ランニングコストやパワーを考えると、やっぱりガスオーブンが欲しいということで、いろいろ調べまくった。
ThaiFexで仕入れたメーカーカタログや、ネットでの中古をあたったりしたが、どれも高くて買えない。
結局、選んだのはMakroにも入っているChamp製の中型ガスオーブン。ガスオーブンだが、温度管理は電気。つまり、温度を設定すれば、あとは自動で火の調整をしてくれる。その割に安い。
中型と言っても、今までの小型電気オーブンと比べると、凄い大きさ。


サイズは、横98センチ、縦59センチ、高さ131センチ(脚つき)
そして、重さはなんと80kgもある。鉄の塊みたいにくそ重い。
下に置いた従来の電気オーブンがとても小さく見える。
Makroのお店だと23000バーツするが、ノンタブリの工場に行って買えば18000バーツ。ネットで注文すると16000バーツだが、カオヤイ迄だと送料が4000バーツも掛かるので、ノンタブリの工場に行って買って持って来た。
これは正解で、工場で実際にガスを入れて製品チェックをしてもらい、使い方の説明を受け、丁度よい専用サイズのアルミトレーを安く4枚購入出来た。
更に、Facebookで彼らのページをLikeしたら5%割引となり、トータルで18050バーツで購入出来た。
持って来るのは結構大変で、これだけでピックアップのマシュマロD-Max号の荷台一杯になった。
家に着いて、80kgのオーブンを下ろすのも一仕事だったのは言うまでもない。
早速、ガスボンベを買って来てセットし、恐る恐るスイッチを入れて見たら、、、、あれれ?着火しない!!
エラーでピーピー警告音が鳴る。一体何が悪いのか?マシュマロちゃんは機嫌を損ねブーブー僕に文句を言う。僕が悪いのか?
いろいろ考えた結果、ガスの出が悪いに違いないと思い、レギュレーターのネジを回すも解決せず。そもそもレギュレーターのマニュアルがなくて、どっちにつまみを回せばガス圧が高くなるのか分からず混乱して、その日は安眠出来なかった。
翌朝、問題のガスボンベとレギュレーターを現在使用中のガスコンロに着けてガスの出をチェックしたところ、ガスの出はガスコンロには多過ぎる程だった。
ということは、ガスの出の問題じゃない。
事前に工場でチェックしてきた訳だから、ガスの電磁バルブが壊れている筈はない。ならば、空気の量が不適切なんだろうと思って、オーブンの制御盤側を開けて見てみると、空気を送り込むファンに付いた空気取り入れ口の大きさを調整するところがあった。
そこを指で抑えて空気量を減らしてみたところ、見事に着火。空気量が多過ぎて着火しないことが分かったので、空気取り入れ口を狭くして安定した炎になる様調整した。
その後は、全てバッチリ。流石ガスだけあって、温度上昇は速い。設定温度になると自動的にガスバルブが閉じて消火し、温度が下がると自動的に着火した。
それで作ってみたバターケーキはご覧の通り。

焼き加減は申し分なかった。


続いて作ったラウンドケーキもなかなかの出来具合。
バタークリームにバターケーキを削った粉を振りかけてみた。
マシュマロちゃんの喫茶ケーキ屋構想は一歩一歩進んで来た。
実は、このオーブンを買った翌日、バンコク市内でバターケーキ講習会があって、彼女はそれに参加して来た。

半日で2000バーツの高い講習会(材料費込み)だが、彼女は大満足。YouTubeを見るだけとは大違いだったそうだ。


キメが細かくとても美味しいバターケーキ。4つ位ならペロリと食べられる。
これを一切れずつビニール袋に綺麗にラップして売るつもり。コーヒーとセットで売れそうな予感。