ペッチャブンはプータボークの絶景

タイの桜を見に行った前日は、ペッチャブン県の絶景で知られるプータボークで泊まった。

標高600メートル位の平らな大地から急傾斜で一気に1600メートル迄登ったところにある。

地図で示すとこちら。

ここはやはり山岳民族のモン族の住む地域である。どうしてモン族は同士てこんな山の上えに住むのか、モン族のマシュマロちゃんも分からない。

何かから山の上に逃げているのか、涼しい環境が好きなのかは不明。

山を降りれば、平らな肥えた土地もあるし水もあるが、山の上ではそれは非常に限られる。

モン族の村ということで、数年前に訪れた時は、一面キャベツ畑で、みすぼらしい手作りのホームステイがあるだけだったが、今回は絶壁のような急な斜面にプレハブのリゾートが無数に建っていた。

このビューポイントは標高1667メートル。

泊まった宿から近い夕日ポイントに行ってみたら、素晴らしい風景だった。

夕食は泊まった部屋の屋根上にあるテラスでムーカタを食べた。無茶苦茶寒かった。

写真には撮れなかったが、眼下に街の灯り、頭上に星々が輝いていた。

その夜は寄り添って寝ても寒くて寒くて良く眠れなかった。

あーさー!

ここから国立公園に入って、桜の園に行ったのだった。

タイの桜を見に行った

タイにも桜の木があることは知っていたし、木を買って庭にも植えているが、満開の桜を見たことはなかった。

二日前、マシュマロちゃんがFBの記事を見つけた。

ペッチャブンとルーイとピサノロークの県境の辺りに、プーロムローという桜の名所があって、今が満開の時期だという。

それで急に彼女のお母さんを連れて、一泊二日で見に行ってきた。

場所はこちら。

確かに満開だった。

国立公園の中にあるモン族の居住エリアにいくつかの桜林があった。標高は1500メートル位。結構寒い。気温は朝は11℃位。お昼は18℃位。

自家用車では入り口までしか入れず、モン族のピックアップトラックの荷台に乗り合いで行くシステムになっていた。一台で5~10人乗って、一台辺り1,000バーツだった。急な坂の未放送道路を行くので、2WDの普通乗用車では無理。

ソメイヨシノよりもピンクで、河津桜に似ている気がした。

木に依っては既に花は散って葉が出ているのもあれば、まだ5分咲きの木もあった。この品種は花が先に咲いて、後に葉が伸びるタイプだった。

ピックアップトラックの砂埃で髪の毛がボサボサになった。

桜の木以外は殆ど緑が濃い木が多いところだった。

整然と植えられている場所や、森の中にところどころ桜が生えている場所もあった。多くは高原状の平たい場所に纏まって生えていた。

天空の村で飼われていた生き物達

マシュマロちゃんが生まれ育ったチェンマイの天空の村では、犬や猫以外にいろんな生き物が飼われていた。

飼って何の意味があるのか分からないが、好きだから飼っているらしい。

ヤギ

別に乳を取るためじゃないらしい。

ウマ

別に野良仕事に使うためじゃないらしい。

黒豚

いくつかの小屋に何頭も居た。これは目出度い時に食べる為である。

美しい声で鳴く小鳥

実際、響くような美声で良く鳴く。品評会もあるので至るところで飼われているが、野生の鳥を捕まえて飼うのは実は法律違反。

インコ

こいつなどカオヤイ農園にも何十羽も群れをなして飛ぶ回っている。ギャアーギャー耳が劈くような声で鳴き煩い。

ペットのインコは羽根を切っているので余り飛べないが、実はインコは飛ぶのが美味い。時速100kmで飛び回る。

あっ、でもカオヤイのは頭まで緑色だったかな?

