カンチャナブリ紀行記:ゾウ乗り体験
僕が初めてゾウに乗ったのはチェンマイの山奥だったような気がする。
しかしチェンマイの山奥から来たマシュマロちゃんはぞうに乗ったことがない。ということで、二人はゾウに乗ってみることにした。
クウェー橋から山に入ると切り立った険しい山が見えてくる。
行ったのはここ。サイヨーク・エレファント・パーク。橋からは1時間半の距離。
もっぱら観光客をゾウに乗せるだけの場所。特にショーや象使いの体験等はやっていないようだった。
象乗り体験は30分間で一人300B。タイ人外国人の差はない。
ここへの入場は午後4時まで。
ここには象は全部で25頭いる。
たまたま、僕達と同時期に到着した日本人女性二人組の後ろを歩いた。
彼女たちは大はしゃぎ。クレヨンしんちゃんの口真似できゃあきゃあと楽しそうだ。
僕も後ろからしんちゃんの真似をすると、
「クレヨンしんちゃん知ってるんですかあ?」と日本語で聞かれた。日本人と思われてないような。
明るい森の中を歩く。
歩くコースは決まっていて、ある程度整備もされているので、ジャングルトレッキングの興奮はない。
象使いが象から降りて、写真を撮ってくれた。
象使いが、背の椅子から降りてゾウの首に乗ってみろというので、恐る恐るやってみた。
これをしたのは初めてだった。かなり怖い。しかし、揺れは背中より少なかった。
背中の椅子に戻るのが大変だった。象の頭の上に足をかけ、強く押しておしりを持ち上げる。
こんなイチジクもあった。
クウェー川にもほんの少しだけ入った。
後ろの日本人のお姉さんたちは大興奮。マシュマロちゃんも大きな声を出して喜んでいた。
僕としては川の中を泳いで欲しかったが、人間が濡れない程度に水浴びして終わり。
家族サービスをするお父さんのような気分だが、楽しそうだったのでとりあえずOK。
日本人女ふたり旅は、「楽しかったわね。これで300Bなら安いわ。」と満足気。
象乗りが終わるとさっさと送迎車で別の所に行ってしまった。日本人は何時も忙しい。
帰り道、気持ちのいい農園があった。
カンチャナブリの土地は例の回廊構想のために高騰しているようだが、この辺りの土地はまだきっと安いだろう。
風光明媚で水が豊富。山あり川ありのいい土地だと思った。カオヤイよりもバンコクに近い。
マシュマロちゃんもカンチャナブリが気に入って、お金持ちになったらこの土地を買って家を建てたいと張り切っていた。
街道沿いでサラを売っていた。なんとも言えない強い匂い。いい匂いと臭いのとが混じっていて止められない。
食べ過ぎて口の粘膜が溶けて血が出た。
ホテルの庭にいたイエライシャンと蝶
泊まったのは、戦場にかける橋から1km程のバンブーハウス。バンブーハウスと言っても、川の上に数棟竹で出来た部屋があるだけで、僕達が泊まったのは鉄筋コンクリートの普通のホテルの部屋だった。しかし、静かでエアコンもあり、蚊もいなかったので、却ってそちらのほうが良かった。川の上の部屋だと、トイレもシャワーもないし、ベッドでいたすと家全体が揺れて波立つので使えない。ホテル代は朝食付き税込みで980B。