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ThaiFex2019に行ってきた

先週、ムアントンタニのインパクトホールとチャレンジャーをほぼ全部使って開催されていたThaiFexに行ってきた。

ThaiFexとは、アジア最大級の国際食品関連展示会で、規模のデカさは一見の価値あり。

思えば、ThaiFexにはタイに来てから毎年欠かさず参加している。

目的は何時も新商材探し。

今年は、僕らのいちご園で売る新しい商品を見つけるのがメインで、特に次のものを重点的に見て廻った。

①ラオス、ミャンマー或いはタイ北部のプレミアムコーヒー(オーガニックアラビカ100%)

②ソフトクリームマシーンの安い物またはレンタルプログラム

③梅酒またはタイ人受けしそうなスピリット

④新アイスクリーム

それに加えて、日本からThaiFexに始めて行くという知り合いを二人案内するというのも大きな目的だった。

一人は、千葉の農産物を世界に拡めるイベント等を運営しつつ、自分でもタイやマレーシアに農産物を輸出している女性。

もう一人は、実家千葉の近くでいちご狩り園を経営するいちご農家。お二人には、いろいろお世話になっていたので、空港からの送り迎えを含め、出来るだけのことをしたつもりだ。

一番に訪れたのは、JETROがサポートしているJapan Pavilion。

ここには、タイで売りたい商材を持った中小企業が出展していて、日本語でいろんな話が出来るので楽しい。

今回は、③の梅酒取扱業者と商談出来たのが収穫。未だ価格、条件はこれからだけれども、安くはないが質の良い梅酒を入手するルートが出来るかも知れない。

梅酒はタイ人の特に女性に人気だ。インバウンドで梅酒の知名度はあるが、余りタイでは見掛けないのでチャンスはある。何時も売ってるいちごワインとの相性も良く、最低一銘柄は商材に加えたいと思っている。

ラオスのアラビカ種。

ラオスのアラビカコーヒーの質は多分悪くない。

2つのブランドを当たったが、自分で香りや味を確かめた範囲では、コスパ最高と思った。

オーガニックのアラビカ種100%である。日本への輸出経験はない。ただ、日本やタイやアメリカのオーガニック認証は取ってない。

オーダーすれば、ビエンチャンからメコン川を舟で渡り、ノンカイからはKerry等の宅急便でタイ全土に数日で届けられると言う。

僕らはコーヒー豆商社じゃないので、ローストされたコーヒー豆を使う分だけ頻繁に輸入したいので、丁度良い流通だ。

ラオスのオーガニックアラビカなら、試してみたくなるお客さんも多かろうと思う。それでいて、大手のブレンド豆よりも安いから言うことなし。

しかし、アイスクリーム、ソフトクリームは駄目だった。

特に、ソフトクリームマシーンは、何処も値段が高過ぎ。最低価格は96000バーツ(展示会特価68000バーツ)だが、中国製で冷却装置なし。つまり、出来たソフトクリームを押し出すだけ。

ソフトクリームの素を入れれば、冷却してソフトクリームが出来るマシーンになると、日本円で100万以上の物ばかりで、3種類のソフトクリームが出来る奴だと、200万超えになる。そんなの買ったら、何時元が取れるのか分かりゃしないので断念。

レンタルプログラムはあったが、6ヶ月で新品買うのと同じ値段になるという価格設定でお話にならない。

どうしてそんなに高いのか分からないが、ソフトクリームに関しては、今年は無理そうだ。

ただ、ソフトクリームの素は良いのが見つかった。森永の物。ダントツに美味かった。マシーンが無けりゃ出来ないけど。

気になったのは、今年は生鮮野菜や果物が少なかったこと。JETROの情報では、この夏からタイの輸入規制が厳しくなり、多くが脱落するのだそうだ。

とても美味しい豚骨ラーメンスープの元や、チルドなハマチ半身、高級霜降り和牛など、美味しそうな商材もいくつか見つけたが、タイでの展開は容易じゃなさそうだった。

最終日は一般開放されて、カートを持ったおばちゃん等が押し寄せて賑わった。

新車レッドブル来たー!

3月下旬、バンコクモーターショーで車をオーダーした。

その後、社内連絡の不備とソンクラーンも影響で、さっぱり事務処理(特にローン審査)が進まず、もうどうでも良いやと思っていたところ、日本旅行中に審査が通って車の準備も出来た。

そして今日、その新車が来た。

来たと言っても、片道3時間掛けてサムットプラカーンはムアンボラーン近くのトヨタ迄取りに行かなければならなかった。往復6時間の運転で、すっかりケツが痛くなってしまった。

買ったのは、TOYOTA HILUX Revo Roco 2.8L 4WD 特別仕様。言わば、最高機種のフル装備也!

