信じやすく疑い深い日本人
世界2大馬鹿首脳同士の会議が成功裏に終わって、殆ど涙物の感動と希望を世界に与えてくれた。
しかし、日本だけは違う。
「どうせ何時ものように、ちゃぶ台返しがあるに決まっている。」
政府も一般ピープルもそう思っている。僕もそう思っている。
何しろ、ちゃぶ台返しを最も得意とする二人の会合だから、信じられる人が信じられない。
かく言う僕も、その他大勢の普通の日本人と同様に、人を簡単に直ぐに信じる。特に信じるに値する証拠が無くても、ある日ある時、特段の根拠なく、
「あいつは信用出来る。僕を簡単には裏切らない。」と感じ、信用してしまう。
日本においては、その感は90%当たっていて、それが社会を上手く回している。
だけども、それは海外では通用しない。
そういうことを事前に十分学習していたはずの僕でも、タイ人にはことごとく裏切られた。裏切られたと感じるのは自分の勝手で、実は初めから信用してはいけなかったのに勘違いして信用してしまった 当然の結果だっただけだ。
そして日本人は、僕を含めて、一度裏切られると二度と信用しない。
一度失敗すると、這い上がりにくい社会の理由ともなっていると思だから、絶対に信用を失うような行為をしてはならず、それが強いストレスの元になっている気がする。
ともかく、日本は北朝鮮に何度も裏切られてきた。だから、多くの日本人は、今回の首脳会談声明の言葉だけでは、1%たりとも信用出来ないのだ。
世界で最も信用出来ない二人の首脳会談など、信用出来ない方に100万円掛けてもいい。
そう言えば今日、左官道具屋で買物をしていた時、レジの女性から、
「携帯が何か言ってるわよ。」と教えてくれた。
気付かずに不本意にこちらから電話してしまったらしい。
こちらから掛けたのに、
「あんた誰?」と聴くと、何とトムだった。
「あなた今何処にいるの? 日本? それともタイ? 未だノンタブリに居るの?」
「はあ! 何でお前なんだ!? お前には居場所は言わない!」と答えたら、笑っていた。
「じゃあ、またね。」
とトムは言ったが、居場所を教える時は、とことん痛めつけてやる準備が出来た時だ。