海老刺しと海老天

ワンナムキアオからの帰り道、マシュマロちゃんが「海老食いて~!」とうるさいほど言うので、Makroに寄ってエビを買って帰った。

Makroはタイでは、中小レストランや雑貨屋の卸的存在になっているが、個人でも買える。特に肉類が安く、輸入品、プラスチック製品も豊富なので、よく利用している。

エビは死んでいたが、まあ鮮度は良さそうだった。

それを使って作った料理は、

生牡蠣もある。エビはコリコリで美味かった。

僕はマナオを絞った汁だけで牡蠣を食す。

エビは何も付けないか、上等な出汁醤油をちょっとだけ付けて食べるのが好き。タイ式のシーフード用ナムチンや、一緒に食べる変わった野菜は好きではない。

こちらは翌日の海老天。

天麩羅粉がタイでも売っていて、米粉が2割も入っているので、カラカラに揚がる。

奥は、鶏の胸肉の天麩羅。

胸肉は好きじゃないが、細長く切って、鶏ガラの素に漬けてから揚げるとさっぱりして美味しい。

こちらは余り物野菜のかき揚げ。この頃になると油が水を吸うのかきれいに揚がらなくなる。

その翌時は、余った天麩羅で天丼にして食べた。

雲黒斎との格闘2017

今年も元肥として豚の糞(キームー)を使うため、数日前に日雇い労働者の男二人を連れて2台の車で養豚場に行った。

しかし、ウン悪く、大手の買い付けがあって、豚の糞は完売していた。片道1時間半が徒労に終わった。タイ人はどうしてアポイントを取ってから行動しないのか不思議だ。

でもこれは、ほんの序奏だった。

男二人のうちの一人は、ブログにも書いた通り僕の手足として使う近所の男で、僕の言うことはちゃんとやるので気に入っていた。

空振りに終わった帰り道、男二人を載せたマシュマロちゃんの車が珍しく検問で引っかかった。後ろを走っていた僕はもちろんパス。警察は人相を見ているらしい。

警察は男二人に尿検査をさせた。麻薬覚醒剤のチェックだ。

僕は先にマシュマロいちご園に戻ったが、マシュマロちゃんがなかなか帰ってこない。一時間も遅れて帰ってきた時は、

「尿検査で遅くなっちゃった。」と言っただけで、何事もなかったかのように仕事を再開した。

しかし、後日驚くべき事実を知った。

僕の手足の男が、予想に反して尿検査で引っかかったのだった。

検出されたのは、ヤーバー。馬が馬鹿になる薬。疲労がポンと取れるヒロポンことメチルアンフェタミンとカフェインの合剤。タイで蔓延する覚醒剤である。最近では欧米でも人気があるらしい。

尿検査で引っかかると、運命は2つに分かれる。

貧乏人はそのまま留置、起訴。初犯なら罰金で済むこともあるが、普通は監獄行き。

お金持ちは、警察に賄賂を握らせて見逃してもらう。但し、多量の薬を持っていたり、売人と疑われたら、賄賂は通用せず何年か出て来れない。

上記の賄賂は、相場が15000バーツ。

無論その男が払える額ではない。

マシュマロちゃんはたまたまの雇い主。関係ないと言って見捨てることも出来たが、助けて貰えなかったという逆恨みで、後で彼から怖い目に合うのを恐れた。なにしろ隣近所なのだ。

それと、折角見つけた僕の手足がなくなるのは可哀想と思ったらしい。

その時彼女の財布には、豚糞の購入用に9000バーツが入っていた。彼女はこれだけしかないけど見逃して欲しいと懇願したところ受け入れられ、一時間で帰って来られたというわけだった。

9000バーツと言えば、その男のほぼ一ヶ月分の賃金になる。まだ2週間しか働いていないので、これまでに払った給金の倍程を払ったことになる。

では、これから一ヶ月間タダ働きしてもらうかといえば、そんなことするわけない。その日生きてゆく分を日払いで貰っている日雇い労働者には無理な話だ。

では、9000バーツをタダで進呈するのかと言えば、それもないだろう。そこまでする義理はない。

では、どうするか? 毎月、1000バーツずつでも返済してもらうか? 日給から100バーツを差し引いて払うか?

