夏の黄色とシーズンオフ
今週前半、ワンナムキアオのマシュマロいちご園で働いてくれていたマシュマロちゃんの友人ノックが仕事を終えて、故郷のウドンタニに帰って行った。
彼女は一人でお店をやり繰りし、コーヒー等も作り、お客さんが来ない時は、いちごの葉がき等、諸々良く働いてくれた。いちご園に来てから休みは一日も取らなかった。
彼女には休日出勤分も含めて、月20000バーツ程支払い、且つアパートを提供した。電気水道代も僕ら持ちだった。
ノックは彼氏は居なく、殆ど遊びも旅行も買い物もしなかったので、数ヶ月の給料はほぼ丸太残ったことだろうと思う。
一緒に旅行にでも連れて行って、彼女の貢献に感謝しようと言っていたのに、忙しさにかまけてそれも果たせず、僕は挨拶も出来ないうちに、彼女は一人帰って行ってしまった。
マシュマロいちご園には、もうお客さんは来なくなり、今月一杯で今期終了とする予定だ。
一方、カオヤイの方は、一人残った住込み野郎が、いい加減に仕事に飽き飽きして来て、恐らく来月1日にチェンマイの田舎に帰ってゆく。
彼も良くやってくれた。2年に渡り農園を世話したので、今や勝手知ったるで、いちいち細かい指示を出さなくても、ちゃんと自分で判断して働いてくれたので、僕としては貴重な右腕だった。
他のいちご園のいちごが、スリップスやダニにやられても、うちのいちご園のいちごは青々と美しく、この時期になっても尚いちごが実っているのは、彼のお陰と言って良い。
来月からは、ワンナムキアオのマシュマロいちご園に住み込んでいたワーカー夫婦がカオヤイに引越して来ることになっている。
カオヤイでは、4月の水掛け祭りソンクラーン頃に、第3波か第4波のいちごがなることが分かっており、少なくとも4月の中旬迄はいちご園を続ける。(ホント、ソンクラーンの糞暑い時期にいちごがあるなんて、誰も信じないでしょうが、あるんです。それも甘くて大粒が)
同時に、四季なり性がありそうな新品種の育生に励む。僕個人はそこに掛ける。年末年始にいちごが沢山なっていることが勝敗を分けるからだ。
また、余った場所で、ピーマンと唐辛子を栽培してみるつもり。
さらに、お店は土日のみオープンして、喫茶部と他に何か軽食をやる予定。
軽食としての候補は、シューマイ、焼きたてパン、中華風バーミー、親子丼等を考えているが、未だ考えは纏まっていない。ただ、これらは飽くまで試行錯誤であって、今期からの利益は期待していないが、楽しみでもある。
日雇い労働者じゃなくて、将来を任せられるような人材を見つけて育てなければ。
ゴールデンシャワーことラーチャプルックが満開で、真夏を迎えたタイ。