魚釣り
暇臭くてしょうが無いので、ワンナムキアオの妹さん夫婦の家に遊びに行った。
彼らのいちご園の隣にいちご園の水源として使っている溜池があって、そこにプラニン(ティラピア)を放流したら手のひら大に育って来て、魚釣りが出来るから遊びに来い言われていた。
タイの男達は皆、魚釣りが好きで、仕事が無くなると必ず魚釣りに勤しむ。
魚は至る所に沢山居るが、ポイントはタダで釣れる事である。(なにしろ、職無しでお金が無いので)
釣りは、ほぼ自然の獲物をゲットして自分の物にするという男の野性を掻き立てる。
おまけに、食料も手に入る。
僕もガキの頃から大好きだったが、大人になってからは、あまり回数はやってない。淡水での釣りは殆ど皆無に等しかった。
ワンナムキアオの妹さん夫婦のお宅(と言っても掘っ立て小屋である)に着くと、雨が降ってきて釣りはしばらくお預けになった。
その間、彼らが飼っている鶏(ジェーと言う子柄の庭鶏で、僕が飼っているのと同じ)を4羽も捌いて、半分をみんなで食べて、半分を頂いて来た。
それから、昨日妹さんの旦那さんが釣った魚も煮てもらって食べた。
そうこうしているうち雨も止み、一時間程の魚釣りが出来た。
沢山釣れて、全部くれたので、有り難くカオヤイに持ち帰った。
家で数えたら15匹居た。
手のひらよりも小さいのも居るが、手のひらサイズが一番多い。
25センチ位の大きいのも釣れた(釣ったのは僕だ!)。
これを家で鱗とはらわたを取り除き、大きさで3つに分けて冷凍庫に保存した。
大きいのは煮魚。小さいのは油で揚げて食べるつもり。
彼らのいちご園は、鶏は居るし、魚は居るし、フルーツはマンゴー等多くが彼方此方に成っていて、買い出しに行かなくても食べていける環境だ。
僕らのカオヤイ農園の溜池にもプラニンを放ったが、どうして居なくなってしまったのだろう。(そのうち、また稚魚を買って放流してみたい)
買い出しに行かないのは、お金が無いからじゃなくて、コロナが怖いから。
ナコンラチャシマ県では屋外でのマスク着用は義務付けられてないが、車を運転する人達も皆社内でマスクをしていて驚いた。
これくらい怖がれば、タイでの蔓延は直に収まるだろう。