俺の赤」と純黒の対比が、なかなか渋いでしょ!?

以前にも書いたが、この手のピックアップはタイではとても価値がある。

なぜなら、タイのピックアップは全部タイで生産されている。いすゞの場合、100%タイ生産で、9割がタイ市場、残り1割が日本を含めた世界市場向けとのこと。

主な需要は貧しい農民であり、農民保護の為に税金が特別に低く設定画面されている。

タイで、日本産一般乗用車を買うと、関税等の為に日本の価格の2-3倍も高くなってしまうのだが、ピックアップに関してはタイの方が同程度かやや安いくらい。

実際、農業をやってみると、豚糞とか丸太とか農薬噴霧器など、やたらと大きくて重くて汚い物を運ばないといけないのだが、それにはピックアップトラックが最適だ。荷台に屋根がないので、荷台に立って作業出来るし、背の高い荷物も載せられる。汚れたら水で丸洗い。(欠点は、雨が降ると荷物が濡れること。これは案外困ることがある。)

車検上は500kg迄となっているが、実際には業者は3トンくらい平気で積んで使っている(後輪の板バネは要補強)。

だから、農民の僕らも選択肢はピックアップとなる。

ただ、最近のピックアップは、昔と違って内装は乗用車並み。でかくて回転半径がやたらと大きく、取り廻しには苦労するが、遠出のドライブにはうってつけ。未舗装の荒れた道や畑の中やぬかるみもへいっちゃらということで、とても重宝する。

日本でも、本格クリカンマニアのピックアップ需要があって、長らく発売中止だったのが、最近復活したと聞く。

ピックアップの車体は、基本トラックなのでしっかりしており、対普通乗用車との事故では圧倒的に強いという安心感もある。

これで、赤いモトサイのレッドアロー号二世とピックアップのレッドブル一世が揃った。赤いいちご園にマッチして、いい感じ。そういえば、日本の実家のスバルレガシーGTも赤。メガネフレームも赤。

色といい仕様といい、大きな事故で潰さない限り、長く乗り潰すことになりそうだ。

これからは、もう泥水で濡れたままの服で乗らないぞ。泥だらけの長靴も禁止だ。

日本の風景

日本帰国中、何処を周ったかを順に。

それぞれの場所のベストショットを一枚ずつ。

全行程好天に恵まれ、美しい日本の風景を満喫出来た。

海ほたる

東京ディズニーランド

大涌谷

数日後、入山規制で行けなくなった。

黒温泉玉子を二つ食べたので、94歳迄生きられるようになった。

タイ人に人気の富士山ビューポイント 新倉山浅間公園

カチカチ山から

本栖湖 芝桜公園

白糸の滝

白馬

姫川ビューポイント

岩岳山ゴンドラのスカイデッキ

親不知海岸

立山称名滝

立山 室堂

立山アルペンルート

白川郷

名古屋城

京成ローズガーデン

ガイヤファーム

母はがっぽり無料のお土産をゲット

東京 お台場

浅草寺 渋谷も廻った。

泉自然公園

富津潮干狩り

ハマグリもたくさん採れた。

いよいよ帰国

明日、クルンテープに一泊して、明後日の朝の便で日本に帰る。

気が付いたら、二年前のスケジュールと殆ど同じだった。ゴールデンウィークを避けるので、そうなってしまう。

日本でゆっくり休むのかと言えば、そうではなくて、まるで連休のお父さんの様に家族サービスで忙しい。

もう行きたくもないディズニーランドにまた連れて行ったり、富士山を見にあっちこっちビューポイントを回ったり。

久しぶりに父帰るのに、息子や孫、娘に会えるかどうか未だはっきりしない。

帰るというより日本に旅行に行くという感じ。

二週間ほどの日本滞在の後タイに「帰国」する訳で、既にタイに生活の基盤があるみたい。

と言うことで、日本滞在中の二週間余りは、このブログの更新はなかろうと思う。

タイに戻ったら、来季が始まる。

気楽な一人

今日は農園で一人。マシュマロちゃんも住込みワーカーも居ない。

有り難く来てくれた客も断り、いちご苗96番の世話をした。

たった一人で、自分が考えた好きなやり方で、自分のペースで仕事をするのが一番好きだ。誰からも指図や評価される訳じゃない。成功も失敗も自分のの責任。これが気持ちいい。

