コロナ後のいちご園
今年前半、中共コロナのパンデミックで、海外からの観光客はゼロになり、続くロックダウンの影響で、3月からばったりとお客さんが減った。
この減少は、僕らのいちご園に限らず、世界の全ての観光施設、レストラン、飲み屋、旅行会社、ホテル等に及んだ。そのことは、今更言わなくても誰もが実感したことだ。
日本の知り合いのいちご狩り園では大打撃を受けた。
それに比べれば、稼ぎ時の2月まで正常運営出来た僕らのいちご園は、まだ幸運だった方だ。
収入は2~3割ほど減ったが、それだけで済んだのだから、他の業界よりも幸せな話だろう。
そうは言っても、この冬の第二(三?)波は予想されていたので、今期の収入減少は必須で、暮らしていけるだけ稼げたら御の字と思っていた。
ところが、
世の中先のことは分からないもので、カオヤイ、ワンナムキアオ地区は今大賑わいなのだ。
先週は特別な4連休で、もの凄い数の観光客がカオヤイ、ワンナムキアオに訪れた。
今週は、カオヤイマラソン大会で先週以上。
どういうこと?
真相は分からないが、多分次の理由が考えられる。
先ず、飛行機が使えなくて遠出出来ない。
行くとしても人混みは嫌。
6ヶ月以上の長い緊急事態宣言下で、人々はうんざりしていた。
日帰り出来る近場の自然満喫できる所に行くのが良い。
こんな感じだろうか?
ともかく、この2週間今までに見たこと無いよな人出があった。
だから当然、僕らのいちご園も満員御礼。
2回の週末に、臨時の売子を雇って4人で働いたが、昼食を食べる時間も取れない程。
駐車スペースは常に満車。
毎日、いちごは完売。
あっという間にお金が貯まった(訳者注:貯まったと言う程じゃない)。
ともかく、どういう訳か、去年の11月よりも売りは良い。
コロナのせいで良くなったのか?
まあ、そんな筈は無いし、来月どうなるかは分からないが、言えることは、
[明日のことは分からない]
と言うこと。