傷んだいちご
いちごの実は糖分が多く柔らかいので、細菌やカビが繁殖しやすい。
雨の跳ね返りで菌が着くと、下の写真のように円型に菌が繁殖して食べられなくなる。
こういうのは取り除くべきだが、数が多いととても出来ない。ワーカー10人雇っても、一日じゃ終わらないだろう。
それで、放置しておくと、数日後には融けて落下するか、黒カビが一面に生えて見るも無惨になる。
これを防ぐには、薬剤の事前散布に依る予防以外にない。
しかしながら、いちごの実が沢山成っている時に薬剤散布はしたくない。
そんな訳で、3週間位散布していなかった。お陰で、いちごの葉には、ダニとスリップスが凄く増えてしまった。スリップスは大敵で、他園のいくつかは、それで全滅、閉園している。
カオヤイ農園もマシュマロいちご園も、一月前迄はダニもスリップスもいない見事ないちご園だったが、このまま放っておくと全滅の道を歩むので、昨夜久々振りに農薬散布を行った。
散布は、いつも夜間に行う。
日が暮れて美しい夕焼けが広がる。
7時から始めて、終わったのは夜の10時。
農薬は嫌だが、花も野菜も果実も農薬なしではまともに育たない。いちごを含むバラ科のフルーツは須くそうである。
農薬を散布して2~3日後には、もう葉が活き活きしてくる。
- Related Entries