サトーン再び
先日、とある日系企業との情報交換会のために、一年ぶりに南サトーンに行ってきた。
サトーン地区を出たのは2013年末。
懐かしかった。
住んでいたコンドミニアムのおばちゃんが会いたがっているのは知っていたが、「バンコク本店オープンは何時?」と聞かれるに決っているので訪れることは出来なかった。
街の様子は変わっていないが、僕の気分は変わった。
大きな企業が僕よりも後から始めたことが、今では僕より遥かに進んでいる。お金のかけ方が違う。社員の質や数ももちろん比べ物にならない。
あの頃は、チュラ大でのタイ語の勉強も含めて、何もかもが新鮮で、希望に満ち溢れていた。
今は自分の力のなさをしみじみ感じ、馴染みの街から逃げるようにして帰ってきた。