俺の赤。

お昼からは、新たに見つけた薔薇屋で、名札の付いていない薔薇苗をいくつか買って農園に植えた。デービッドオースチンもあるし、鈴木省三もあるのに、名前が付いていないという悲しい薔薇屋。

もういちご園は飽きた。

あと一週間余りで日本に帰る。

たった二週間ほどの旅で、自分の為と言うより、マシュマロちゃんや妹さん家族へのサービスみたいなものだが、彼らの笑顔が何よりの癒やし。

あ、それ嘘。美味しいお酒と日本料理と温泉こそが僕の癒やし。

因みに、今回は母も千葉に連れて来る。

去年、マシュマロちゃんを連れて母に合わせた時、母は、

「タイで見つけた新しい彼女かい?」と聞いてきた。

「一緒にいちご園をやってもらってる共同経営者だよ。」

と僕は答えたが、母は未だそんなに呆けてない。

今回は、母にも妻にも娘にも、何も隠さず観てもらう。

還暦の誕生日

何も考えず、ただ風に揺れる木の葉や流れる雲を見ていた。

鳥達が飛ぶのを目で追いかけ、野の花を想う。聴こえてくるのは、鳥の声と風の音だけ。

プールで泳いで濡れたままの身体をソファーのブランコに横たえて、涼しい風が心地良かった。

こんな風に身も心もリラックスした時を過ごすのは久しぶりだった。

4日は僕の還暦の誕生日ということで、マシュマロちゃんがカオヤイのリゾートホテルを予約してくれた。

「今日明日は何にも考えずにゆっくりしてね。」

その言葉通りに、何も考えないことにした。朝から彼女に連れられれるまま、ラムタコーンのカフェで朝食を摂った。そのカフェは同じラムタコーンとは思えないほどの清流で感激したので、別の機会に紹介したい。

誕生日の日に泊まったホテルは、Sala Resort Khaoyai という。カオヤイ農園とワンナムキアオのマシュマロいちご園の中間地点にある。ゆったりとした丘陵地帯の一番高い丘の上にあって(標高585メートル)、周りには民家が全くない。風が涼しい。

丘の上に大きなプールとレストランがあって、その周りにプール付きのビラが4棟あるのみ。各ビラは他から見えずプライバシーは抜群。

僕らが利用したビラはこれ。屋上に夕暮れや夜に寛ぐソファーがある。昼は日陰が無いので暑くて居られない。この時は、にわか雨の後だったので、カバーが付けられていた。

こちらが正面側。前には何もなく、裸で居ても誰にも見られない。小さなプライベートプールが有難かった。

顔がタイ人より真っ黒で嫌になる。

部屋の中は白基調。曲線が多く角が無い作り。

やけに広くて、この部屋は138平米とのこと。プライベートプールもあるし、高そうだったので、

「このホテル高かったんじゃない? 4000バーツ位したんじゃない?」

と聞いたら、マシュマロちゃんは、直ぐには答えなかったが、朝食付きで7800バーツだったと後で教えてくれた。7800と言ったら、タイじゃちょっと凄いぞ。何しろ、税込みで3万円だよ。何も考えるなと言っても、貧乏人はお金が気になるじゃないか。

「一年に一回だけの日なんだから、高くないわ。私、時間をかけていろいろ探したけど、ここならゆっくりリラックス出来ると思って選んだの。気に入ったでしょ? 何も気にせずゆっくり休んでね。」

プライバシー重視のリゾートホテルだけあって、お客さんは、レズビアンのカップル、中年とミヤノイのカップルがいた。他はシンガポールからの観光客と僕ら。タイのリゾートホテルでコンドームがアメニティーにあるのを見たのは初めてだった。

ライラックとクチナシのようなうっとりする香りがホテル中に香っていた。このホテルのオーナーは、植栽には拘っているのが分かる。小鳥もこれらの木が大好きで、沢山寄ってきて美しい声で鳴く。

「私達の庭にも、綺麗で香りが良くて、小鳥が好きな蜜や実がなる木を植えましょうね。」とマシュマロちゃん。

やっとのことで水から上がった彼らが、やがて大空を飛び回るようになるなんて、誰が想像出来ただろうか。

真っ赤な夕焼け。イサーンの夕焼けは何時も美しい。

これはメコン大ナマズではなかっただろうか?

