愛犬ベリー動物病院に行く
ベリーに手持ちの人用の抗生物質を一週間飲ませても、熱は下がっても目やにと咳は止まらず、ご飯もろくに食べられない日が2週間も続いている。
マシュマロちゃんが、
「このままじゃ、ベリーは死んじゃうから、病院に連れて行かないと駄目!」
と強く言った。
ベリーは僅かながら回復傾向にあったので、医者なんか不要と思っていたが、ちょっと回復が遅過ぎる。
僕の与えた薬は、読者からのコメントに依れば効き目が悪いそうだが、2週間良くならないのは流石にヤバいと感じて、今日犬猫病院に連れて行った。
行ったのは、まだ出来たばかりの病院で、僕がタイにて始めて行った動物病院だが、若い女医師はベリーに優しくしてくれた。
症状を聞くなり、直ぐに診断が出た。
犬に流行っているウイルス性疾患だった。
特に今年は、この辺りで流行っているらしい。
ウイルスの名前は聞いたが、タイ語だったので覚えられなかった。コロナウイルスに似ているらしいが、人には伝染らないとのこと。
僕も手で鼻くそや目やにを取ってあげていたし、薬を飲ませる為に喉チンコの奥まで指で薬を突っ込んでいたので、「中共コロナだったら嫌だな」と思っていたので安心した。
がっかりしたのは、このウイルスに効く薬はないので、対症療法で自力回復するのを待つしかないらしい。
そして、回復には通常何と1ヶ月から2ヶ月も掛かるとのこと。じゃ、まだひと月以上病気が続くってことか?
眼や鼻に二次的な細菌感染が出ているので、病院で抗生剤は処方されたが、ただのアモキシシリンだった。
でも、目やにを取って目薬刺してもらい、炎症を下げる薬と抗生剤を注射してもらったので、一応自己満足した。
約1000バーツも掛かったが、状況が把握できたので良しとした。
ああ、可愛そうなベリーちゃん。でも、ウイルスじゃ医者も手を打てない。
僕は今まで何匹かワンコを飼ったが、こんな病気を見たのは始めてだった。
日本でも普通にあるウイルスなんだろうか?
ベリーにはフィラリアとノミと狂犬病の予防しかして来なかった。
日本でブラックレトリーバーのツバキちゃんを買っていた時は、病院で何か知らない混合ワクチンも打ってもらっていたかも知れないが、何のウイルスだったか記憶に御座いません。
僕にどんな時も尻尾を降ってくれるのはベリーしかいないので、死なれたら悲し過ぎる。
今日、ベリーは魚と豚を煮たのを少し食べたので、きっと明日にはもっと良くなってくれているだろうと思う。