チェンマイにて

昨夜、チェンマイ近郊のメーリンという街にあるマシュマロちゃんの兄の家に着いた。今年新築した家で、今はお母さんと娘二人が住んでいる。

僕らから100万円近い借金があるものの、いちご事業のお陰で、母や家族の為の家が持てた訳で、全国を行商していた数年前からは大きな前進と言える。

因みに、日本の僕の家より土地も床面積も広い。

価格は6分の1だけど。

その家に泊まって、今日はチェンマイで諸々買い物をした。

先ずは肥料。

12月までの分しか買ってないが、妹さんの分も入れて、約18万円。

リン酸カリのバッファーに尿素と微量元素を加えた完全溶解の肥料で、各結晶成分はイスラエル産。いちご用には、リンとカリが多いので他より高い。かなり高価だが、これを使うと甘くなる。ナコンラチャシマには無いので、ここに来ている。バンコクのラップラオにある肥料問屋にはあって、マシュマロちゃんの大学の友人が務めていたが、最近辞めちゃったので残念。彼女には11月から手伝いに来てもらうかもしれない。

次に農薬。

これはパクチョンにもあるものばかりだが、皆さん成分は知らずに、経験と商品名だけで買っているので、買い慣れた店で買いたがる。開花促進のボロンやマンガン、亜鉛の溶液は、ほとんど同じ成分なのに三種類も買った。僕が同じだから3つも買わなくていいよと言っても信じない。まあ、安いから良いが。

彼女たちがスリップスに効くと信じて使っていたバイエル社の高い農薬は、実のところダニには効くがスリップスには効かないことは去年僕は知ったが、それを言っても彼女らは信じない。

「これスリップスには効かないから買わずに、代わりにこの抗真菌剤を買った方がいい。」

と勧めたら、お店の人が、

「お客さんはもうダニサラバ買ったからこれは要らないよ。この日本人が言うように、これはスリップスには効かない。こちらの抗真菌剤はよく使われてますよ。」

と言って、真菌による病気の写真を見せてくれた。まさに去年、年末にいちごを痛めた病気の写真を見て、

「ああ、これこれ。これの薬ね。じゃあ買うわ。」と納得して買った。

僕の言うことは信用しないが、店の人の言うことは信じる。生物名も化合物名も作用機序も、専門用語過ぎて僕は説明出来ないし、出来たとしてもそれを理解するだけの教養がないのだから、仕方がない。

こちらはこれでも化合物名を見て判断しているのだが、有機化学専攻の学士以上じゃないとチンプンカンプンだろう。

農薬に関しては、僕単独でパクチョンで調達できるので、ひとまず良しとした。ここでの散財は、8万円程。

続いて、装飾用の赤い布傘。16000円也。

何だか知らないけれど、以前からいちご園のシンボルとして使っている。乾季の青い空に真っ赤な布傘はよく映えて、いい風景を作ってくれる。

最後は、乾燥いちご。

約1トン仕入れて、約10万円。

タイの華僑は、古い漢字を使うので台湾語と同じ。

未だ、いちごジュースもいちごワインも買ってないが、財布が空になり、車の荷台が1杯になったので、ここまでとした。

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Comments

Re: 日本にもありそうな家

全体的には似た形です。でも細部は大違い。基本コンクリート製で壁構造はなし。床は洗えるように大理石のタイル。
濡れると滑って超危ない。

日本にもありそうな家

お兄さんの家は普通っぽいですね。

日本でもありそうです。
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