夕食のお値段はまあこんなところかな。他にレストランはないし、わざわざ遠くの安くて不味いローカルレストランに出掛けることもないので、ここでじっくり味わいましょ。

本当に何も考えずに一日を過ごした。

シアリスを仕込んだのに、息子も主人もその日はぐっすり夢の中。

で、

アーサー!

日の出。

それから二度寝。起き上がったのは8時半。

いろんなコーヒーを飲んだけど、ここのコーヒーはいまいち。僕らのお店のコーヒーの方が断然美味いでヤンス。

多分、この日だけで1.5kgは肥った。

マシュマロちゃん、ありがとう! とっても素敵な誕生日だったよ。脱世間で静かに過ごすには最高のリゾートだと思う。

還暦の身で、美人じゃないけど心優しい年若き女性から愛されるなんて、それだけでセカンドライフはハッピーなんだろう。

日本なら、会社首になって、警察に逮捕されて、一家離散ものかも。自由度が低く、がんじがらめで無表情の日本よ、さようなら。

自由で自然でおおらかで明日のことなんか考えないタイよ。ありがとう。

モーターショーで車買った

4年前に買った白いマシュマロD-Max号は、最近運転していてどうも芳しくない。ステアリングがしっくり来ないし、高速時やカーブでの安定性が悪い感じがしていた。2年前の大事故の修理がいい加減で、その歪が効いて来たのだろうか?

6年ローンで買ったので、未だローンが残っているが、この際買い替えた方が良いと思った。

買い替える車に拘りはなかったが、ここでいちご園をやるとなると、やはりピックアップトラックが必要だ。

どうせ買うなら、泥んこのオフロードでもスリップせずにちゃんと走れるのが欲しかったし、ステアリング周りのアシストがしっかりしているのが良い。

いろいろ検討しているうちに、ToyotaのRevo Roccoという車種の赤バージョンの色に心が捕らわれてしまった。

その色は僕を狂わす色。真赤じゃなくて少し紅が入る。いちご園のトレードマーク!

と言うことで、色で決めてしまったのがこれ。実際は写真よりやや紅っぽい。

最上位機種 の2.8リットルディーゼルVNターボ4WD オートマチック。所謂フル装備。

汚くクロカン的に使うので、もっと安いのでも良かったが、この赤と黒のストイックな配色が気に入ってしまった。きっと、いちご園に似合う。

4WDバージョンには上記のアシストが全部付く。その割には価格の上昇が少ない気がした。

日本に同じモデルはないが、ハイラックスブラックラリーエディション2.4リットル4WDが近い。ハイラックスは日本では未販売になっていたが、近年のクロカン人気で再度販売されるようになった。

つくづく思うのは、ピックアップトラックはタイでは価値があるということ。

先ず、タイで生産されている上に農民保護の為、税率が低い。一般乗用車の関税の高いタイでは、普通乗用車の価格は日本の価格の2.5~3倍もしてしまう。例えば、タイのタクシーで良く使われるカローラALTISとハイラックスが同程度の価格なのである。上記日本版ハイラックスが約400万円するのに対して、僕の買ったモデルは115万バーツ約405万円とほぼ同価格。僕のは2.8リットルなので、タイの方が安い位だ。つまり、価格に対する価値を考えるとピックアップトラックが最高。400万円も出してカローラ買う気はしないが、これなら納得。

ピックアップなら悪路の多い田舎道でもへっちゃら。

ピックアップは丈夫なフレームがあるので、比較的大きな事故でも助かる可能性が高い。アメリカではハイラックスをどうしても壊せないという動画があるくらい。

いちご園をするなら、ココナッツ培地や豚糞、ポンプ、丸太等、大きくて重い物を運ぶ必要が何度もある。

モーターショーで注文すると、金利が低くなる、販促費が多く出るので値引きが良い、車両保険が安いと言うメリットがある。

僕の場合、120万バーツの車体に6万バーツ位の保険その他備品手数料込で、115万バーツ。頭金25%で残りは4年ローンで金利1.84%だった。

パクチョンのトヨタディーラーで買うと、値引きはせいぜい3万バーツ、金利は2.9%ということだったので、それよりかなり良い条件で買えたことになる。リース審査もその場でOK。

