35℃の世界

やって来ました第二の人生の舞台バンコク。

飛行機を降りると35℃の世界だった。20℃の温度差は身体に負担がかかる。

今がタイで一番暑い季節。あと2−3週間もすれば雨の季節になって、少しは涼しくなるだろう。

昨夜はいきなりのエアコン無しは無理と思ったので、エアコン入れっぱなしで眠ったら、流石に涼しかった。

 

今日は、明日から通うチュラロンコーン大学への最適ルートを探すため、チャリンコの愛車レッドアロー号にて、今までとは違うルートで行ってみた。

歴史的価値のある旧文学部校舎の前は、いかにも夏らしい強烈な色の花が咲いていた。

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青い空に火のように赤い鳳凰木の花。タイらしいね。陽に当たると本当に真っ赤。

 

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こちらは、タイの国花。ラーチャプルック(ゴールデン・シャワー)。

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こうやって重なるような位置で写すと赤、青、緑、黄色のクワッドカラー原色だね。

 

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あまりの暑さに脱水となり、チュラロンコーン大の食堂で25Bで買ったバナナヨーグルトという名前の生ジュース。とても美味しかった。去年の秋なら55円だったので安かったが、今時の為替レートだと、85円にもなる。でも、まだ安いかな。これを飲んだら、急に眠たくなって、15分間寝てしまった。

 

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チュラロンコーン大学内を走る無料のバス路線図。僕は自転車通学なので多分あまり使用しない。
ただ、電車を使うときはサヤーム駅かサンヤイ駅までバスを使わないと大学が広いので大変。

 

Route TO CHula

チュラロンコーン大学文学部までの通学コース。
(画面を切り取ったのでロゴが見えなくなってしまったけど、Google Mapを使わせてもらってます)

緑色の線が今日確認した最短ルート。赤い部分が交通事故の危険地帯もしくは人混みのため自転車を降りて引きづらないと無理そうなところ。日本人カラオケ街のタニヤを通るコース。

青線は従来のコース。ルンピニー公園の脇を通るコース。

こうして地図で見比べてみると距離は大して変わらないようだ。従来コースのほうが危険地帯が少ないかも。どちらが良いか何度か試して決めればいいかな。

大通りを横断するのに2つ信号待ちしないといけないので、一つ渡るのに5分かかる。バンコクで交通事故で死んじゃったとなるのは嫌なので、安全第一でゆっくり行くと、大体30分かかる。

 

明日は8時半にIntensive Thaiのオフィスに行きます。

 

 

 

 

 

Topic : タイ・バンコク
Genre : ForeignCountries

tag : セカンドライフ起業タイ語チュラ大

行って来ます!

このブログを応援して頂いた皆さん、

ハムケンは、明日の早朝にタイに向かいます。

バンコクに行ってからも、親父の珍道中ぶりを、より新鮮な情報を交えてアップしますので、これからもよろしくお願いします。

 

転職を選ばずに海外で一人起業を試みるという選択は、かなり冒険的で成功確率が低いことは分かっています。でも、成功ってなんでしょうか?起業を決意する前から、僕にとっては、65歳までこのまま働き続けることが自分の求める成功とは違っていることに気づいていました。自分の会社や職場が嫌だったわけではないので、転職して会社を変えて見ても、それは同じです。

だから、こういう道を選ぶしかなかったとも言えます。

思えば数年前、自分の人生に微笑みが欠如してきたことに気が付き、なんとなくネットで検索してみたところ、タイは「微笑みの国」であり、バンコクは「天使の都」と言われているのを知り、「ならば行かねば」ということで遊びに行ったのがきっかけで、このような道を進むことになった訳で、人生は不思議なものです。

 

経済的にある程度軌道に乗らなければ、成功に近づけないことは朗らかなので、それはそれで全力で頑張るけれど、それよりも優先したいと思っている大目標は、

「人間として満足できる人生を送ったと思えるように、第二の人生は、人間性豊かで、自分の気持ちと考え方に忠実なものにすると決意し、それを実行すること」です。

残念ながらバンコクは既に日本と同じようなストレス社会になってしまっています。しかし、バンコクの人々も多くは地方から上京してきた人達で、依然として暖かくて懐かしい心を持っています。僕は、その中で「人間として満足できる人生」に近づける予感がしています。一方タイでは、仕事となると、不正、腐敗、詐欺、差別が渦巻いていて、法が行き届いていない場面も多く、日本のように相手を安心して信頼できる環境にはありません。大失敗して無一文になってしまうかもしれません。

