カオヤイ農園の契約更新
昨日、カオヤイ農園の契約更新の話をする為に、オーナーと夕食を共にした。
いつもの様にパクチョン市内でオーナーの息子さんが経営するホテルのしゃぶしゃぶ食堂で、オーナー奢り。
日本式に具が回転して来て、好きな物を取って入れるというビュッフェ方式。
ところで、しゃぶしゃぶとすき焼きとムーカタの違いは、
①しゃぶしゃぶ(シャブー)は、多めのスープを使って鍋で煮るのであって焼かない。
②すき焼き(スキー)は、牛肉中心で焼くのであって煮ない。
③ムーカタは、豚肉(ムー)が基本で牛肉は無し。焼くのと煮るのと同時に同じカタと言う鍋で行う。
ということだそうです。
ムーカタ大型店では、牛もシーフードもあるので、区別が難しい。すき焼きも焼かずに煮るだけのものもあるのでややこしい。
ご馳走になったのは、何とヘネシーXO。半分その場で飲んで、残りはお土産として頂いて来た。
オーナーが僕を良い酒で酔わせたのは、彼の戦略である。
カオヤイ農園の土地が売りに出されていることは知っていた。
もしも買い手が付けば、残念ではあるけれど、立ち退かなければならない。
ただ、未だ買い手は付いていないし、今後もそう簡単には売れないと思う。
何故なら高過ぎるからだ。
オーナーが言うには、予想売価は1000ラーンつまり35億円ほどになる。35億円くらい軽く出せる金持ちは山程居るが、リゾートホテルにせよ、高級レストランにせよ、インターナショナルスクールにせよ、アミューズメントパークにせよ、この地で10年間程で土地代が回収出来る様なプロジェクトがあるとは思えない。
しかし、売りに出している以上、複数年契約は出来ない。単年度契約で、しかも賃貸料は20%アップ。2年間値上げがなかったので、10%は上がっても仕方がないと思っていたが、20%は想定以上だった。但し、土地が売れない限り使用させてもらえて、且つ向こう3年間は値上げ無しという条件。あと3年使えるなら、20%アップは受け入れられる。総合的には、そう悪い条件ではないだろうと思う。
タイでは圧倒的に貸主が強いので、交渉と言っても微調整をお願い出来る程度。契約交渉で粘るより、日頃から良い関係を保つことの方が大切。
この頃は、オーナー家族が度々友人やホテル客をいちご園に連れてきたりして、僕らは良い関係を保っていると思う。
4年前は草茫々で、トウモロコシを少しだけ栽培している荒地だった土地を切り開いて、今ではカオヤイの観光スポットの一つとして土地の価値を上げてあげたのだから、オーナーにとっても僕らに貸して良かったと思っている筈だ。