マシュマロちゃんが言うには、もし彼が僕の車に乗っていたら、警察は15000バーツよりもずっと大きなお金を要求しただろうという。不幸中の幸いだ。

それにしても、どうしてこう薬中ばかりなのか?

薬物乱用者には以前懲りていて、そういう人は絶対雇わないと決めていた。彼を雇う時、僕はクスリをやっていなことを条件にして、やっていなことを口頭で確認したのに、嘘だった訳だ。

マシュマロちゃんは、もし僕が知ったら激怒して、則クビにするだろうから秘密にしておくことにしたらしい。

しかし、知ってしまった以上、僕は彼を解雇し、9000バーツと手足を捨てるのか、うまく彼を使ってしっかり働いて貰うのかの判断を迫られている。

心の中ではもう決めている。そういう人とは縁を切った方が良い。僕の経験から、そういう人たちに優しくしても、彼らが恩を感じることはなく、寧ろつけあがるだけ。仮に恩義を感じたとしても、お金に困っている時に、目の前にお金やお金になるものがあれば、自制心が効かずに手を出してしまう。結果として、恩を仇で返されるのが落ちだ。

労働者は何としても確保しないといけないが、クスリをやってない人をどうやって見つけるのか? ヤーバーやマリファナを一度もやってない日雇い労働者を見たことがない。女は余りやらないが旦那がやっていれば多分妻もやっている。

数日後、豚糞の準備が出来たと養豚場から連絡を受け、日雇い労働者の元締めババアに、

「明日、養豚場に行って豚糞を取りに行くから、頑強な男二人を用意して! 検問があるから、クスリやってる人はダメ。」

と言ったら、翌朝電話がかかってきて、

「誰も用意出来なかった。該当者なし。」との返事。

クスリやってない人はいないのか!

全くホープレスの奴らはろくなもんじゃない。ヤーバーの値段は日雇い日給とほぼ同じ。クスリを止めない限り、永久にホープレスだ。

その日は誰も来なかったので、仕方なく僕とマシュマロちゃんだけで養豚場に向かった。しかし、文字通り糞重い豚糞を2トン余りも車に載せる体力はないし、発酵済みとは言え、眼や鼻や口に豚糞の微粉末を大量に入れたくないので、気が進まないまま行くだけ行ってみたら、養豚場の労働者が全部車に載せてくれて、僕たちは筋肉痛と感染症から免れることが出来た。

去年はここに豚糞の袋が山積みだった。

D-Max車の前輪が雨で泥濘んだ豚糞に埋まって出られなくなった。

豚糞を載せてくれた労働者夫婦と、若いカンボジア人の助けを受けて、1時間以上かかって何とか抜け出せた。もうほんとにうんざりである。

積み込みよりも、前輪脱出の方が時間がかかった。

豚糞は香ばしく出来上がっている。これが唯一の有機肥料。あとは水耕栽培用の化学肥料のみとなるので、重要な元肥である。

忙しいという訳じゃないが、やることが多くて時間ばかり取られ、ブログを書く時間もなかなか取れない日々が続いている。

何時何をやったかの記録も大切なので残しておく。

このところ一週間以上、ワンナムキアオのマシュマロいちご園に毎日通っている。

そして、毎日雨に降られている。今年は、雨が多い。

8月22日

マシュマロちゃんの兄夫婦がチェンマイより参上。

今季いちご園準備開始! 彼は、3つのいちご園をやりくりするが、18歳の若者1人を連れて来ただけ。これからどうするのだろう? ワーカー確保はいちご園の要だが、彼でも容易には解決出来ない難問のようだ。

8月23日

マシュマロいちご園のポンプ設置。が、水来ない。どうしてか分からず、夜も眠れない。

8月25日

マシュマロちゃんの妹さん夫婦がワンナムキアオに参上。

旦那の弟さん夫婦が助っ人。後で別の兄も来る。なにしろ7人兄弟なので強い。

8月27日

マシュマロいちご園にインターネット入る。

8月28日

ワンナムキアオのマシュマロいちご園のココナッツ詰めが完了。

豚糞を約2.5トン購入。

非常に芳ばしい良い肥料だ。

8月29日

住込み労働者が予定より一週間遅れて戻って来た。

第二回目の種まき(千日紅、コスモス、マリーゴールド)。

カエルの味

ワンナムキアオのマシュマロいちご園には、大きなカエルが沢山居て、日雇い労働者達はそれを見つけると必ず捕まえる。一匹300~500グラムくらいあって、日本のヒキガエルに似ている。

