バンコク自転車事情
僕は毎日大学に通うのに自転車を利用しているし、ちょっと買い物に出かけるときなども愛車レッドアロー号は大活躍しているが、バンコクでは自転車は危ないし疲れるものと思われていて、乗っているのは外国人か汚いおっさんくらいしか見かけない(僕のことじゃないです)。
しかし、渋滞の緩和を目指して自転車利用を推進する政策が取られていて、最近はいろいろな駅で貸し緑の自転車を見かけるようになったし、大きな道路には自転車専用区域が設けられてきている。
自転車のレンタル料金は、15分までが無で、15分を超過すると、45分までが10バーツ、3時間までが20バーツ。
貸し自転車は緑色で統一されている。スポークがないのが特徴。
僕の通学路にも自転車専用区域がある区間があり、長さにすれば全体の約50%ほどにもなる。
しかし、これが役に立たない。
露店が堂々とそこをお店として使っているし、自動車も平気でそこに駐車しているので、自転車が通れないのだ。
大学前の道なんか、6m幅の歩道があり、そこに立派な自転車路線があるにも拘らず、露店のテーブルのために通れず、その露店で食事をするために片側4車線ある車道の2車線まで車が駐車しているもんだから、僕は中央分離帯から2つ目の車道を走らないといけない区間すらある。
自転車専用路線のない道路は、たいてい狭く、歩道はやたらと段差があるので、多くは車道を走ることになる(注:警察は何も言わないれど、歩道は走ってはいけないことになっている)。車道を走ると、自転車を避けるために、自動車は車線をはみ出して走らないといけなくなるので、自転車は迷惑な存在となる。(オートバイの場合は、速度が自動車と同じ位出るので、意外と邪魔にならない)
しかし、自転車には自転車の利点がある。
プラプラ走っていて、ちょっと気になったお店を見つけた時など、気軽に立ち寄れる。いつもと違うソイを走ってみて、ちょっとした探検をするのもいい。タクシーやモトサイだと、そうはいかない。それに渋滞の激しい時は、自転車が一番早い。いい運動にもなる。
いくつか道路を横断しなければいけないところがあるが、最近はコツを覚えた。自分の目や信号よりも頼りになるものを見つけた。
それは、他のタイ人の行動。タイ人が道を渡り出したら、渡っても大丈夫だという証拠。車が来ているのにタイ人が渡り出す時があり、そんなときは大丈夫かなと不安に思う時がよくあるが、何故か車は停まってくれる。みんなで渡れば怖くないというやつか。とにかく、このノウハウは実に上手く機能している。
いまをちょっと我慢すれば、2年後には専任運転手が送り迎えしてくれる生活になっているはずだ(ほんとかな?)。
Topic : タイ・バンコク
Genre : ForeignCountries