それでも、僕の新たな大目標を見失うことなく、頑張ってみたいと思っています。

 

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Topic : 就職・転職・起業
Genre : Works

tag : セカンドライフ起業

マイプロフィール追加

人のブログとかを見ていると、一つ一つの記事もさることながら、「いったいこの人はどんな人なんだろう?何歳くらいで、どんな顔をしていて、これまでどんな暮らしをしてきたんだろう?」といったサイトオーナー自身への関心が湧いてくる。

ところがどうしたことか、殆どの場合サイトオーナーの顔がよく分からないというか、隠している、もしくは敢えて公開していない場合が多い。

そこで、ブログの読者に僕がどんな人間かを知ってもらう手がかりとして、マイ・プロフィールを作ってみた。

  

マイプロフィール

性別:男

年齢:54歳

体格:出っ腹。中年太り

趣味:ちょい冒険、下ネタ

実家:愛知県

現住所:バンコクときどき千葉

ブログの更新頻度は?:5回/1週間以上

ブログに何書いてる?:サラリーマンを辞めて、タイで自立するまでの奮闘劇、タイの風物

長所:柔らかい頭(脳軟化症?)、寛容おおらか

短所:タイ好き、なんでも自分だけで決めてしまうこと

ちょっと自慢できること: 植物、動物、生物学、医学にちょい詳しい

最近ハマっているものは?:タイ人的生き方

これだけはやめられない:毎日お風呂、色恋、花の写真

苦手なこと:睡眠不足

死ぬまで欲しいこと: 人のぬくもり

心象風景:荒涼とした海辺の葦原

座右の銘は?:モラルとは自分の良心

好きな食べ物は?:エクレア、マンゴスチン、スイカ、蟹、鍋物

嫌いな食べ物は?:特になし。 

好きなスポーツは?:スキューバダイビング、スノーケリング、釣り

苦手なスポーツ:テニス、卓球

好きな動物;犬、昆虫、カナリヤ、熱帯魚

嫌いな動物:ゴキブリ、ダンゴムシ

好きな作家:川端康成

好きな音楽;70年台ソウル、クラッシック全般、クロスオーバー(死語)、ルークトゥン

好きな歌手;ビートルズ、タカテン

好きなマンガは?:巨人の星、男おいどん

好きな映画は?:アメリカン・ニューシネマ

好きな色は?:エメラルドグリーン

好きなタイプは?:自由な考え方の人

好きな女性のタイプ:巨乳

嫌いなタイプは?:道徳の教科書に書いてあるようなことを言う人

自分の嫌いな所:オヤジ臭

一つだけ願いが叶うとしたら?:美男子の肉体を得ること

何をしている時が幸せ?:美人に腕組みされて歩くこと、エッチ

どうしてもこれだけは譲れないものは?:静かな夜

宝くじがあたったら?:東南アジアの不動産を買う

世界最後の日、あなたは何をしていますか?:セックス

子供の頃なりたかった職業は?:科学者

よく見る夢:生命を追われて逃走する夢。やっと見つけたトイレが汚くて使えない夢。

携帯の機種は?:iPhone 5

パソコンの機種;iMac, AirMac

生まれ変われたら?: イカ

今一番欲しいものは?:当面の収入源

今、旅行で行きたいところは?:タイ南部の海

あなたにとっての必需品はなに?:iPhone, お酒

これまに惚れたこと:NeXTコンピューター、Objective-C、ジャズギター、ミュージックシンセサイザー

過去の趣味:ガーデニング、ダイビング、プログラミング、作曲

 

 

Topic : 就職・転職・起業
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最後の東京の夜

金曜日、九段下にあるタイ王国大使館の臨時オフィスに行って、無事に留学ビザをもらってきた。

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タイ大使館内は撮影禁止なのだが、気になる張り紙があったので、思わず写真を撮ってしまった。

大使館のタイ人スタッフから、「写真ダメですよー!」と叱られたけど、写したのは張り紙だけだから許してね。

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この張り紙を見ると、見慣れないVISAが。

3.3 APEC Multiple entry

こんなのがあるなんで知らなかった。つい先日のAPECの会議で、ビジネスでAPEC内を行ったり来たりするビジネスマンに対してノービザで往来できるようにするシステムを作ろうという合意を得たというニュースがあったが、それに先立って、APEC内で何度も出入国ができるVISAがすでにあったんだ。

「これ欲しい!」

しかも値段は、タイ一国のマルチプルと同じ22,000円。

更には、

3.4 Three-year Multiple Entry VISA

まであるではないか!!

