日雇い労働者トラに食われて死ぬ
もう2週間前の話だが、ワンナムキアオのマシュマロいちご園でも使ったことがある日雇い労働者が、野生のトラに食われて死んだ。
妹さん夫婦のいちご園には数十回も働きに来ていて、顔見知りである。多分、僕も会った事があると思うが、未だに誰のことか分からず仕舞いだ。
いくらタイの田舎でも、トラに食われるなんて話は滅多に無く、タイ国内でも大きなニュースになった。
その日雇ワーカー話ワンナムキアオに住んでいるが、ワンナムキアオは西側のカオヤイ国立公園と東側のタプラーン国立公園の間にあって、どちらも至近距離。
被害者(45歳)は、三人でタプラーン国立公園に違法に立ち入り、公園内の野生動物を食べる為に採っていたところ、野生のトラに食われてしまった。
29日にタプラーン国立公園に入り野宿、30日朝に行方不明になって、30日の夕方に遺体が見つかった。頭部と右腕を噛み切られていたらしい。
トラは一時絶滅寸前になったが、タプラーン国立公園とそれより東側のカンボジア寄りの国立公園で増え始め、絶滅危機を脱したと言うのが良いニュースとして流れていた矢先の事故となった。
タプラーン国立公園でトラが確認されたのは、なんと20年ぶりのことらしいが、タプラーン国立公園で約20頭以上のトラが生息しているらしい。
マシュマロちゃんの妹さん夫婦は、コロナが怖くて葬式には出なかったが、見舞金を手渡したらしい。