久々のノンタブリ
今朝は4時に起きて、マシュマロちゃんはチェンマイにいちご苗を取りに帰り、僕は明日の朝、南部の都市に飛ぶ用事があるので、パクチョンから一人ロットゥーでクルンテープに帰ってきた。
ノンタブリの元の寝室に入ると、ガランとした何もない部屋があるだけだったが、ここでの2年間の生活の記憶がまざまざと蘇ってきた。
このところマシュマロちゃんは、いちご園事業に全力投球していて、何時も疲れて不機嫌なのだが、その部屋から蘇って来たのは、幸せそうな笑顔だった。
二人とも笑顔が消えたこの頃だが、明日のために自分達らしく頑張っているのだから、今をちょっと耐えれば、きっとまた幸せな時が来るだろう。
夕方は、僕が出てからオープンしたジャズと日本食のレストラン、その名もジャズシでプーと会った。
その店は、タイのナンバーワンサックス奏者ミスターゴーのレストラン兼スタジオ。
中央の足の短いおじさんがオーナーのコーさん。
僕のブログの読者で、この人を知っている人がいるだろうか。
タイではとても有名なミュージシャン。
そこでシシャモを喰い
プーが勝手に呼んだ友人と語り
日曜日にだけ開かれるコンサートを楽しんだ。
彼の音楽は息子の音楽と同じで、僕の好みとも同じ。
音響も宜しく、気持ちのいい時間を過ごせた。
昨日までの田舎生活とは大違いだ。
ちょうどこの日は彼の誕生日だった。
彼は今夜から大阪に飛んで、難波のタイフェスティバルで演奏するのだそうだ。
もしその演奏を見た人がいたら教えて欲しい。
彼のサックス演奏は一流だった。顔は愛敬があるが、奏でるメロディーは渋かった。息子の演奏とは格が違う。
こんないい音楽と美味しい日本食が味わえるレストランが元オフィスから僅か100メートル程の所に出来たのに、僕はもうここにはいなくて、何もないカオヤイの田舎にいるのが悲しい。
プーが勝手に呼んだ人の分まで払う義理はないし、お金も実際ないので、1000バーツだけ置いて帰った。それでも今の僕には痛いが、音楽を楽しめたから良しとした。
プーのタカリも、これで最後だ。
今夜は元寝室の上の階にあるプーの寝室で、一人寝となる。
明日から、スラタニー一泊の旅。
上手く進めば僕の会社もちょっと上向くのだが、どうなるかはやってみなけりゃ分からない。
それからカオヤイに戻って、いよいよいちご苗の植え付けが始まる。
いろいろと正念場だ。