見て分かる通り、食べる為に飼っているのではない。

夜明け前から煩くて眠れないので、飼う気が知れない。

豚以外、何の目的で飼って居るのか分からない。ざっくり言えば、好きだから飼っているのだそうだ。

動物以外にも、数々のフルーツ、昆虫、花に囲まれて、超貧乏なのに、見方に依っては案外リッチな暮らしぶりなのかも。

プールアにて


マシュマロちゃんの腹違いの弟さんの所で子供が産まれたので、妹さん夫婦と一緒に、片道7時間掛けてタイ北部ルーイ県の街プールア迄見に行ってきた。

僕自身は、他人の赤ちゃんなど別に見たいとも思わないが、子供好きのマシュマロちゃんがどうしても行きたいと言うので、仕方なく付いて行った。

ルーイには何度か行ったことがある。

高地にあって美しい自然があって、花の苗の産地だ。

いちご園も多く、弟もいちご園をやっているので、様子を見たかった。

この時期は流石に未だいちごは定植してなかった。しかし、来月にはもう定植すると言う。

ここは標高680メートルあり、1500メートル級の山に囲まれている為、乾季の気温がとても下がる。

8月に定植すれば、年末年始には第二波のピークになるらしい。

羨ましい話だが、バンコクから遠いので、バンコクの金持ちや外国人は余り来ないとのこと。

お金が無いくせに、いちごのハリボテや看板は僕等より立派に作ってあって感心した。作り方を聞いたが、僕らに出来る気はしなかった。でも、かなり参考になった。

いちごが無い間、彼らはスーパーホットな唐辛子を栽培していた。

今が丁度収穫時期で、20人近いワーカーを雇って収穫作業をしていた。

山の手前の5ライ約8,000平方メートルが唐辛子畑。

20人くらい雇って収穫していた。一人当たり一日50~80キロ収穫するらしい。

良く熟した赤い実しか目立たないが、良く見ると無数の青い実がある。

今は唐辛子が割と高く売れ、キロ当たり45バーツくらいだそうだ。1人50kg20名とすると、45x50x20 = 45000バーツとなる。何回収穫出来るか知らないが、人件費、肥料代、農薬代、ウォーターシステム設置代と地代を引くと、あんまり儲からないそうだ。

