川の水が遂になくなった

覚悟はしていたが、昨日の夜を最後にラムタコーンから水が取れなくなった。

もう水が全く流れていない。

昨夜の取水で水位も大きく低下。川底の地下の水の流れがどのくらいあるのか知らないが、十分になければもう期待出来ない。

水位を測る岩も全部水の上に上がった。

それでもまだ少し水が残っている。溜池への組み上げが出来るならやってみたい。

今日からは、溜池の水を使うつもり。今まで何度も川から組み上げて来たので、まだ一週間は使えると思う。

しかし、それではおぼつかないので、隣の他人の土地(未使用)の池の水も使えるように、新たにPVCパイプとポンプを先週2日間かけて設置した。

その池の水は、若干泥臭いが、多分一週間は使える。

即ち、合わせてあと二週間の水があるということ。

その間に一雨降るのを願うばかりだ。

川も池も水がなくなったら、水を買って使う。6000リットルで800バーツ。一週間使うと、42000バーツ。出費だがいちごを枯らすよりは良い。

水がなくなって数日でいちごは枯れる。一番いちごが沢山なる2月に枯らしてはならない。

2月になれば、きっと大雨が降るだろう。

美しのマリーゴールド

いちご園の片隅で育てていたピーマンが終了して美しくなくなったので、マシュマロいちごがマリーゴールドの苗を約2000株買って住込みワーカーに植えて貰った。

マリーゴールドは、タイではダウルアンと言い、仏様に飾る花として一年中非常によく使われる。

そのせいか、タイのマリーゴールドの品種は世界最高である。

それが綺麗に咲き出した。

黄色は黄色でも、赤味のないレモンイエローの品種で香りも良い。雨が降らないので。花が全く傷んでいない。

元々、花で飾る為に植えた訳だが、マリーゴールドの花は売れるので、欲しい人に摘んで貰って売ってみた。

買った人は、市場で仏様の花輪や車内のバックミラーに飾る花輪を売る女性で、去年も大量に買ってくれた。

約1800個の満開の花を摘んで貰い、一つ50サタン(0.5バーツ)で売った。市価の半額だと思う。

それでも、900バーツの収入になった。

1800個の花を取っても、全体の二割位しか取ってないし、残りの花はこれから満開に開くので、まだまだ数回以上売れそうだ。

その収入は、水やり世話をしてくれた住込みワーカーに何らかの形で還元しようと思う。

九官鳥の大量死

例年、この時期には朝夕に数百羽の鳥にいちご園が襲われる。

特に、お店を開ける前と締めた後の人がいなくなった時に、赤く熟したいちごを漁りに来る。

その鳥は日本では九官鳥として良く知られている。

こいつが山程いていちごを食い荒らす。九官鳥の癖に、タイ語は喋らない。鳴き声も皆似ている。(雛の時から飼えば、人まねの喋りを学ぶそうだ)

しかし、今季は有り難いことに殆ど見掛けなくなった。一月前迄はあんなに沢山飛び回っていちごを狙っていたのに。その鳥を追っ払うのが、住込みワーカーと愛犬ベリーの仕事だったのだ。

何故、見掛けなくなったのか住込みワーカーに聞いてみたら、

「全部、病気で死んだ。」という。

気温が下がったり上がったりすると、集団で病気になって死ぬのだそうだ。ここだけじゃなくて、何処でも気候が悪い年には良く起こる事なんだそうだ。

勿論、何の病気かなんて知らない。

風邪かも知れないし、鳥インフルエンザみたいなウイルスなのかも知れない。

何にせよ、鳥の被害が殆どなくなってとても有り難い。

そう言えば、今年はコウモリの飛来も少ない。ハトやビッグホーンは去年よりも多いくらいいるのに。

自然界の野生生物たちも、武漢肺炎みたいな災難に振り回されているのだろうか。

もはやパンデミック!?

WHOが一体どんな情報で判断したのか定かでないが、「現時点では、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態には当たらい」のだそうだ。

確かに中国以外での発症者は、一番多い国つまりここタイで僅か4名となっており、国を跨いだパンデミックとは言い難い。

しかし、中国本土の状況はどうだろう?