捕まえたカエルは、ビニール袋に入れて持って帰る。5~6匹で2キロ位になる。

「そんなもん持って帰ってどうするんだ? 食べるのか?」と聞くと、

「市場でキロ200バーツで売れる。」と言うが、食べるに決まっている。

イサーンの田舎のタラートに行くと、そのカエルが山ほど売られていることからして、イサーン人はよくカエルを食べるらしい。

実は僕も二十歳位の時に、日本のゲテモノ屋でカエル(だったと思う)を食べたことがある。その時の記憶は殆ど残っていないが、カエルを食べてから、顎口虫という寄生虫が体中を這い回って恐ろしかったのを覚えている。

腕の皮膚や首にミミズばれの様な筋が幾つも出来て、見るとそれが10分間で1センチ位進んでいた。その先端に顎口虫らしきものもも透けて見えて、必死で爪で押して殺そうとした。鳥肌が立つ思いだった。

胃腸の壁を破って這い出して来たに違いない。皮膚だけでなく、きっと体中の内臓を這い回っていると思うと気持ち悪かった。あの時、脳みそも少し食われので、おかしくなってしまったのかも知れない。

しかし、顎口虫は喜んで僕の肉を食べていたのではなく、苦しんで脱出しようともがいていたそうで、通常は人の体内では生きて行けず、数週間で死んでしまうとのこと。

ともかく、それ以来、カエルなんか二度と食べるものかと思っていた。

ところが、今日はそれを食べてしまった。

初めて行った近所の海産物レストランでのこと。

こんな風に美味しい料理を堪能していたら、これが出て来た。

一口食べて、「ああこれはラムタコーンのウナギだな」と思った。肉に腰があって美味い。妙に骨が太いと思ったが、ハーブも効いてとても美味しかった。

「この魚なんていうの? ウナギじゃない?」と聞いてみると、店の人は、

「それ、カエルです。」

「オエッ!!」

遂に食っちまった!

パットペットコップと言う料理で、マシュマロちゃんが注文したらしい。

「子供の頃は、妹と一緒によく食べたわ。骨が硬いから気をつけてね。」

ハーブが効いているので、全く匂いはない。

肉は弾力性良く、鳥とナマズを足して2で割った様な舌触り。

細かく切ってあるので、カエルのどの部分かも分からないのが良い。

美味しくて全部平らげた。

火が通っているので、寄生虫の心配はない。

このカエルは、2~3日前からシャワールームに居たアマガエル。10センチ位ある。このカエルは可愛い顔をしているが、食用にするのはこのカエルじゃない。

昨日は、もっと縞模様が強かったが、今日は薄い色をしていた。何処から入って来たのか分からない。こんな大きなカエルが入って来る隙間なんてないはずなので不思議だ。

シャワーのお湯をかけたら、それまでじっとしていたのがピョンピョン跳ねて、マシュマロちゃんがパニックになったので、捕まえて外に逃してやった。

なんか今日はカエルの日だ。

次の課題は、オタマジャクシか? あれだけは食べたくない。

骨になったワンコ

ワンナムキアオのマシュマロいちご園に居着いていたワンコ三匹。

一匹はマシュマロちゃんがD-Max号で轢き殺した。

二匹目の、賢いけれども、ちょっと情けない若者は、他の犬との女闘争に負けて骨になった。バラバラできれい過ぎる骨から推察して、多分、肉も他の犬に食われた。

わんぱくだが人の気持ちも分かる頭の良いワンコだった。

ヤリマン女に惚れたのが運の尽き。

そして、最後に生き残った誰とでも交尾するヤリマン女子は、どうやら一週間前に事故死したらしい。コンクリートに足跡を残して、この世から去っていった。

と言う訳で、マシュマロいちご園に住むワンコは居なくなった。

多分、後2週間もすると、空いた領域に移り住んで来るワンコが現れることだろう。

タイのワンコは、首輪で繋がれることもなく、朝から道路の真ん中で寝そべって、やりたい相手とは好きなだけやりまくり、腹が減れば優しい人間から唐辛子の効いた辛すぎる余り物を食って、自由気ままに生きているが、知られざるワンコ間の闘争とか、フィラリアとか、交通事故とかで、寿命を全うできることは殆ど無さそうだ。

鎖に繋がれて、自由はないが、生死を分けるような危険から守られた生き方と、自由で好き勝手出来るけれども、何時誰に襲われ命を落とすか分から無い生き方と、どちらが良いだろうか?