どんな条件で、こういったビザが得られるのか知らないが、5年後はこんなビザを持ってアジアを駆け回っている自分の姿を想像してみた。

 

 

僕の行きつけのパタヤというタイレストランはなくなってしまったが、その日の夜は、元パタヤ仲間が新宿歌舞伎町のタイカラオケ「ジンラック」に集合することになっていた。いつもはパタヤを閉めてから12時過ぎに行って、始発電車まで飲んで歌ってというパターンだったが、この日は7:30から始めることになっていた。

午前中にビザを得てしまった僕は、とあるオフィスで6時間もインターネットやタイ文字の練習などで時間を潰し、6:40には「ジンラック」に入った。もちろん、お客は僕一人。

「もう飲んでるから、早く来い!」とメッセージを打って1時間あまり飲んでいると、次々に仲間が集まってきた。僕の門出(沈没?)を祝うということで、滅多にジンラックまで来ないSさんも来てくれた。

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僕は最終電車の前に千葉まで帰らないと行けなかったため、10時前にはみなさんを残してお店を去ったが、そのときに仲間たちがエレベーターまで送ってくれたのが嬉しかった。

僕は感激して泣いてしまったんだが、パタヤのママのアイちゃん(上の写真で僕と腕組みしているタイ人です)からの贈る言葉は、

「やるときはコンドームするのよ!」

だった。

Topic : タイ・バンコク
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幸福への階段4

アップンは順調に新しい仕事で働いている。仕事中は携帯電話が使えないので、日に2回トイレに行った際に、トイレの中から親や姉、そして僕に連絡してくる。ただ、トイレにあまり長く居ると変なので、ちょっとした挨拶しかする時間がないが、それでも彼女の心の支えになっているようだ。

彼女の新しいアパートは月2,500Bの家具なしの小さな部屋だ。下の写真2つが送られてきた部屋の様子。

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モーチット・バスターミナル近くの一泊280Bの安ホテルより、厚い布団が付いている。枕もちゃんとしていそうだ。

アパート全体が女性専用ということなのでちょっと安心だ。

レディーボーイもいるけど。ちなみに、彼女のお姉さんもレディーボーイ。

 

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扇風機を250Bで買う予定だったが、500Bの壁掛けにした。まあ、これなら500Bはするでしょう。

昨日は、洗濯石鹸と牛乳を買った。

現在の所持金は500B。一日1.5食50Bで生活するつもりらしい。病気にならなければいいが。

 

下は、ウボンラーチャターニーの北にあるアムナートチャルーン県の彼女の部屋。化粧品とかも殆ど無い。

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アップンは、明日から同僚6人とチョンブリ県の工場に、1週間の実習旅行に行く。社員教育の一貫である。バスとホテル代は会社持ちらしい。(何故か、タイでは制服や食費を会社が支給することはあまりない。それくらい支給または補助してあげればいいのにと思う。)

 

しかし、今日お母さんから電話があり、がんを患っているお父さんの具合が悪くて再入院したとのこと。お母さんはずっとお父さんに付き添っているそうだ。(タイでは入院すると、完全看護の病院でも家族が付き添うのが普通だ。別に何をしてあげるわけでもないが、ただずっと付き添って見守っている。)お父さんは癌性疼痛のため、以前からヘロインを入れているが、それでも痛みに耐えられなくなってしまったらしい。

仕事を始めたばかりなのに、またすぐに戻らなくてはならなくなる事態になるかもしれない。

 

アップンは実習旅行から帰ったら僕に会ってくれと言う。あと10日以内で財布は空っぽになるはずので、きっとお金を貸してあげることになると思うが、これも運命だから親代わりに助けてあげるしかない。トムの胃潰瘍の治療費50,000円より、ずっとマシなお金の使い方だ。

こんな調子で、一年で僕のお金は多分なくなる。

 

 

Topic : タイ・バンコク
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退職金

今日、最後の給料と退職一時金が入金された。本来の退職金は、そのまま企業年金で60歳から10年間受け取れるようにした。

ビザ申請を済ませてから、その足で銀行に行き、リスク回避のために退職一時金は3行に分散させた。

僕にとって一番のリスクは、更なる円安。現在1ドル100円の壁の前で立ち止まってはいるものの、長期的には140円超の円安もありうると僕は見ている。日本の国家財政は、「未知の領域」にまで到達。中国危機、地震、インフルエンザ等を引き金にして、数年以内に国債価格が急落(金利上昇)する危険もあるんじゃないだろうかと心配だ。そこで、8割方をドル預金にしてしまった。