訪れた日、丁度弟さんは自分たちの掘っ立て小屋を新築していた。旧母屋が手狭になったのと、赤ちゃんが産まれたことで、新たに一週間くらい掛けて一人で建てたらしい。

これがその家で、丁度僕らがワンナムキアオに建てた家と同じ広さと平面図だったので驚いた。

屋根は薄い鉄板だが、その他は木と竹と釘で作ってある。

去年までの僕らの掘っ立て小屋と基本的に同じ構造。

経費は約10000バーツだったらしい。そんなもんだろう。

木を土に埋め込んだ柱なので、2年で虫と黴が食って腐る。

僕らの新築仮宿は25000バーツで2.5倍もするが、耐久性はそれ以上だろうから、僕らの仮宿の方が一枚上と思った。

弟さんも、もしお金がもう少しあったら、僕らと同じようにしたかったが、手持ち資金がなかったので旧来の掘っ立て小屋しか出来なかったと言った。

なるほど、骨身に分かる理屈だった。

ここに来た主目的の赤ちゃんは、元気で健康そうな男の子だった。良く眠り、直ぐにお乳が欲しくなって泣く。お乳を飲むと、またすぐに眠る。

胃のない胎児だったTJとは大違い。この子なら、楽に育つだろう。

子供大好きなマシュマロちゃんは、赤ちゃんを取り上げて抱きっぱなし。

盛んにキスするので、ウイルスが伝染るからキスするなと叱った。ウイルスと言っても中共コロナじゃない。無数にあるヘルペスとパピローマ等のウイルスだ。

訪ねた夕方は、僕らの奢りで飲み会。

2500バーツ程で20名が飲み食い出来た。

長閑で美しい風景だ。とても癒やされる。

その夜は近くのリゾートて泊まった。古くて小さなリゾートだが、田んぼに面したコーヒーショップもある田舎風な宿だった。ベッドが固くて背中が痛くて熟睡出来なかった。

翌朝妹さん夫婦の娘を連れて散歩した。田んぼの上の桟橋遊歩道。こういうのがタイ人の好みなのだ。

田植えの直後の田んぼ。田植えと言っても、機械じゃないので、全然列をなしてない。

子犬が8匹もいて付いてきた。向こうに見えるのがリゾートとコーヒーショップ。

この娘は、僕が長く子守したので、何故か可愛く感じる。

初めて見る種類のクロアゲハ。

Papilio memnon

チェンライの妹さん若旦那の家

スコータイ観光はお昼過ぎに切り上げ、それからチェンライに向かった。

チェンライと言っても、チェンライ市街からは程遠い妹さん夫婦の若旦那の実家があるモン族の村を初めて訪ねた。

妹さんの旦那は全部男の5人兄弟の一番歳下で、男兄弟は全員ワンナムキアオの妹さんのいちご園の手伝いに来たことがあったので、良く知っていた。

両親も、数年前にサメット島旅行に招待していたので知っている。

彼らは、今暇なので毎日ビールばかり呑んでいると聞いたので、それに参加したくて行ったのだ。

それと、彼らは今年実家近くに土地を買った。6ライで120万バーツのラムヤイ畑(ロンガン畑)で、将来はそこに家を建てて住むのだそうだ。

6ライと言えば、9600平方メートル。それで120万バーツつまり420万円と言うことで、かなり安い。勿論、ラムヤイ(ロンガン)も付いてくるので、その収入も入る。

僕等も、カオヤイに去年と今年の2分割で0.5ライ800平方メートルの土地を260万バーツ910万円で買ったので、どちらが正解な選択なのかが気になっていた。

ここがその土地。チェンライの実家から5kmほどの山間のラムヤイ畑で、ラムヤイが鈴なりになっていた。

川に面しており水の心配はない。

ただ、近くに人家や電線や水道はない。

畑には良いが、住むとなると僕はちょっと抵抗がある。

台所は、土間でまるで50年か100年前の日本の田舎の調理場。漬物や味噌類の樽がないのが日本と異なる。

かなり広いが(20畳くらい)、中央に18ワットの蛍光灯が一燈だけで、かなり薄暗かった。どうしてもっと明るい照明にしないのか聞いたが、これで見えるから十分なんだそうだ。

調理は薪からプロパンに変わっていた(白米は電気炊飯器)。

これが、今は余り使われなくなった薪の大鍋。お祭りの時は今でも使うそうだ。

モン族のお米は、陸稲だが短粒米で日本のお米と似た粘りっこさがある。お餅にする餅米(カオニァウ)は、表面が赤黒く、小豆を入れなくてもあんこ色になる。

一応、貴重品だが、食べてみたいと言ったら、わざわざ蒸してくれた。

全くもって小豆入りあんこと同じ。

これを手で軽く揉んで餅状にして口の中に放り込む。

白いカオニャウよりも抗酸化作用や栄養価が高く美味しい。これなら、日本人の味覚にも太刀打ち出来る。

カオヤイでも、僕は週に一度位の頻度で、これと似た赤い米と白い餅米カオニャウを混ぜて炊いたご飯を買って食べる。

楽しく話しながら、ビールを何本も頂いて、気持ち良く酔っ払った。

スコータイ歴史公園

遺跡巡りが好きなくせに、スコータイには行ったことがなかった。

チェンマイ、チェンライ、ミャンマー、ラオス国境付近には早期退職してタイに来る前に複数回訪ねているし、マシュマロちゃんと知り合ってからは何度もチェンマイ方面は行っているのに、スコータイはそれらの経路からずれていて、序に寄れる所じゃないからだ。

今回はマシュマロちゃんと彼女のお母さんを連れての旅だったが、彼女達もスコータイには行ったことがなかった。

スコータイに着いた日は雨が降っていたので、翌日朝早くに遺跡巡りをしたのだが、よく晴れて正解だった。

遺跡の美しい写真を200枚位撮ったが、雰囲気が伝わる10枚程度を選んでアップしてみた。

歴史公園の全体図。

歴史公園内は車で廻れない。お金払って電気自動車やトゥクトゥクで廻るのが一般的みたいだが、自転車を借りて廻るのが正解。僕らは、マシュマロちゃんとお母さんが自転車に乗れないので大部分徒歩で周ったが、それだと相当体力を消耗する。後で見つけたのだが、後輪が2つの三輪車みたいな自転車があったし、二人で漕ぐ連結自転車もあったので、自転車に挑戦してもらえば良かった。

ところで、スコータイ歴史公園は6月頭から開園していたらしい。

しかし、外国からのお客さんはタイに来れないので、とても空いていた。人だかりの遺跡はゲンナリなので、良い時に来たと言えるのでは。観光客が写ってない写真は貴重じゃないだろうか。