D-Max号を売却費で頭金は余裕で出る。

毎月の返済が11000バーツから19500万バーツと高くなるが、性能と安全性を考えて良しとした。

ところで、タイでは現金一括払いはそう多くなく、頭金は15, 20, 25%が一般的。それより頭金を多く積んでも利息は変わらない場合が殆ど。

モーターショーでは、スバルや三菱、MGその他多くの車種で、3年ローン金利ゼロがあった。ハイラックスで金利ゼロは残念ながら出来なかった。

いすゞのD-Maxも、真っ赤でデコデコのクロカン仕様の車が置いてあって心がそそられたが、流石にクロカンやる訳じゃないので止めておいた。

ここまで来ると、働く車じゃなくて遊びの車。

こんな軽自動車みたいなのもあった。電気自動車だった。

トゥクトゥクに良いかも。

クンター吉田さんの新作

確か土日の忙しい時間だったと思う。

いちごスムージーを作るため、轟音を立てるブレンダーと格闘していた時、僕よりは年忌が入った一人の日本人がいちご園を訪れた。

「ハムケンさんですね。吉田です。」

とその人は言った。

見覚えの無い顔だった。はて、吉田さんという人からここに来るという連絡を貰っていただろうか? 毎週何人かの日本人から連絡を貰っていたが、ほとんどの場合、名前は覚えられずにいた。

記憶をま探りながらも、取り敢えず、

「ああ、吉田さんですか。いらっしゃい。」と答えたが、吉田という名前に思い当たらないままだった。

その後、二言三言何かを話したような気もするが、何を話したかは覚えていない。

そのままいちごスムージー作りに忙殺されてしまった。

それからしばらくして、不意に

「吉田さんとは、ひょっとしてあのクンター吉田さんでは?」という疑念が頭を離れなくなった。

クンター吉田さんとは、このブログでもリンクしている

タイ山岳民族の村に暮らす」というブログを書いておられたフリーライターで、

小説「遺された者こそ喰らえ」の作者 吉田清さんである。

この本は僕がタイに来る前に読んだ。

マシュマロちゃんはモン族、オムコイのラーはカレン族(ガリアン)で、民族は異なるが、同じタイ北部山岳地帯で暮らす少数民族で、暮らしぶりなどが似ている点が多く、面白く読ませて頂いた。

そのオムコイでの暮らしを綴ったのが、ブログ「タイ山岳民族の村に暮らす」である。

しかし、久々にそのブログを閲覧してみると、クンター吉田さんは、もうオムコイには居らず、チェンマイの別の場所で暮らし始めたようだ。

その新しいブログは「チェンマイで悠々として急げ」。

そこで彼の新作が発売されたことを知って、さっそくKindle版を購入し、今日読み干した。

アマゾンの紹介文には次のように書かれている。

---

肺癌で妻を亡くした「私」は、介護中に発した極度の不眠と鬱に見舞われ自死への誘惑と絶望の淵に沈んでいた。だが、ひょんな偶然から銀座のマッサージ店で落陽出身の女子留学生小黄に出会う。純朴な彼女との触れ合いを通じて「日常のリズム」を取り戻した「私」は、春休みで帰省した彼女の実家を訪ねるべく、北京、上海経由で落陽に向かうことになった。だが、不眠と鬱の反動から一転して異様な「躁」状態に転じていた私は、向こう見ずな狂躁の中で取材の行き過ぎを起こし売春マフィアに拉致されたり、銀行員との乱闘事件を巻き起こしたり、市民さえ怖れる公安警察にひとり乗り込んだり。無軌道な旅の混乱に翻弄されながらも、なぜか人間との出会いに恵まれる。人のいい能天気な売春婦の小霊、落陽のホテル・ビジネスセンターで「私」の世話を焼く切れ者少女小楊、雲南省麗江納西族長老の娘で出戻りタクシードライバーの小洪などなど、男女の仲を超えた人間的な触れ合いを重ねてゆく。そうして、最後にはタイのチェンマイで山岳民族カレン族女性との運命的な邂逅を果たし、山奥のカレン集落で人生崖っぷちの“生き直し”を図り始める・・・。「第一回開高健ノンフィクション大賞」最終候補作家が、自らの壮絶な実体験を容赦なく晒し、えぐる“喪失のあがきと狂躁のもがき”。そうして、ようやく辿りついた自給自足の村で見出した「生きる原点」とは? 2019年1月新刊行の<アジア・ノンフィクション文庫>第一弾『「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った』の前編に当たる待望の新作小説が、いま<アジア・フィクション文庫>第一弾となって堂々の刊行! 
 愛する者に遺された人、そうして人生の意味を求めて旅をさすらうすべての老若男女に贈る“”感涙必至の名著“、ここに誕生!