本当はタイバーツで持っていたかったのだが、現在タイバーツは16年ぶりの高値であるし、僕の銀行では簡単に取引できないので、ここは無難な米ドルにしておいた。

日本を完全に引き払う訳ではないので、日本の残留コストも甚大だ。これが悩みの種なんだが、ローンや税金、保険が主体なので、減らしようがない。日本円も数百万は残しておかなければいけない。

2年目に収入が立ち上がってくれないと、破綻は直ぐ目の前である。

 

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Topic : 就職・転職・起業
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tag : セカンドライフ

ビザ申請

今日は、九段下にある在日タイ領事館に、留学ビザの申請に行ってきた。

ビザ申請は、これで2回目。一回目は今年の一月に行ったのだが、申請が早すぎて却下

じゃあ、直前にしてやろうということで4月上旬まで放っておいたら、4月はビザ申請が大変混んでいいて、事前予約可能日は本日4月25日が最速日になってしまった。25日の木曜日に申請し、書類に問題がなければ、26日の金曜日にビザは発行される。僕は28日の日曜の深夜にタイに向かって飛ぶ予定だったから、正にギリギリのスケジュールになってしまった。申請書類に不備があって出し直しとなったらお陀仏だ。もう2−3日事前予約を入れるのを忘れていたら、きっと間に合わなかったところだ。

僕は10:30−11:30の時間帯で予約が取れたわけだが、リスクヘッジのため、少し早く行ったほうがいいだろうと思い、 9:40にタイ領事館に到着した。まだ受け付けてはくれないだろうなあと思いつつも、事前予約番号を見せると意外にも即座に受け付けてくれた。

「なんだ、時間帯関係無いじゃん。というか、今日は混んでないということかな? でも、10:30からの番だから手続きが始まるのは10:30からだろうなあ」

と思いきや、

5分後の9:45に呼び出され、書類チェック等で3分、申請料9,000円を払って、9:50にはすべて終わってしまった。ちょっとドキドキしていたのに、あまりにあっさり済んでしまったので、急に気持ちが軽くなった。今日は運がいいかもしれないと思い、ダメ元で

「22,000円払うからマルチプルエントリービザにしてくれー」

とお願いしてみたが、チュラロンコーン大学の入学許可期間が3ヶ月未満なので(1コース分しかお金を払ってないので)、やっぱりシングルしか貰えなかった。しかし、バンコクでマルチに変更できると思うから特に問題なし。

 

明日も同じ時間に受け取りに行って来ます。

 

Topic : タイ・バンコク
Genre : ForeignCountries

幸福への階段3

アップンはアパートを一緒に探してくれた友だちにコーラを買ってあげるために、椅子の上に携帯を置いて席を立った。コーラを持って席に戻ると、そこに携帯はなかった。友だちに聞いても、知らないという。

状況からして、その友だちが盗った可能性が極めて高いが、アップンは何も言えなかった。

「争い事になるのは嫌だから、私何も言えなかった。」とアップンは僕に言った。

その携帯は1年前に5,500Bで買ったスマホで、彼女の持ち物の中で一番高価なものだった。

「どうして、私の人生はこんなに運が悪いの?」と落ち込んだ。

しかし、年頃の少女にとって、人とのつながりの手立てである携帯は生命の次に大切なものなので、なけなしのお金を出して、中古の携帯を780Bで買った。これで、両親とも電話できる。

僕の計算では、アップンの所持金はすでに1,000Bを切っている筈だ。

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アップンの唯一の休日の日曜日。

彼女のアパートの下に、ソムタムというパパイヤで作ったイサーン地方のサラダを売る屋台があって、アップンはそこのお店を手伝った。言葉が同じイサーン語だったし、お店の子供がアップンによく懐いて、お店の女将さんからも歓迎された。そして、ここが重要なのだが、無償の手伝いのお礼に、手伝った日はごはんを食べさせてもらえることになった。

「ご飯食べさせてくれるのよ。節約できるから良かったあ。」と嬉しそうだ。

 

とても、タイらしい話。アップンの逞しさに感心したが、なんだか切なくて仕方がない。

 

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Topic : タイ・バンコク
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tag : タイ人

