消え行く森
国道304号線をプラチンブリーからナコンラチャシマーに向けて上がってゆくと、途中変わったヤシの木の森がある。
僕は前からその植物が気になっていた。幹はフェニックスで葉はシュロみたいな樹。
この木は天然ラーンの一種で、ลานป่า(ラーン・パー)もしくはグバンヤシ(Corypha utan)というようだ。1枚の葉が5mくらいある。かつてタイ全土にあったが、今ではこの辺りだけになってしまったらしい。
そして、国立公園になっている。
「《Thap Lan National Park》タイ中部にある国立公園。カオヤイ国立公園の東に位置し、様々な種類のヤシの木が自生する。1981年に国立公園に指定され、2005年に「ドンパヤーイェン、カオヤイ森林地帯」の名称で世界遺産(自然遺産)に登録された。」
一生懸命保護しているようだが、こんなふうに枯れかけている木が多かった。
「あの木が気になるので、写真を撮ってくれ」運転中の僕は彼女に写真を頼んだ。
この木はカオヤイ国立公園やワンナムキアオに入るとパタリと消える。
ヤシの実は小さく、数センチで、非常に多数。胚乳は半透明乳白色でニッパヤシみたいなゲル状とのこと。
どことなく原始的なこのヤシ。将来の僕の安住の地に植えてみたい。
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