今日の虫達
世の中には昆虫マニアが結構居て、僕のブログを見てカオヤイの昆虫を見に来た人も居る。
ここで生活していると、否応なしに昆虫達と遭遇する。中でも、最もポピュラーなのが、蚊、蠅、ブヨ、蟻の類で、身近どころか僕の身体との距離がゼロになること一日100回以上。
そういうのは虫(無視)して、僕があっと思った虫達を紹介。
大きなアゲハ。腹がピンクのはよく来るが、頭に白い斑点のはそれより少ない。店先のブーゲンビリアの蜜を長いこと吸っていたのでパチリ。
パッションフルーツ(時計草)の花に集る蜜蜂。いちごに来る蜜蜂とは違う。
蜜蜂が居ない花は居ないが、いる花には何匹も集まっている。
既に30個以上のパッションフルーツが成っていて、あと数週間で収穫出来そうだが、まだまだ次々に花が咲いている。
カミキリムシ(体長2.5センチくらい)
ショップにカブト虫は来るが、クワガタが来たことはない。小さい虫は、皆ヤモリの餌食になる。
交尾中のカミキリムシ(体長1.5センチ)
多分ショップの木を食って出て来た。何百匹も居る。
ユーカリの皮と木部の間をすかすかにする。だから、2年で建替えなきゃならない。
ミバエ
ファッカーオというカラスウリのお化けに卵を植えつけに来た。お尻のトゲをフルーツに刺して卵を産み付ける。
お化けカラスウリは、実が熟すと中がウジだらけになる。ハエの仲間だから、ウジはまさにハエのウジそっくり。違うのは、危険を感じるとぴょんぴょん跳ねること。手も足もないのに、身体を急に反らせて数センチからたまに30センチ程跳ねる。ウジが跳ねてこっちに跳んでくるのでゾッとする。
実は、このウジが3月にいちごに大量発生して大被害を被った。カオヤイ農園はまだ軽かったが、ワンナムキアオのマシュマロいちご園や、妹さん夫婦の農園では完熟いちごの8割にウジが入って大変だった。未熟いちごには入ってないか、若しくはウジが小さくて見えないのかよく分からない。
大きくなると1センチ位になるウジ入りいちごを食ったら、口の中でぴょんぴょん跳ねてゲロゲロになること間違いなし。小さいうちは食べても気が付かないことが多い。
ウジ入りいちごの見分け方は、小さな穴が空いていて、その付近が柔らかくなっていること。注意して選別しないとウジ入いちごを売ることになる。
フルーツの中にウジは潜っているので、農薬は効かない。
千葉のいちご農家に聞いたら、ミバエは硫化水素に集まってくるので、傷んだいちごを丁寧に片付ければ直ぐに居なくなるとのこと。
だけど、それが出来ないんだな。採りきれずに傷んだいちごの量が多過ぎて。多分、5人日雇いを雇って一週間かかる。すると、また新たに腐って来るので手に負えない。
それとウジ入いちごは、ビニール袋に入れてゴミに出すこと。農園の近くにぶちまけるだけだと、そこから親バエが出てくるので注意。僕らはそこらへんに捨ててた。
女郎蜘蛛の一種か
この蜘蛛の巣が頭や顔に引っかかるとなかなか取れない。
タイ人は、蛇やムカデは見つけると殺すが、昆虫を殺生することはあまり無い(蚊、蝿、蟻、ゴキブリは別)。