だからムーカタ2
ワンナムキアオのマシュマロに来た新しい住込み労働者は順調に動き出した。
モン族らしく良く働き、細かい指示がなくても自ら考えて動くので、僕はとても安心した。土壇場になってマシュマロいちご園を世話する人が確保出来て有り難いばかりだ。
彼らは、天空の畑でキャベツやトマトを作っていたが、キャベツの値下がりが激しく、働いても働いても全く稼ぎにならないため、僕らのいちご園に来た。旦那は向かいのいちご園を営む2組の夫婦の弟さんの方の実の兄で、色白長身で27歳。妻の方は、カオヤイで住み込みの17歳妻と同郷なのだそう。
昨日は、我らがスタッフ総勢6名で、マシュマロいちご園のウォーターシステムの端末点滴部分を補修した。
僕を除いた5名は良く働いた。僕はパーゴラへのウォーターシステムの新設と、D-Max号のオイル交換をしただけ。
翌日から、マシュマロちゃんと妹さんとその子供と一緒にチェンマイの天空の村に帰るためだ。
チェンマイでは肥料その他いろいろ買い物をして、一日遅れで到着する男達と合流して、カオヤイ農園などに植えるいちご苗を取ってくる予定で、3日程留守にする。
だから、夕食はカオヤイスタッフでムーカタにした。
ここのムーカタは美味い。ビールも進んでいい気分。
17歳妻はこの日初めてビールを飲んだ。あっという間に3杯飲んで、お酒に強い体質であることが分かった。
今どき珍しい1リットルガラス製コーラボトル
食事中に物凄い雷雨になった。風と稲光と雷鳴も凄かったが、雨の量が尋常じゃなかった。4年タイに住んでいるが、これほどの豪雨は滅多にない。冗談なしで毎時200ミリいってるんじゃないか?
落ちてくる水の量が日本の雨の比じゃない。
屋根があるのに雨に濡れるので、2回もテーブルを移動した。
雨樋からの水は滝の様。1分で200リットルのバケツが一杯になる。
こんなに多量の水が空に浮かんでいたなんて信じられない。
あと3週間程で雨季が開ける。