サラリーマンと起業家みたいなものか?

貴方なら、何方を選ぶ?

ワンナムキアオの今

この数日は、連日ワンナムキアオのマシュマロいちご園の整備に通っている。カオヤイからか日雇い労働者をピックアップトラックの荷台にぎゅうぎゅう詰めにして、道の真ん中で自由を楽しむワンコを避けながら、霧のワインディングロードをかっ飛ばして行く。

僕らには見慣れた風景だが、カオヤイの日雇い労働者達は、ワンナムキアオに行く機会も少ないらしく、道中の風景を楽しんでいる。

時速80キロだと、風が眼に当たって痛い。眼が乾くので1時間15分余りのドライブのあとには、皆さん眼が真っ赤になっている。

彼らが風景について何か話す度に、見慣れた風景を改めて眺めてみると、確かにワンナムキアオは美しい土地だと僕も思う。

標高が400~500メートルある割に、平坦で緩やかな丘陵が続いている。土地は厚い土で覆われていて、耕作に適する。カオヤイは急な山だが、ワンナムキアオは丘陵なのだ。

とてもタイらしくなく、モネかルノアールが描いたフランスの田園風景みたいでもある。

所謂高原地帯なので、リゾートやフルーツ農園、ワイナリー等もあって、タイ人から見てもちょっと異国情緒があるらしい。

そういう訳で、今となっては地価が上がり過ぎてしまったが、その点を除けば、涼しくて住むには良いところだと思う。

今朝は、朝8時にマシュマロいちご園に着いたが、辺りは朝霧に囲まれて、肌寒い位だった。その時の気温は23℃。

荷台に乗っていた労働者達は、寒さで震え上がっていた。

今日は、カオヤイから連れて行った人と、現地の知り合いのお母さんの村の若者達で、総勢15人の大部隊になった。

連日のように、午後に雨が降るので、作業効率は良くないのだが、それでも3日間でいちご園の約半分を整備出来た。

ワンナムキアオのマシュマロいちご園は、カオヤイと違って洪水にはならないし、畝も余り崩れてないので、鍬をガンガンと鍬を振り下ろす必要はなく、比較的楽に作業が進んだ。

僕は2軒隣の男を手足にして、ウォーターシステムの電気配線直しと、基幹水路の拡張を行っている(これがなかなかの大作業。後日紹介予定)。今日は雨水も使い切ってしまい、トイレを流す水もなくなったので、早急にウォーターシステムを復旧しないといけない。

因みに、カオヤイの方は、畝直し、洪水対策は終わったが、ココナッツを使い切ってしまって、新たにココナッツを買わないとそれ以上やれないので、ワンナムキアオに来たのだった。

毎日人件費だけで約5000バーツずつ使っている。

これに加えて、皆に着せる雨カッパ、長靴、飲料水、氷、コーラか栄養ドリンクなどが要るので、お金がどんどん減ってゆく。

けれども、自分達だけで気の遠くなるような野良仕事を何週間も続けて、毎日クタクタになって、他に何にも出来ないよりは、大勢で一気にやってしまい、出来た時間で次の一歩を練ったり、或いは小旅行に出掛けてリフレッシュした方が良い。

昨夜、マシュマロちゃんも言った。

「いちご植える前に、アンコールワット行きたいね。3~4日休みを取って。行けるでしょ?」

「まだ、あれもこれもやることが山ほどあるから、そんな時間はないかもなあ。だけど、もし早く畑が出来たら行きたいね。」

ワイン三昧

ファーストライフ現役時代の後半は、事業開発部門にいたものだから、接待を受けたり授けたりが仕事みたいなところがあって、そのために上等なお酒やワインに接する機会が多かった。

特に海外出張の時などは、自腹じゃ飲めない高級ワインを結構飲めた。何度も接待し合った相手だと、双方とも地で楽しめて、そんなときはワインの味も堪能出来るのだが、普段はこれからお知り合いになろうとする得体の知れない相手だから、金額の割には美味しかったという実感がなかった。

