素晴らしいモモの香りがする。

もっと低温でゆっくりならせば高級いちごになるのだが。

薫りは良いので、それを活かした食べ方が出来れば商品価値は上がるだろうに。

誰も見向きもせずに腐ってゆくだけ。ああ勿体無い。

品種改良の親にするには良さそうだが、気が遠くなる話でやる気がして来ない。

でも、もしもタイの品種と掛け合せれば、絶対良い品種が生まれるような気がする。

農場のヘビ

何処のいちご園にしても、農場にヘビが居るのは普通のことである。

マシュマロいちご園なんか、コブラが居た。

カオヤイ農場にもヘビが沢山住んでいて、毎日のように見かける。見かけるが、すぐにマルチの下に潜り込んで逃げてしまうので、なかなか捕まえられない。大きさは、太さ1.5センチ、長さ60センチくらいの可愛い奴で、多分カエルやトカゲを食っているんじゃないかと思う。

いちご狩り客の手元に出現すると危険だが、実際にはヘビの方が先に逃げるので、お客さんが噛まれたという事態にはなったことがない。

しかし、農場から甲高い悲鳴が聴こえたことは何度かある。

「ヘビが居るからなんとかしろ」とお客に言われ、なんとかしようとするが、その時点ではもう二度と見つからないので、なんともしようがない。

昨日は、住込み従業員が鍬を振って追いかけていたので、僕も捕物帳に参加した。そして、野菜コーナーに逃げ込んでいたヘビを発見。傷を負っているようで、動きがおかしい。僕が追い出したところ、従業員が頭を一撃。愛犬ベリーも参加したが、鼻先を噛まれそうだった。

仕留めたのはコレ。2メートル級。流石にこのサイズは珍しい。

ずっしり重い。食べずに捨てた。

こんなサイズがいちご狩り客の目の前に出たら、大騒ぎになるだろう。

ヘビが居るのは、ネズミやトカゲ、カエルなどの爬虫類や両生類、それを支える昆虫類が沢山居る証拠で、それは自然のサイクルが上手く回っている証拠であるが、お客さんは虫もヘビも居ないいちご園が良いのだろうなあ。

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プロフィール

ハムケン

Author:ハムケン
サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

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