スコータイの仏像が一番美しい顔立ちをしている。

タイの遺跡は何処もそうだが、修復がいい加減なのだ。当時は全体に彫刻が施されて居たようだが、それが残っているのは僅かで、当時のような修復はほぼ出来てない。多分、将来も永久に出来ない。

僕は、麦わら帽子持参、長袖長ズボンで日焼け防止バッチリ。でも暑かった。

こうした隙間だらけのラテライト石の円柱が多くあるのがスコータイの特長。これは実際柱であって、当時は上部は木で作られた寺院の様な大きな屋根が有ったらしい。

この遺跡も歴史公園内にあるが、仏教ではなくて、ピマーイやアンコールワットと同じクメールのヒンドゥー教遺跡。


この遺跡は、歴史公園のある堀から少し離れた場所にある。

歴史公園外にも、余り修復されてない小さめの寺院跡がいくつかあるようだし、スコータイ歴史公園と少し離れて、もう一つ別の歴史公園もある。

僕等は半日だけしか時間が取れなかったので、スコータイ歴史公園のみだったが、出来ればスコータイ歴史博物館も見て廻りたかった。三日間位かけて観るのが正解だったかも。

まあ、次回の楽しみに取っておこう。

北部タイの田舎巡り

ひさしぶりにタイ北部の田舎を巡って帰って来た。

全部で5泊したが、初日のスコータイ以外は貧乏なモン族の家で過ごしたので、とにかくネット環境が悪く、ブログ記事も全くアップロード出来なかった。

ネットが使えない場所には1日たりとも住みたくないとつくづく思った。

工程をざっと言うと、

カオヤイからスコータイに普段使わない道を7時間走った。

スコータイ観光を終えてから、チェンライにある妹さん夫婦の旦那の家に行って泊まった。チェンライと言ってもチェンライ市街からは程遠い山の麓の村だ。スコータイと旦那の村の様子は、別記事で紹介したい。

チェンライからチェンマイの山奥にあるマシュマロちゃんの天空の村を訪問して、そこで2泊。

チェンマイ近郊の街にある兄の家で1泊。

チェンマイからカオヤイへひた走りの最終日。

マシュマロちゃんの実家は標高約1300メートルなので涼しい

妹の旦那の標高は低くて約400メートルで暑い

タイの桜

タイ人は日本の桜が大好きで、桜を見る為にわざわざ4月に日本に行くくらい。

マシュマロちゃんも桜が大好きで、鶴ヶ城の花見は大満足だった。

しかし、実はタイにも桜がある。

それも、チェンマイの山奥、マシュマロちゃんの天空の村の近くにある。

そして、今が満開の時期。

桜はソメイヨシノではなくて、もっとピンクの濃い品種だが、紛れもなく桜であって、その木の近くに行けば、桜の匂いがする。花のない時期でも桜餅の匂いがする。

最後の写真を見れば、桜であることが分かるでしょう。

ついでに言うと、梅もある。

主に、サクランボを取るために持ち込まれたらしい。

土地の気候にマッチして、桜の木は増えている。

ソメイヨシノの白っぽい花よりも、明るい青い空と相まってタイらしく美しく咲いている。

訳あって僕は行かなかったが、数日前に実際にチェンマイで写した写真。

標高の低いチェンマイ市内では上手く咲かない。

カオコー再び

カオコーは800ー1000メートルの高地で、モン族が多く暮らす。

いちご園も多い。

モンの踊り

マシュマロちゃんはモン族。

モン族はタイの少数山岳民族だが、中国、ベトナム、ラオス、そしてアメリカにも多くのモン族がいる。もともと中国雲南辺りの人達だと思うが、戦争の影響でアメリカにも広がっていて、アメリカにはタイよりも多くのモン族が住んでいる。

謎めいた民族だが、日本の古き風俗に通ずるものが多くある。

顔も似てるが、特に動作が似ている。

そこで、モン族の踊りを紹介したい。

ウボンラチャタニーのダンスにも似ている気がする。

https://youtu.be/dQ0XD8-x7Bw

https://youtu.be/QCpUJVJy7vw

https://youtu.be/O31E4U4J1AA

https://youtu.be/Zmu4mLSk-AY

https://youtu.be/xegEO8Ldmdc

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ハムケン

Author:ハムケン
サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

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