そんな訳で、僕は銘柄付きのフルボディをネクタイ締めて畏まって飲むよりも、超安い若くてフルーティーなワインを自宅でがぶ飲みするのが好きだった。熟成してない若くて甘い処女のようなワインに氷を入れて、ビールのようにがぶ飲みすれば、心は落ち着いた。

酒のお相手はテレビのニュースと新聞で、サラダを摘みながら、ガブガブ呑んでいた。

その頃は、妻はもうとっくに僕のお酒に付き合う気はなく、僕も会社の泥臭い話を家の食卓にまで持ち込みたくなかったこともあって、ニュースが一番いい飲み相手だった。

ビールも好きで、友人とは外でビールを飲むのが多かったが、飲んだジョッキの数だけ夜中にトイレに行かないといけなかったので、家での晩酌は日本酒かワインだった。

日本酒も高いものは確かに美味いが、経済的制約から、僕は好んで安い合成酒呑んだ。醸造アルコールに糖分やアミノ酸を加えたもので、悪酔いの原因となるエステル等が含まれていないので、飲み過ぎた思っても悪酔いや二日酔いにはならない(なりにくい)。この合成日本酒に、レモンを絞って入れたら、もはや日本酒の形跡は跡形もなく消え去り、最高のレモンハイになるって、知ってた?

しかし、タイでは、そんな淡い楽しみもなかなか出来ないでいた。何しろ、ワインも日本酒も金玉もとい目の球飛び出るくらいに高いのだ。

ところが、数ヶ月前に、タイでも意外に安い輸入ワインが買えることが分かった。2リットルの特大ガラス瓶で、Macroで330~450バーツで売っている。なんだ日本と同じじゃないかと眼からウロコ。

チリ、イタリア、オーストラリア、南アフリカ産が中心。アルコール度数は12%前後しかないが、騙されたと思って飲んでみたら、かつてがぶ飲みしたワインと同じ味で、悦んで飲めた。

左から、オーストラリア産、イタリア産、日本産。

日本酒やワインだと、摘みなしでも飲めるので、特にベッドサイドで便利。

タイでは、もうすぐ酒税が大幅に上がるが、そしたら次は何を飲めばいいのだろう。

雑貨屋で見た怪しげな物

いつもの雑貨屋で、この接着剤に目が釘付けになった。

名前もすごいし、パッケージのデザインもすごい。

Mase in Japanと書いてあるが、日本製でこのデザインはあり得ない。

怪しい中国製に見えるが、タイ語だゾウだから、タイ製かなあ。

俺の手足

数日前、僕がパクソイ(脇道の入口)の雑貨屋で水を買い、EMSを受け取っていると、オートバイに乗ったカップルが近寄って来て、

「いちご園の人ですよね? 僕達はこの同じソイの近くに住んでいます。いちご園で働きたいのですが仕事ありませんか?」

と聞いてきた。僕等は彼らを全く知らなかったが、向こうは僕らを知っていようだった。

女の方はいちごを売りたいと言っていた。今は学校で何かを売っていて、物売りは好きなのだそうだ。でも、まだいちご園のお店は開いてなく、今は畑仕事しかないと言ったら、それでもいいと言うので、翌日からお願いすることにした。

男の方は、竹狩りの記事で、竹に登った男だ。

女の方は、色白で知的な感じがするが、炎天下での仕事は無理なようで、初日の半日で帰ってしまった。

その後、男の方の働きぶりはまずまず。

僕の下手くそなタイ語の説明をよく聞いて理解しようとする。理解すれば、後は多少の工夫を加えながら、基本は言った通りに仕事をしてくれる。他の日雇い労働者からの人望もあるようなので、僕は彼を僕の手足として雇用してみることにした。

