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バーベナの発芽抑制

毎年、僕が丹精込めて採取したバーベナの種が余り発芽しないと言うことで、マシュマロちゃんは僕の種を捨てて、一粒2バーツもする種を購入して蒔いていた。

2バーツと言っても、2万粒も買えば4万バーツにもなるわけで、止めて欲しかったが、買った種は発芽率は7~8割に達したし、蒔いてから5日から一週間でほぼ発芽した。

これに対して、僕が採取した種は、発芽率は5%に遠く及ばず、ひょっとしたら1%以下だったかも知れない。

この大きな差は、僕の採取した種が良くなくて、殆ど死んでいるからと思っていた。

だけども、毎回数万バーツも使って欲しくなかったので、今年はワーカーにも苦労してもらって、数十万或いは数百万粒もの種を集めた。

とても良い状態の種を丁寧に集めたはずなのに、蒔いてから2週間経っても発芽したのはこのざまだった。



流石にこれはおかしいと気付いて、遅ばせながら始めてネットでバーベナの発芽について調べてみた。

そうしたら、バーベナの種には発芽抑制成分が付いているので、これを取り除かないと発芽しないと書いてあった。あちゃ~!?

野生の種は、バーベナに限らずこういう発芽抑制があるのは普通のこと。何故、バーベナがそうだと気付かなかったのか。

高いお金で買った種が直ぐに発芽したのは、種苗会社が発芽処理を施してから販売していたのだろう。

野生種の種は温度や水分や日照等、複雑な条件が揃って始めて発芽サイクルが始まる。

蒔いたら直ぐに全部発芽してくるのは栽培種だけだ。

それで、僕は実験的に、頑張って集めたバーベナの種を界面活性剤入の水に漬けて3日置いておいてみた。すると、赤い色素が染み出してきた。どうもこれが怪しい。この種を蒔いてみると発芽してくるではないか。

そこで、冷蔵庫で界面活性剤漬けにした種を一日2回濾過して洗い、それを4~5日続けてから、綺麗に洗った種を軽く乾かし、それをココナッツ粉砕培地に蒔いて光に当ててみた。

そうしたら、2週間後には大量に発芽してきた。





バーベナ畑の地面には、数え切れない程の種が落ちている筈なのに、今日時点で全く発芽していない。それが、10月下旬頃になると、地面にはバーベナの小苗でいっぱいになる。

こういう現象を知っていたのに、どうして今まで気付かなかったのか?やっぱボケたのか。

更に分かったのは、ネットでは発芽に光は邪魔と書いてあったが、逆に強い日光がないと発芽して来ないことも見付けた。

まだ集めた種は大量にあるので、もうこれでお金を使わなくても、幾らでもバーベナの苗が作れる。

広いフラワーガーデン予定地を埋め尽くす程の花園を作ることだって出来る。

去年、頑張って種を集めた甲斐があった。



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コメント

Re: No title

>今はネットで調べるとほとんどの事が解る便利な時代になってきました。

いやあ、ホント。昔は調べるのが簡単じゃなかった。今は、百科事典や辞書を持ち歩かなくても良くなりましたね。

これは一種の革命だと思います。

その反面、全てを頭に入れておかなくても良くなったので、おバカになった様な気がします。

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