除草は苦労の始まり
カンボジアからタイに戻って、早速の仕事は除草。
雑草のみならず、本家のいちご株にも枯れてもらわないといけない。
カンボジア旅行中、カオヤイもワンナムキアオも雨がとても降って、紅はるかには良かったが、雑草にも良かった。お陰で、雑草の背丈はいちごを超えて、我が農園は雑草園と化した。
除草は今日で3日目。でも、未だカオヤイが終わらない。もうすでに、グライフォセートを200リットルタンク5杯半分も散布したのに。
理由は、
1 朝寝坊
2 夕立
朝寝坊は許して貰うとして、悲しいのは夕立。
いつも午後の部の除草剤散布が徒労に終わる。
空を見ながら仕事をするのだが、夕立の予想はいつも外れる。
昨日は大きな積乱雲が昼から立ち上がったので、雲の動きを注意深く見ていたが、雲はこちらには寄って来ず、夕立はやり過ごせると思った。夕立は、500メートル外れれば幾ら向こうで稲光が走ろうが人畜無害である。その時も外れると思った。ところが、急に雲がこちら側に降りてきて、そろそろ雨だから除草剤散布を終わりにしようと思った矢先に、急に土砂降りになった。
それから1時間も降り続き、バケツに10センチもの水が溜まった。カオヤイ農園の水路は濁流になり、何十トンもの水が溜池に流れ込んだ。
午後から2時間かけて散布した除草剤は、見事に流され、僕たちの努力は文字通り水の泡となった。
こんな日が続くのである。
今日は、マシュマロちゃんはやる気をなくして、ベッドでうだうだ。僕一人でカオヤイ農園に行って、紅はるかの周りに除草剤を散いたが、お昼には夕立となり、虚しく帰還した。
未だ、昨日今日のやり直しと、トイレからラムタコーンの取水ポンプ迄の道の除草が残っている。
それが完了すれば、今度はワンナムキアオ。
草取りは果てしなく続く。