カンチャナブリ紀行記:シーナカリンダム
シーナカリンダムは、戦場にかける橋のあるクウェー川の上流にあるタイ最大級のロックウェルダムで、その貯水量はなんと琵琶湖の4分の3もあるという。
ダムの上流に長く広がるダム湖の周辺は高原らしい風景が広がっているだろうと思い、エラワン滝の帰りに寄ってみた。
ガイヤーンをいっぱい食べて満足の二人。
空は曇って湖の色は重かった。
非常に大きなダムで、日本の援助等で作られたらしい。
ダムの水量はやはり少なかった。 タムに出来た水の跡から推察すると、満水時よりも10メートルは低い。
しかし湖の深さは140メートル以上ある(ダムの高さは180メートル)ので、決して涸れそうと言うような状況ではない。
周りの山はチャート上の堆積岩でできていてロックウェラーダムには向いていそうだったが、ネットで見てみると、どうも地震の際の強度に問題があるらしい。このダムが決壊したら、下流の町は壊滅的に破壊されるだろう。カンチャナブリの山々は、世界地図をみると、チベットから曲がって続いているようにも見える。地震がどのくらいあるのかしらないが、何れ壊れる時が来るだろうと思う。
このダムと湖を観てから、ドンムアン空港に向けて車を飛ばした。途中、まだ免許がとれていない彼女が運転したが、右折専用車線に入って立ち往生してしまった。道路の標識などまだ全く目に入らないらしい。
ドンムアン空港に着いたのは、夜の8時。レンタル時間は翌朝8時半までだったが、無理せずこの旅を終えることにした。
マシュマロちゃんと旅をすると寛げる。その上、彼女の素朴な反応が心を癒してくれる。
もうすぐ彼女はコラートに行き、またひとりの生活が始まる。
安い中古車でいいから車を買おうと思った。