事情と要望を伝えると、女と相談した上で了承してくれた。

彼を選んだ理由は、

自ら働きたいと申し出てきたこと

男は良く働くこと 僕の説明をしっかり聴くこと

男は35歳と年長で、日雇い労働者にも指示できること

女は将来、売り子に使えそうなこと

家が二軒隣りなので、酷い盗み等はしないだろうと感じたこと

家が近くて連絡送迎が便利なこと

などなど。

条件は、

僕の手足として働くこと。僕が言うことを(僕は体力がなくて出来ないので)君がやる。他の人とは違い、僕の指示のみに従うこと。

仕事は雑多で毎日変わること。

週休1日で基本毎日働ここと。

日給は400バーツで、他の日雇い労働者より少し多いこと。

開店すれば夫婦で働けること。

自分の手足と言うか部下が、どれだけ自分が思った通りの仕事をしてくれるかかが事業運営の鍵だと思う。今までのワーカーは、僕が舐められていたからか、真意が通じなかったからか、期待の2割もやってくれなかったので、今回も過剰な期待はしていなくて、5割位やってくれれば御の字と思っている。

なお、今の住込み労働者夫婦は、休みを取ることがやや多いものの、今のところ良く働いてくれている。男の方は、僕の言ったことはちゃんとやる。筋肉も付いて逞しくなった。女の方は、相変わらずお馬鹿だが、性格に嫌味はない。

彼らは、数日前に田舎の兄弟の結婚式のため、メーソートに帰って行った。一週間か10日で帰って来るという。部屋には荷物がそのままになっているし、最近は責任感らしきものも出て来たみたいで、きっと予定通り帰って来ると思う。

だから、1日休んでモーチットバスターミナルまで送って上げたし、給料の一部を前貸してあげたし、カバンの中に僕らの売り物のストロベリーウォッカが二本入っていたのを見つけた時も、大目に見た(給料から差引くが)。

従業員問題は事業当初からの最重要課題で、未だにどうすれば良いか分からずじまいだが、今のところは去年よりいい感じでやっていると思う。

育って来た西洋朝顔。

初めての自力90日レポート

今日、産まれて初めて一人で90日レポートを提出してきた。

こう言うと、おバカに聞こえるが、今までは普通に提出しても受理される状況ではなく、今回初めて普通に提出できるようになったのだった。

登録上バンコクのインタマラに住んでいることになっていて、その住所が初回登録でなく、登録済み住所もしっかり分かっているという状況に産まれて初めてなったのだった。詳しくは過去の記事を参照して欲しい。

因みに、現在インターネットでの登録は閉鎖されていて、そのサイトに繋がらない。イミグレのホームページにもインターネットで登録出来るという記載が削除されている。

何しろ、何処の間抜けがプログラムしたのかと思える酷い出来で、今は無きインターネットエクスプローラーでしか使えないとか、入力間違いで先に進めなくなるとか、間違い入力やイミグレへの問い合わせが多く、対応しきれないということで使用を取りやめたようで、現在修正版を作って再起用するという予定もないそうだ。

90日レポート用の住所がバンコクなので、チェーンワタナの巨大合同庁舎に行ってやったのだが、昼休みを含めて、待ち時間は2時間45分。片道2時間半の行程なので、1日仕事になった。

順番待ち番号を受け取った時、僕の前に75人いた。カウンターは4つしかなく、午前中に測ってみたら、4つのカウンターで30分で20人しか処理してなかった。

正午になった時、僕の前にはまだ50人以上待ち行列があったが、例によって窓口を締めて、きっかり一時間のお昼休みとなる。

カウンターを増やし、お昼休みぐらいシフトで取って欲しいものだ。

役人も登録者も、tm47という住所と名前と日付だけの書類のために費やす時間が実に勿体なく、経済的損失は相当なものだと思う。

スマホアプリをプロの業者に作らせて(居場所を吸い取られては困るが)、特別な理由が無い限り来所不要にして欲しい。と言うか、90日レポート自体なくなってくれるのが一番有り難いが。

午後からは待ち行列が多くなったからか、一人当たりの所要時間が短くなり、進むペースが速くなった。

順番が来てから登録が済むまでは2分足らずだった。

因みに、必要だったのは、パスポート原本(前回の90日レポートと入国管理票添付)とtm47のみで、SNS情報も聞き出そうとする悪評高い調査票はなかった。写真もパスポートコピーも不要。

僕だって、出来るものなら住んだこともないニセの住所ではなくて、実際の現住所を登録したいが、余りの理不尽な手続きの為に未だに出来ないでいる。

一応、賃貸契約書だけは僕の名前に変えて更新したが、住所変更だけで3日は掛かりそうなので馬鹿馬鹿しくてやってない。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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