中国政府は、こともあろうに武漢市及び周辺の4つの都市を封鎖した。(注:現在は7都市)

そこには人口2000万人以上住んでいるらしく、そこを封鎖するとは、正しく前代未聞である。お正月に東京都と千葉県を封鎖するようなものだ。

多くの人を移動できなくして病気を封じ込めるつもりだろうが、ニュースを見る限り、時すでに遅し。お金がある人達は24日の春節前にとっくに外部に出てしまっている。中国各地の田舎に帰った人もいれば、海外旅行に出かけた人もいる。

海外旅行の行先で多いのが、日本とタイ。日本だけで100万人がやって来る。

だから、ウイルスは封じ込められたと決して安心してはいけないと思う。

中国の発表では、今日時点で患者数は840人、死亡した人は26人となっているが、武漢市の医師は数日前に武漢市だけで6000名患者数がいると言っていたし、昔SARSの原因ウイルスが生鮮市場の野生生物からと同定した香港大学の感染症の大家管氏が武漢の現状を視察して、「感染規模は少なくともSARSの10倍以上」と指摘した。

SARSでは8000人以上が感染したが、その10倍以上だと1万人位になる。

ことによると、恐ろしい事態が進行中なのかも。

都市封鎖という劇薬も虚しく、ウイルスは既に中国全土並びに世界各国に拡散してしまったと考えた方が良い。

つまり、まだ公式には結論が出ていないが、現実は既にSARSを上回る最悪のパンデミック状態が始まっている可能性がある。

感染から発症まで一週間から9日と長いため、事態がはっきり見えてくるのは恐らく来月に入ってからだろう。

今日もカオヤイ農園に若い中国人団体がいちご狩りに来た。てっきりシンガポール人かと思ったら、北京の南方の街からだと言う。全員明るく元気そうだったので安心した。

武漢肺炎の話をしたら、「あれは深刻。可愛そう。」と他人事風な返事だった。

デッキの塗り直し

折角いちごが沢山成り出したというのに、なんだか知らないが、クソ暑くてお客さんも来ない日だった。

みんなでお店でぼっとしてても仕方がないので、汚れて色褪せたデッキを洗って、新たにペンキを塗り直した。

赤茶色系統で何故か安かったこの色を塗った。

10リットル弱の水性アクリル塗料で1300バーツだった。

まだ半乾きなので光っていて、本来の色合いが出てない気がするが、全体として少し明るくなった。

因みに塗り直す前はこの色だった。

木製っぽくするために二色の重ね塗りがされていた高級品だった。

これと比べると、上の塗り直しはべっとりテカテカだが、直ぐに剥げて来るだろう。すると、二色塗りの様になるという計算。

春節でコロナがやって来る?

中国武漢市で発生したコロナウイルスの一種による新型肺炎のニュースが気になる。

中国の対応は、前回のSARSと比べれば、とてもしっかりしているように見える。

しかし、NHKの武漢市肺炎のニュースを黒塗りでカットした国のことなので、何を隠しているか知れたものじゃない。

(以下ニュース抜粋)

武漢市政府によると、18、19日に新たに136人の感染が確認された。25~89歳の男性66人、女性70人で、武漢市での感染者は計198人(死者3人を含む)となった。うち重症は35人で、9人が危篤の状態だという。

と言うことで、事態は収まっていない。

既に、北京、上海、深センでも数名発生、韓国、日本で1名、タイで2名のニュースがある。世界に拡がっている割に、発生源でもあり圧倒的に人口が多い中国本土での発生数が少ない気がする。

気を付けなくてはいけないのは、これから民族大移動の春節が始まること。

中国から海外に旅行に出掛ける人数はピークになる。

ここカオヤイにも大勢押し掛けて来ることだろう。濃厚接触はないにしても、カオヤイ農園のお店で咳をされたら、新型コロナウイルスが飛んでくるかも知れない。

何らかの対策を考えた方が良さそうだ。

それはともかく、中国本土での人の大移動で、新型コロナウイルスも一気に拡散するかも知れないのが怖い。

それがはっきりするのは春節明けだろうから、自衛が肝心。

ちょうど一年前、マシュマロちゃんは原因不明の重度肺炎でパクチョンとコラートのバンコク病院のICUに入る羽目になった

あれの原因菌は分からず仕舞いだったが、去年の二の舞を踏まないように、厳重注意しなければ。

と言っても、新型コロナウイルスに効く薬ってあるのかなあ?

