生肉とうんち食った:マイウー!

昨夜はマシュマロちゃんの兄貴のいちご園終了パーティーだった。

そこで、例によってブタの生贄が精霊に授げられた。

この辺りの背景、詳細は去年の記事にも書いた。

生贄を捧げるのは、タイの仏教ではなくて、モン民族の精霊信仰による。

こちらが今年の生贄のブタ

去年より大幅に値下がりして、71kgで3500バーツ。安いと思う。昨年は65kgくらいで5000バーツだった。

ブタの飼育環境は農家の庭で衛生状態は余り良くない。

手足口を縛られ、にわか作りの神棚の前に寝かされる。神棚も白い飾り紙も日本のものと似ている。

男たちに押さえられ、首元から心臓にナイフを入れる。

この鮮血が重要。

食用としても後で述べるラープの材料に欠かせない。

心臓を刺して約2~3分で絶命する。

バーナーで体毛を焼き、鍬で焼けた体毛と皮膚を削り取る。

あとに残るブタの身体は、肺以外は余すところなく使われる。

以前も書いたが、こんなふうに生贄を殺した時だけ食べられる絶品料理がある。

ラープ·ムーという生肉料理だ。

生肉と生血を混ぜて、包丁で叩いて細かくする。

これに茹でた肝臓を細かく切って混ぜる。流石に生の肝臓はサルモネラ菌が入る恐れがあるので茹でたものを使う。

いろんな香辛料を混ぜて、ハイ出来上がり。

日本じゃ絶対食えない生肉料理。ここ迄絶命してから一時間強。

生肉の食感がたまらない。ズバリ絶品である。

見た目気持ち悪いが、本当に美味しい。ちょっと辛いが。

肝臓の茹でたものも腰があって美味い。甘いのだ。

肉も最高! こんなに美味しい豚肉は、肉屋じゃ手に入らない。普段よく火を入れて肉を食べるモン族も、この時はメデイアムくらいの焼き加減でも食べる。脂肪の部分も弾力性があって、しつこくなく、普段の豚肉とは別物。

それから、もう一つ美味しいのがこれ。

左下のやつ。小腸だが、中には行っているものが美味しい。

そこで聞いてみた。

「この腸の中には何を詰めて焼いているんだい?」

「何にも詰めてないよ。」

「だけど、うんちを良く洗い流してから焼くんでしょう?」

「洗ってないよ。」

「ええっ、じゃ中に入っているのは?」

「うんち」

びっくりした。

小腸の上の方(胃に近い方)で、豚を殺した時だけうんちも食べられる。で、そのうんちが美味い。元はふすまのようなものだが、それが部分的に消化されて実に美味しいのだ。うんち臭さは全くない。

連日の宴会

僕は7時でお先に失礼したが、カラオケ宴は深夜迄続いたそうな。

兄さん夫婦は数日後チェンマイに帰る。あと10日で3人目の子供の出産予定日なのだった。

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