俺の飯美味い!
こんな風に外食無く自炊の毎日が続くと、和風の美味い味が恋しくなる。
マシュマロちゃんの調理に不満がある訳じゃないが(訳者注:不満だらけだろう、ボケ!)、やっぱり母の味付けが恋しくなるものだ。
だけど、最近マシュマロちゃんは、僕の作る醤油味や味噌味が気に入らないらしい。
本質的に嫌いなのかと言えば、そうじゃない。
日本に来た時や、高級日本食レストランで高い日本食を食べる時は美味しそうだ。
つまり、僕の味付けが良くないと言う訳だ。
そう解釈すると、その通りとしか言いようがない。僕の作り方や材料がいい加減なのだ。
この頃全編観終わえそうなや、「深夜食堂」というドラマを観ていたら、無性に[肉じゃが]が食いたくなった。
肉じゃがは、若き時代の定番メニューで、よく酒の肴になった。
そう言えば、結婚後も何度も自分で作って、得意技の一つになっていたのだが、ここ20年間作った記憶がなかった。
クラシルで動画を観て思い出した。「なんだ、滅茶簡単じゃないけ!」
それで久々に作ってみた。
ポイントは牛肉を使うことと、いい醤油を使うこと。
何方も、タイじゃ簡単じゃない。
なにしろ、タイ(の田舎)には何処にもろくな醤油がない。
だけど、先日割といける醤油を見つけた。60%の大豆に約30%のシイタケで作ったとされる余り高くない醤油だが、煮物にバッチリだった。
牛肉は市場でタイの牛の肉を買ったので、超硬いし薄く切ってない。それを切れない包丁で頑張って切り、ジャガイモとニンジンとタマネギとスライスした生姜と共に炒め、その後水とシイタケ醤油と似非蜂蜜を加えてゆっくり時間を掛けて煮たら、まるで飲み屋か母の肉ジャガと同じ味になった。
美味かった。
沢山作ったが、マシュマロちゃんも気に入ったようで、二日間で食べきった。
それに気を良くした僕は、カボチャの煮付けと、上と同じ牛すじ肉を使った牛丼、それに白身魚の味噌汁。
味噌汁は濃過ぎて塩辛かった。失敗の巻。
カボチャの煮付けは美味しかったが、やっぱちょいと味が濃すぎた。
牛丼はOK! 🤗
普段はマシュマロちゃんのタイ式(と言うかモン族式)料理を食べさせて貰っているが、たまに自分で作ると、やっぱり美味い。
日本人が日本食が一番と言い、タイ人はタイ飯が一番と言うのは普通のこと。
だけど、誰でも、自分の好みに合わせて自分で作る料理が一番美味しい。
マシュマロちゃんに受けるかどうかなんて知ったことか!