心に残った言葉

いちご園やこのブログを通して、僕に会いに来てくれた人が大勢居る。

僕は相手の方のことは全く知らないのに、向こうは少し僕を知っているというのが妙な感じがするが、わざわざ会いに来てくれたということ自体、大変有り難いことに違いない。

そんな人達から頂いた心に残った言葉を書いてみた。

「前からお会いしたいと思っていたけれど、今日やっと会えました。お会い出来て嬉しいです。」

「身体に気を付けて、これからも頑張って下さい。陰ながら応援してますよ。」

「いろいろあったようだけど、いちご園で成功されて良かったですね。」

「僕はハムケンさんのように冒険は出来ないけれど、何時もブログを読んで励まされてます。僕も一つ飛び出してみたくなりました。」

「ゼロから始めて、ここ迄出来ちゃうなんて凄い。とても励まされます。」

「ハムケンさんの生き方は、日本でモジモジしている僕らサラリーマンの励みになりますよ。成功を祈ってます。」

「タイで一番美味しいいちごと評判ですよ。」

そう言われれば、ちょっと恥ずかしくも素直に嬉しい。有り難い話である。

ただ、自分では別に成功したとは思ってない。

寧ろ、起業で失敗して無一文になるところを、いちご園で辛うじて食いつなぐことができるようになったというだけだ。

実際問題、早期退職せずに順調にサラリーマンを続けていた場合に想定される老後の方が、少なくとも経済的には豊かだっただろう。

ただ、この6年間はそれなりに楽しく過ごすことが出来、精神的にはサラリーマン時代より豊かに生きて来られたと思う。

明日のことは未知数だが、サラリーマンを続けていた場合よりも経済的にも豊かになれるよう頑張りたい。

薄くなった頭髪

僕は、あと三週間程で還暦を迎える。

苦労しなかったせいか、還暦を迎えた他の人と比べて、自分はそれ程ジジ臭くないように思うが、タイに来た頃の写真と最近の写真を見比べると、少し髪が薄くなった気がする。

マシュマロちゃんに言わせると、物凄く薄くなったそうだ。自分では、そこまで変わらない気がするが。

一昔前迄は、頭頂部が脂ぎって、そこに雑菌(恐らくカビ)が繁殖して、頭皮が赤くなっていた。指の腹に頭の脂を着けて匂いを嗅ぐと臭かったので、明らかに感染があった。

実際問題、ハゲの原因はカビ等の感染が主因ではないかと言われている。

間接的には、ストレスや血行障害、男性ホルモンの影響で男の禿頭の下地が出来る訳だが、この感染がなければ頭頂部のハゲは進まない(と思う)。

そんな訳で、現役時代は時々逆性石鹸で頭皮を消毒していた。これは効果があったし安価で良い。他にも手足や傷口の消毒にも使えるので、お風呂に常備していた。

抜け毛や育毛に良いとされるシャンプーも使ってみたが、逆効果ばかりだった。

ところで、最近は女性の頭髪(が少ない)という悩みが増えているそうだ。

それと同じかどうか知らないが、マシュマロちゃんのお母さんは頭髪があまりない。昔、中国式の丸帽を寝る時まで着けていてカビが繁殖したのが原因のようだ。

そのカビが先祖代々受け継がれて、時々足首や腿の皮膚で暴れだし非常に痒くなることがあるらしい。そんなときにはファンギダームとかいう同じくアゾール系の抗真菌剤クリームを塗ると一発で治る。

先日も彼女の足首と頭頂部が痒くなって、頭頂部を見ると皮膚が赤くなっていた。

そこで先日、タイの薬局で抗真菌クリームを買うために薬局に行った際、ハゲ防止のシャンプーはあるか?と聞いてみたら、こんなのが出て来た。

ケトコナゾールという抗真菌剤が配合されている。普通に洗髪して数分待ってから流す。

こんなのが若い時に日本の薬局で買えたら、今頃はもっとふさふさの髪だったことだろうに。残念ながら、在日中は見つけられなかった。

効果の程は未だ確認出来てないが、如何にも効きそうだ。

予期せず神薬を見つけたので、ハムケンの頭髪はあと10年は温存されるであろう。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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