野外コンサートとマラソンでいちごが消えた
日曜日の朝、朝6時半に家を出てカオヤイ農園に向かったところ、借家近くの道から農園迄、ランナーでびっしり。
昨日は、ミュージックフェスで大賑わいだったが、今日はカオヤイマラソンで大賑わいだった。
カオヤイマラソンは色々種類があるが、どれも速さを競う大会ではなく、体力や健康の向上を目的にしているので、集団毎に時間をおいてスタートしているらしく、全体として非常に長い隊列になる。
しかも、4.2km程度の家族向けコースと、もっと長距離のコースが複数あって、あちこちコースを別れて走る。
途中、500メートルくらいの間隔で多過ぎる程の水配布場がある。
隊列の中程になると、走っている人は半数位に減り、後列ではほぼ全員が歩いているから笑ってしまう。
ひと昔前まで、タイ人は歩くのも走るのも自転車漕ぐのも大嫌いだった筈なのに、何時から変わってしまったのか。今ではカオヤイで走るのが一種のステータスになってしまった感がある。
お陰様で、お昼近くからカオヤイ農園は人でびっしりになって、午後2時には農園の全てのいちごが採られて無くなってしまった。
日本では、普通いちご園を複数区画に分割して、日によっていちご狩りが出来る区画を制限して、いちごが無くならないように調整するのが普通だが、タイでは僕らのいちご園を含めて、全区画自由にいちご狩りが出来るようにしている。しかも、いちごが少なくなったからといって入園を制限していないので、今日みたいに完全終了になってしまうことがある。
加えて、小さい子供は、いちごを摘むときにハサミでまだ花や白い実しか出来ていない房迄一緒に採ってしまうので、事態を更に悪くする。
今期は寒くなるのが早くて、11月までの売上は好調だったが、これから暫くはいちごがない冴えない期間が続きそうだ。
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