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カオヤイショップの新築2

(カオヤイショップの新築1はこちら

丸二日目掛けて掘った穴に、水平を取ったステコンを入れた。

あとは、コンクリート柱を投入して数センチ位置調整をすれば柱が立つ、筈だった。

その夜、友人から電話がかかってきた。

「コンクリートで柱を固めるのはちょっと待て。明日、社員の助っ人を数人連れて行くから、それまで何もせずに待て。」

とのこと。

丁度カオパンサーの連休で仕事がないらしく、溶接や内装の上手い社員の時間が取れるので、迷惑じゃなければ1泊くらいで手伝いに来れると言う。

迷惑な訳がない。

どうして僕のいちご園の新ショップなんかの為に、わざわざバンコクから来てくれるのかは不思議だが、鉄骨は僕には未経験領域で出来る自信がなかったので、彼からの電話は天の助けのようだった。

「あれは三年前」、いや二年前かな? カオヤイ農園を新たに開こうとしていた時、やはり彼は凄腕タイ人を送ってくれた。そのお陰で、立派な(当時としては自慢の)ショップが出来たのだった。

その凄腕タイ人を含めて数人連れてくると言う。

翌朝、僕は住込みワーカーと二人で、固まった捨てコンが入った穴にコンクリート柱を打ち込もうとした。なんとか二人で穴の側までコンクリート柱を運べたが、柱の足が穴の向こう側につっかえて、どうにも立てられなかった。

一度は、柱の重さで押し倒されそうになって、身の危険を感じた。

勢い良く打ち込めば入るとタイ人ワーカーは言うが、そのまま反対側に倒れてヤバイことになりそうだった。

「駄目だ! 二人じゃ無理だ。このまま助っ人が到着するのを待とう。」

ああ情けない。何にも出来ない。助っ人を連れて行くから待てと言った友人は、僕だけじゃ何にも出来ないこと分かっていたのだろうか。

そのうち、彼と助っ人3人が到着した。

僕は手書きの設計図を見せて、どんなショップを作りたいのか、寸法はどのくらいか、今ある材料は何かを説明した。

僕がしたのはそれだけ。

あとは、その四人が全部やった。

先ず、柱を一本入れて、それを基準に別の柱の位置を割り出した。そんなことは昨日済ませておいた筈だが、やっぱりずれていた。

しかし、「こんなずれた基礎じゃ作れない!」とは言わない。ずれた穴をさっさと拡張修理し、横位置と垂直を取りつつ、9本の柱が建った。

柱が立つと新ショップのイメージが膨らむ。

柱の上下は、こういうふうにコンクリート柱とボルト締め。

友人と助っ人達はカオヤイに一泊した。新築エアコン、シャワー付きツインで、一泊500バーツとお手頃。汚い僕の借家ごろ寝するよりは快適だろう。セブンも隣にある。

もう一つ隣にあったのは、これまで僕は見向きもしなかったスクラップ屋。友人が窓から外を覗いてみたら、窓の下にはスクラップ屋。そこに古い鉄骨材が幾らか置いてあるのを見つけた。

僕は、新品の鉄骨を買う以外の方法は思い付かなかったが、中古の鉄骨でも、目立たない場所なら全く問題なく使えるらしい。色を塗ったら、新品も中古も同じ。一見、錆だらけで見苦しくても、切ってみると断面は大部分きれいな銀色の金属面で、表面がほんの僅か錆びているだけで、強度は同じ。それでもって、価格は半額近い。

それで、そのスクラップ屋から使えそうな鉄骨を3000バーツ程買い込んで現場に運んだ。

買い付けから積込み迄、テキパキと働く助っ人達。

その中古鉄骨が随分役に立った。

それでも、作り始めると、何かと予定外のニーズが発生して、何度も鉄骨の追加購入に走らなければならなかった。

床の鉄骨張り。

ファイバー入りセメントボードを張る予定だと言ったら、そのサイズが楽に受けられるように梁幅を調整して溶接してくれた。柱の周りにも鉄骨を巻いてくれたし、梁の中心にたわみ防止の支えも入れてくれた。このように、当初考えてなかった所に鉄を使ったこともあって、結果的に、初めに用意した鉄骨の三倍量位使うことになった。

暗くなる迄続く溶接作業

僕のワーカーは過去現在を含めて、お昼の11:40か45分には勝手に引き上げて昼食を摂り、その後13:00迄昼寝。時には起こさないと13時になっても起きないこともある。

これに対して、友人が連れて来た助っ人(友人の会社の社員)は、

もうお昼の時間だから食事にしましょう、と声を掛けても、

「はい、これのきりが付いたら。」と言って作業を続け、昼ご飯を食べ終わったら、直ぐにまた仕事に取り掛かる。

夕方も然り。仕事のケリを付けるまで止めようとしないのは、経営者が立派だからか。僕は失格みたいだ。

予定の二日間が終わり、ありがとう、助かりました、あとは僕らでやります、となる筈だったのに、

「このままじゃ中途半端で気持ちがスッキリしないので、明日もやらせてください。」

と言ってきた。助っ人達は、社長がそう言うなら仕方がないか、じゃなくて、言われなくてもそうするつもりだったという感じでやる気満々。有り難いのと申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

正直、未だ難しそうな箇所が残っていて、僕らだけで出来る自信はなかったので、とても助かった。

助っ人は、夜の間に近所で一番安い屋根材屋も探しておいてくれた。

ここを切れ、ここに釘を打て、といちいち指示しないとまともに出来ない我がワーカーとは大違い。ここ迄育てるのには数年かかるだろう。

彼らの仕事ぶりを見て、我がワーカー達は少しは教育されただろうか。

4人が乗って作業しても、殆ど揺れない。

僕は未だ買った溶接機使ってないぞ! 見てただけ。

今回の作業終了。イエーイで記念撮影。

お疲れ様でした。ありがとうございました。

ちょっと突貫工事だったけど、2泊3日で主な骨組みが完成した。

想定より立派なショップになりそう。数年どころか、15年でも使えそう。骨格を活かして住居にもなりそうなくらい。

そんなに長く、ここでいちご園をやることはないかも知れないが、もう二度と取壊し、新築の繰り返しはしなくて済みそうだ。

一歩も二歩も抜きん出たショップのお陰で、客足が2割も増えてくれたらきっと元は取れる。それに、いちごの時期以外にも、コーヒーや他のドリンク、フルーツ等を売れれば、シーズンオフの収入にも繋がるかも知れない。

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良かった

ブログを読んでてショップの建設はヒヤヒヤもんでした。良い友人がいますね、ハムケンさんの人徳だな。ここまで助けてくれる友人が素晴らしい。
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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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