チェンマイ大学シラパート·メデイカル·センターで健康診断
マシュマロちゃんのお母さんが、どうも体調が悪いらしく、心配したマシュマロちゃんは一週間も僕や農園や従業員を放ったらかしにして、チェンマイに帰っていた。
田舎の診療所にお母さんを連れて行って診て貰ったが、血液検査はおろか血圧さえも測らず、当然何の診断も出来やしなかった。
そこで僕は、
「その日のうちか、せめて翌日には分析結果が出るちゃんとした病院に連れて行け。結果さえ出れば、後は僕が何とかする。」
偉そうに豪語。その結果、マシュマロちゃんは、チェンマイ大学医学部の教授らが実質運営するシパート病院(Sriphat Medicam Center)にお母さんを連れて行って、所謂人間ドックに入れた。
チェンマイ大学の医学部は由緒ある学部で、タイでも有数のレベルを維持している。チェンマイ大学の医学部附属病院であるスアンドック病院(花園病院)では、超安価でレベルの高い診療が受けられるということで賑わっているが、昔の日本の大学病院みたいに3時間待ち3分診療になりがち。
Sriphat Medicam Centerは、国際レベルのState of the Artの医療を提供すべく設立された病院だが、バンコクの私立病院より良心的な価格でやっているとのこと。
彼女が母親に受けさせたプログラムはこれ。
検査項目は下の通りで、日本の人間ドックに相当する。
女性用なので、子宮頚がんや卵巣がんの腫瘍マーカーも入っている。
タイ語、英語の他、パンフレットに日本語でも検査項目が書かれていて驚いた。
それで、肝心の費用は約10,000バーツ。
同程度の検査項目を持つ日本の人間ドックよりも安い。
血算、血液生化学検査の結果は、ラボが院内にあるので、2時間程で出た。これには驚いた。
流石に、子宮頸部の細胞診は数日掛かる。
乳がんのマンモグラフィや触診がないのも(オプション)合理的だ。
結果はタイ語と英語で記されていて分かりやすい。
マシュマロちゃんのお母さんの場合、高血圧や糖尿病は全くなかった。それすら、今回初めて分かったことだ。
卵巣に何かしら大きいしこりが見つかったが、卵巣がんの腫瘍マーカーであるCA125は正常。心電図はやや徐脈。どうも数日前に軽い膀胱炎を起こしたかも知れない程度で、あとは食事療法でいけそうな範囲と見た。
ともかく、それなりのお金は掛かるが、ちゃんとした人間ドックが出来る病院だった。
とは言え、多分交通費を加味しても、バンコクの有名私立病院やるより、かなり安く済むのではないだろうか。
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