トムの入院

以前ブログに書いたように、トムが会社を辞めてしまったため、僕が出してあげた保証金の30,000Bは消えてなくなってしまった。

ソンクラーンでチェンライの実家に帰ったトムは、月末にバンコクに帰ってきてから新しい仕事を探すらしい。仮にすぐに仕事が見つかったとしても、新しい会社から給料が出るのは一ヶ月後なので、その間トムは生活費がない。更に、高校を卒業したばかりのいとこの少女が一緒に上京してトムと同居するらしい。そして、給料が出るまでの間の生活費を僕に出してくれと言う。そんなことを頼めるのは僕しか居ないことは知っているものの、流石に頭に来た。自分の食費も自炊にして節約しているのに、こんなふうにお金を使われた日にはたまったものではない。僕としては、彼女の全生活の面倒を見る義理も約束も何もないはずだ。

「いつまでも僕をあてにするな。もうこれ以上おまえの世話は出来ないからな!分かったか!」

そのことを、言葉が通じない相手に何十倍もの文字数を使って説明したら、

「分かりました。あなた次第です。」

と聞き分けの良い事を言う。

ところが翌日、トムは胃潰瘍になって大きな病院に入院してしまった。

「私は捨てられた」=「もう生活していけない」という公式でトムは絶望の境地に追いやられた。普段何も悩まずに生きているタイ人は、この手のストレスに滅法弱いらしく、一気に胃潰瘍になってしまった。

Skypeでビデオチャットをしてみると、病院のベッドで点滴を受けながら、お腹が痛いとボロボロと泣いている。お母さんも付きっきりで看病していて、バツが悪いことこの上ない。

 

 

僕は腹が立つやら可哀想やらで、どうしていいのか分からず、別のタイ人に事情を話して、どうしたら良いかと相談したら、意外な答えが帰ってきた。

「あなたの好きなようにすればいいのよ。捨てるのと世話するのと、どっちが自分の幸せかで決めればいいの。あんまり考えすぎて、あなたが不幸になってはダメ。あなたはもう若くなくて、これまでいっぱい頑張って来たんだから、これからは自分が幸せになることを考えなさい。」

答えになってるのかどうか分からないが、責任や義務ばかりが重視された日本とは違って、自分のしたいようにするのが大切というのがタイ式のモラルらしい。なんか、いたく感心した。

どうするのが、僕の幸せなんだろうか。

 

 

 


幸いにも急性の胃潰瘍はすぐに快方に向かい、今日トムは病院を退院した。

そして、健康保険がないので、とっても高額な病院の請求書が僕に送られてきた。

検査費、処置代、薬代で、計14,881THB(本日レートで51,041円)。

 もちろん、トムの一家にそんなお金はない。

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名前は消してあります。

各項目を見ると、日本と比べても確かに高い。

 

 

 

Topic : タイ・バンコク
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tag : タイ人

花のこころ

僕は実は植物マニアです。

僕が初めて犯した犯罪は、小学校の一年生の時、理科の授業で植えたチューリップの球根を夕方に掘り出して盗みました。その球根は、大きくて、変曲点の多い曲線がなんとも言えず、茶色い皮の割れ目から覗いた白い球根の肌が、なんともエロティックで、どうしても手に入れたかったのです。ものすごく興奮したのを覚えています。

花も葉っぱも、拡大してみると、そこには艶かしい生命の匂いがしてきます。

今日は、そんな写真の一部を披露してみます。

どれも自分の庭で撮影。今は庭は荒れて何もありませんが、数年前は結構すごかったですよ。

 

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血管みたいな葉脈

 

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Forget-me-not(忘れな草)の実

 

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バーバスカムの一種。雄しべがエロい。 

 

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Foxglove(狐の手袋)の花

 

KO272232カンパニュラの花

 

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3つともサルピグロッシスの花。まだ日本では珍しい。

 

KO262159

北大の植物園から種を勝手にもらってきた。

 

KO262142

KO090227

カリフォルニア・ポピーの一種。いい色してる。

 

KO090223

トルコのハーブ。名前忘れた。

 

KO090214

ゲラニウム。

 

KO070164

ガイラルデイア

 

KO080182

ジャーマン・アイリス

 

KO070152

洋物のツユクサ

 

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良い香りのクレマティス。

 

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ペチュニア (ピンクレディー)

 

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ヨーロッパのスミレ 

 

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オステオスペルマム。変な名前。

 

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ゲラニウム

 

KO290026

名前忘れ。アルプスの珍しい花。

 

KN262069名前ど忘れ。大好きな花だったのに、歳だね。

 

KN121925

 エロジウム。笑っちゃう名前。

日本では滅多にない。でもよく咲きます。ゲラニウムの近種。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Topic : ガーデニング
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Author:ハムケン
サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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