クラウン冷却法上手く行かず

千葉の実家の近所にあるいちご園農家と組んで、クラウン冷却法を試す計画だったが、上手く行ってない。

クラウン冷却法については、こちらを参照。

上手く行ってない理由の一つに、計画通りの試験が組めなかった点が大きい。計画通り実行できなかった理由には、

① 実施時期に交通事故で働けなくなった。

② 実施予定時期に目標以下の低温が続き、目的の花が冷却せずとも多く発生した。

など。

どう上手く行ってないかと言えば、どういう訳か実験予定区画のいちごの付き具合が、他の区間に比べてとても少ないのだ。

この理由は、さっぱり分からない。

先ずは、クラウン冷却区間の様子。

ご覧の通り、殆ど花も実も着いてない。

花も実もない僕の人生みたいだ。

予定では、クラウンへの冷却効率を高める為に、赤外線カットの特殊プラスチックのカバーを根本に掛けることになっていたが、怪我でヘタっていた為やらずじまい。

クラウン冷却しない区間もまるで同じ。ここだけ第二波が来てない感じ。

ところが、クラウン冷却なしでも一部の区間には花や実がいっぱい。

ほぼ全ての株に実が成っている。数も多い。

その区間とは、夕方陽が早く陰るところ。

つまり、クラウン冷却よりも夕方に日陰になることが重要みたいな結果。

皮肉なことに、クラウン冷却の効果を比較する区間以外では、何処ももう第二波が始まっていて、何処も花や実が増えている。

実験区画のみ他の区画と違う状態になっているで、意味が分からない。ただ、花が出ない実験区間でも良く見ると昨日辺りから株元に花芽が覗き出したので、2月には実がいっぱいなるだろうと思う。

もっとちゃんと計画通り実験して、クラウン冷却の効果をバッチリ証明する結果を得たかったのに、このような結果になってしまい残念だ。それよりも、共同研究するつもりでいろいろサポートしてくれた千葉のいちご農家に申し訳ない。

ただ、日照の加減影響が大きいことが示唆されたので、来期は背の高い花を数列毎に植えるなどして効果を確かめたい。

なお、ワンナムキアオのマシュマロいちご園では現在第二波真っ最中。花も実も無い区間なんてない。

その代わり、お客さんも来ない。週日は閑古鳥が鳴いてる。

いちご狩り園大繁盛

カオヤイもワンナムキアオも、いちご第二波がスタートした。

そうすると、どういう知らせが届くのか、来園するお客さんが増える。

来園していちご狩りを始める訳だが、沢山いちごがあればあるほど、目が散ってついつい止められなくなり、食べられる量以上のいちごを採ってしまう。

それがこのシステムの美味しいところ。

単にパックのいちごを買うだけなら、食べる量以上のパックを買うことはあまりない。お土産の分を除けば、2パック1kgが精々。それも2パック買うと2割引のキャンペーン効果に寄る。

いちご狩りでも、1kg以上採って来た場合、600バーツ/kgから500バーツ/kgに割り引くようにしているのだが、今日は半数以上恐らく7割位のお客さんが1kg超えだった。2kg超えも結構居た。

お陰で昨日今日とで、二箇所のいちご園で合計17万バーツ売れた。僕らとしては上出来な数字である。

これから2月、3月にかけて更にいちごは増えるので、週末ごとにこんな風に売れてくれたら嬉しい(が、多分そうは問屋が卸さない)。

事故治療で借りたお金は全部お返ししたが、まだ支払はなくてはならないお金が残っているので、最終的にどれだけお金が残るか読めないが、なんとか昨年と同程度は残したいものだ。

第二波の兆し

このところ、カオヤイ農園に朝に来たいちご狩り好きな人達が、キロ単位でいちごを採って来るようになった。

いちご園の後方の畑を見ると、第二波が来つつあることが分かる。

肥料と水が十分でないらしく、今ひとつ大きさが足りないが、第二波の確かな手応えを感じる。

ワンナムキアオでは、複数の農園でスリップスとダニが大発生して、いちご園が壊滅しつつある。

マシュマロいちご園はまだ大丈夫だが、ダニが増えて来たようだ。

カオヤイ農園でもダニが増えてきた。

高温で雨が降らないせいである。

いちご畑を全滅させてはならないので、定期的な薬剤散布が欠かせない。

短い雨も降って欲しい。

ラムタコーンの下流

カオヤイ農園の水源ラムタコーンは、カオヤイ国立公園から流れて来る。

いくつかの湧水や支流と合流して、パクチョン市街を抜けて北上し、コロート方面に行ったところで、大きな人工池ラムタコーンに流れ込む。

池からは、更にコラート方面に向けて流れ出ているが、先日その沢の行って見て来た。

ビデオはこちらこちら

ラムタコーン池という大きな池の下流なので、水がとても豊富だ。

この川には、ビデオに示したような無電力の組み上げ水車があちこちに設置されていて、周りの田んぼを潤していた。

この川が蛇行して出来た半島のような150mx50m位の土地があって、その土地を僕らの借家のオーナーが投資用に購入したので見に行ったのだった。

涼しくてせせらぎ音が感じの良い土地だったが、農園から遠いのと、沢に近過ぎるので僕らは買わない(その前に買うお金がない。)

乾ききった乾季でこの水量なら、雨季の洪水が心配だった。池があるので洪水を起こしたことがないとのことだが、池の堤防自体が決壊したらかなりやばいことになりそう。

ただ、これだけの水量が常にある土地は羨ましい。

僕らのところのラムタコーンは、あと一週間程度で涸れるかも知れない。

遂にここ迄下がった。もう殆ど流れてない。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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