マシュマロいちご園終了の始まり
終了パーティが終わったワンナムキアオのマシュマロいちご園だが、いちご園の営業はまだ終わっていない。
平日はお客さんがもう来なくなって、余りお店を開く意味はないのだが、いちごは沢山なっているので、カオヤイ農園の店頭で売るためのいちごを供給している。
先日、住込み夫婦も田舎に帰っ行った。
その日、僕は後片付けとCCTVのチェックの為、久々にマシュマロいちご園を訪れた。
BGMを鳴らすスピーカーや、噴霧器、まだ使える農薬などを納屋にしまい、ゴミを燃やした。
一つの季節がまた終わった。
あれは三年前、マシュマロいちご園にする為の土地を訪れた時、オレンジ色の甘酸っぱいフルーツが沢山成っていた。
その翌年も良く翌年も三年前程成らなかったが、三年目の今年、また豊作になった。
三年前に比べて、少し老けた気がする。
あの時は、いちご栽培なんてどうやるのか見当も付かなかったが、妹さん夫婦のお陰でマシュマロいちご園は三期を無事終えることが出来た。
今期は生産性倍増を目指したものの、それは果たせず、ほぼ定常状態に終わったが、一つの足場は創れたと思う。
ゴミの片付けの際に、足元でガサガサ音がして、繁殖期でブルーに染まったカメレオンを見つけた。動作が鈍く、触らずにペットボトルの中に捕獲することが出来た。
見ると、尻尾と足が負傷している。体長30センチ位。噛む力は強い。
去年の今頃、カオヤイで真っ青に染まった同じ種類のカメレオンがいた。ネズミ捕り用の籠に入れてみたが、すっかり発情色の青が消えてしまったので、逃してやることにした。指が再生中。
翌朝、少し青色が戻ったのがいちご園を彷徨いていた。
競合が増えてお客さんが取られているマシュマロいちご園を来期どう盛り上げるか、これから1ヶ月ほどかけて考える。分かっているのは、コーヒー、スイーツショップを併設することだが、まだ全体イメージが固まっていない。