マシュマロちゃん緊急入院3
コラートのバンコク病院ナコンラチャシマは、数度来たことがあったが、救急部は初めてだった。思ったより綺麗で新しく、ナース達も良く訓練されているのが分かった。
ここのICU(Intensive Cure Unit)は、一日50,000バーツ,IMCU(Inyetmediate Cure Unit)が一日5,500バーツ、一般病棟の特別室が一日3,800バーツ位との説明があった。デポジットとして50,000バーツを要した。
ちょうど、バンコクのバンコク病院の半分位の値段ということになる。
マシュマロちゃんは、諸検査、手続の後、救急部からIMCUに移された。
ここはアメニティー、サービス、清潔感とも、パクチョンのバンコク病院より数段上だった。
とても多くの人が働いている。
看護婦の髪が皆綺麗に結ってリボンで留めてあり清潔感が良い。話言葉も丁寧で上品。テキパキと動き、無駄話やスマホで遊ぶ人は誰もいない。英語が少し話せる看護婦もいた。
きっと婦長やマネージャーがしっかり教育しているのだろう。日本の一流病院と比較しても遜色ない。
医師らとも話せたが、皆英語が綺麗に話せる。質問にも的確に答えてくれる。パクチョンとはレベルが違う。
最初からここに搬送されるべきだった。
ファミリーマートが入っていた。日本の商品も多くセブンイレブンよりいい感じ。
コラートらしく広々としている。
ダンキンドーナツ、コーヒーショップ、アマゾンコーヒー等が入っている。
病室の空気も良く、マシュマロちゃんも僕も3日ぶりに良く眠れた。
夜中の咳も少なかった。
パクチョンでは、枕が合わずマシュマロちゃんは眠れなかったが、ここの枕は良かった。ベッドもパラマウントの高級品。
朝起きると、マシュマロちゃんの表情も明るくなった。
良く眠れて食欲も出た。この顔なら、もう大丈夫だ。
朝の医師の面会で、マシュマロちゃんの顔を見た途端、先生は、
「あら、大分良くなったようね。」(訳者注:医師は女性)
医師の話では、まだ原因菌は分からないけれども、インフルエンザじゃないかと言う。
インフルエンザはパクチョンで検査済みで、結果がネガティブだったことを告げると、それは知っていたが再度検査中とのこと。日本でインフルエンザが流行っているように、この病院にもインフルエンザが増えて来ていて、僕らが月曜日にThe Mallに行ったと聞いて、インフルエンザが疑わしいと思ったらしい。
インフルエンザだったら、パクチョンでの抗生剤は効くはずない。
ここでは、昨夜から、第3世代のセファロスポリンに抗インフルのタミフルに抗真菌剤の三剤を点滴したとのこと。
インフルエンザだったら、タミフルは遅すぎるが、ともかくマシュマロちゃんの様態はずっと改善した。
X線画像が悪いのは、X線で陰が消えるのは治ってから数日遅れるからではないかという。
「ともかく良くなったから、それで良いのよ。」と医師は言った。
まあその通りだ。良くなりゃそれでいい。原因菌なんて分からないままで構わない。
続けて、
「ただ、酸素吸入をやめると酸素飽和度が下がるので、もう一日入院したほうが良い。酸素外して、飽和度が95以上あれば退院。今日、一般病棟に移して良いわ。」
何が良かったのか、ちょうど自力で自然回復しただけなのか分からないけれども、大事に至ることなく寛解しそうでホッとした。
マシュマロちゃんは、不安で何時も僕に側に居て欲しがった。僕は何をする訳じゃないけれど、仕事よりマシュマロちゃんが大事なので、出来るだけずっと側にいた。多分、僕の株も上がったことだろう。
この間、いちご園は放ったらかし。従業員任せだった。
CCTVで見ると、カオヤイの方はお客さんが多く、今日は4人で格闘しているみたい。
良い従業員を持った経営者は幸せ者だ。
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